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  シネマ・ミュージカル・コンサート

お久しぶりのドイツ語圏情報です。
そろそろいい加減更新がなさ過ぎて見捨てられてそうですが、大変面白い情報が入ってきたので。

9月にシアターオーブで上演されるシネマ・ミュージカル・コンサートですが、追加の出演者が決まりました
ウィレマイン・フェルカイック(Willemijn Verkaik)
長いことお名前が読めていませんでしたが、ドイツ語圏以外でも活躍中、ドイツ語圏ではエルファバ(ドイツ初演ファーストキャスト)や映画版「アナと雪の女王」のエルサで名前が知られています。

急な来日の知らせに驚いていますが、またとないチャンスに喜んでいます。

ドイツ語圏情報としては、ザンクトガレンでTdV初演が決まり、伯爵以外のオーディションが行われたとか(公式発表はありませんが、場所が場所なので伯爵はあの人よねという空気)、M!ウィーン版のDVDがまもなく発売されるとか、年末にウィーン版M!の上海公演があるとか(主演続投以外のキャスト未定)、Blickpunkt MusicalがTdV特集号を発売するとか細々ありますが、また気が向いたら書きます。


欧州大陸側来日
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(2016/06/11(Sat) 03:01:47)





  Thomas Borchert(トーマス・ボルヒャート)とSabrina Weckerlin(サブリナ・ヴェッカリン)個人的おすすめCD

忘れもしない3月の発表から楽しみにしていたフランク&フレンズも終わってしまいました。
公演自体が楽しかったのはもちろんですが、いろんな人にお会いできたことや、公演を楽しみにするまでの時間もとても楽しいものでした。

ちょっとまだ幸せでふわふわした気分なのですが、その勢いのまま、走り書きになってしまいますが、ThomasとSabrinaの声をもっと聴きたい!という方のためのCDを並べてみます。
リンク先は普段私が利用しているドイツのミュージカルショップSound of Musicになります。
一応日本語でもお買い物できるようです。

○Thomas&Sabrina
アーサー王
 アーサー王の物語。
 ThomasもSabrinaも出演してるしワイルドホーンだし、言葉が分からなくっても聞き流してるだけで楽しいCDです。
 正直、公演自体もコンサートの割にはストーリーあったねくらいのものなので、ストーリーの全容を知らなくっても聞いていて十分楽しめると思います。
 お気に入り。
 二人が出演してるものとしてはNext to Normalもありますが、こちらはストーリーがしっかりしすぎてるので、作品を知らない人にお勧めしていいのか少し迷うところです。

Thomas
CDがけっこうたくさんあって迷うのですが…。
If I Sing
 ソロCD。
 彼が演じたことのある役から一曲ずつ入っている…という感じです。
 原語にこだわってるため英語中心なのが残念ですが、演じたことのある役ということで歌い慣れている感じが素敵。
 ミュージカルCDとしても大変魅力的で、Thomasファンには持っていていただきたいCD。
 ソロCDとしてはStrictly Musical Liveがライブ録音でとてものびのびしていて好きなのですが、音響が悪いのが残念です。
 
Frank Wildhorn & Friends
 大阪でも東京でも開演前等に流れていたのに会場で売ってなかったのがむしろ謎なCD。
 ウィーンのF&FのライブCDで墓の中に入れたいくらいにはお気に入りのCD。
 全部英語。
・Tanz der Vampireとモンテクリスト伯
 Thomasの代表作はTdVのクロロックだと思いますし、モンテクリストは彼のための作品なので、作品のCDを買うとしたらこのふたつかなと。
 TdVは全曲入ってる公演版とノリノリで楽しいコンサート版があります。
 モンテクリスト伯はキャストのやたら豪華な英語版と公演時のキャストのドイツ語版があります。
 どっちがおすすめかと聞かれたら、気分次第で聞き分けてるので両方お勧めという役に立たない回答を返します(ファンですので)。

Sabrina
女教皇
 ドイツオリジナル作品。
 輸入されている作品と比べると曲がいまいち単調ですが、彼女のための作品。
 主演なので彼女のいろんな側面を聞けるのが楽しいです。

コルピングの夢(DVD)
 上記と同じプロダクションの作品。
 残念ながら主演ではありませんので登場時間は長くありません。
 どちらかというと「脇で主演を支える」役。
 再生方式が違うのでテレビでは見れませんが、PCでは再生可能です。
 正直作品としてお勧めしづらいところもあるのですが、歌だけでなくちょっとした心の機微を演じるSabrinaが見られるので、そこだけでも見ていただきたいなあと思ってしまうのです。

とりあえず走り書きですが、いま思いつく限りということで。
最近発売されたMozart!ムーランルージュはこれから買います。


欧州大陸側来日
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(2015/12/28(Mon) 00:54:21)





  Thomas Borchertファンが勝手に語る「モンテクリスト伯」

注)ストーリーについて若干ネタバレあり

「モンテクリスト伯」は日本でも上演されていますが、一応、
東宝版のあらすじは以下の通りです(公式サイトより引用)。

---------------------------------------------------------

19世紀初頭、フランス皇帝ナポレオンがエルバ島に流された頃。
港町マルセイユで育った航海士エドモン・ダンテスは瀕死の船長を救うためエルバ島へ上陸する。
だが、それは宿命的な上陸だった。

マルセイユでは、今まさにエドモンと婚約者のメルセデスが婚約披露宴を行っていた。
メルセデスの従兄であるフェルナン・モンデゴは、エドモンの友だったが彼を憎んでいた。

モンデゴはメルセデスを手に入れるため、会計士のダングラールと共謀し、エドモンを罠にはめる。
検事のヴィルフォールは、ナポレオンの手紙の相手が自らの父と知り、謀反罪をでっち上げ、エドモンを獄に幽閉する。
牢獄でエドモンは、無実の罪で投獄されていたファリア神父に出会い、脱獄の機会を共に狙う。

そして、財宝を手に入れたエドモンはモンテ・クリスト伯と名乗り、復讐を開始するが・・・。

---------------------------------------------------------

だいたい1幕の流れがこんな感じです。
1幕の最後に歌われるのが「Hölle auf Erden(地獄へ落ちろ)」。
財宝を手に入れ、「モンテ・クリスト伯」となったエドモンが自分を陥れた人たちの成功を知り、彼らへの復讐を誓う歌です。
ドイツ語の歌詞を抜粋するとこんな感じです(間違ってたらごめんなさい)。

この世の地獄をもたらそう、最後の晩餐を味わうがいい。
草刈り農夫は収穫を終えた。
おまえたちの罪を清算するときだ。
この地獄に慈悲などない。
冷たい血で濡れている。
石のようなおそれと痛みに満ちている。
許しや心などない。
あるのはただ私の正義のみ、アーメン!

さて、この後の展開ですが、原作と全く違う終わり方をします。
ネタバレ・・・というか、キャストを見ていただければ分かるのですが、物語を進める上でいなくてはならない人がいません。
そんな、「原作とは全く違ったところでまとまる物語」として割り切って楽しむと、なかなか楽しい作品です。

そんなわけで、2幕の展開は実際の舞台でお楽しみいただくとして、クライマックスの話。
「Der Mann, der ich einst war(あの日の私)」は許すことによって救われる歌です。
つまり、上記の通り自分を陥れた人たちを地獄へ落とすことしか考えていなかったエドモンが、許すことによって自分が救われる。
憎み復讐をすることでなく、許すことに救いがある。
よくある、けれど普遍性の高いよい物語だと思います。
(それがうまくシナリオでまとまっているかはともかく)。
ちょうど「Hölle auf Erden(地獄へ落ちろ)」と対になる、「答え」というべき曲だと思っています。
歌詞の抜粋は以下の通り(間違ってたらごめんなさい)。

苦しみなどない。
自由で、今は癒された。
星よ示してくれ、故郷へ戻れるように。
私の心は目覚め、再び感覚を取り戻した。
かつての私のように。

※作品と歌の雰囲気を感じてもらっていただけたらなくらいのもので、特に他意はないです。


欧州大陸側来日
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(2015/12/13(Sun) 23:30:00)





  Sabrina Weckerlin(サブリナ・ヴェッカリン)とスポットライトミュージカル(その1)

 国外のミュージカル俳優を紹介するとき一番確実でわかりやすいのが「日本でも上演されているこの作品でこの役をやった」という紹介の仕方ですが、前も述べたようにSabrinaはこれがとても難しい。彼女が出演するガラコンサートなどを見ていると彼女は確かに評価されているのが分かるのですが、とにかく輸入作品への出演が少ない。ウィキッドに出演したのは2008年のことですし(ドイツ語圏初演キャストコンサートのサイトで言っていますが、ファーストキャスとではないです)、MAも同じくらい古い話です(2012年の公演の時も出演はしてましたが)。最近出演したものと言えばN2Nのドイツ語圏初演くらいでしょうか。

 彼女がよく出演するのは初演作品、そしてオリジナル作品がとても多いです。MAもN2Nもドイツ語圏では初演でした。ワイルドホーンのアーサー王、それから今ミュンヘンで出演しているBussiもオリジナル作品です。そして彼女が一番出演しているのは「スポットライトミュージカル」というドイツのFuldaという地方都市のプロダクションの公演です。スポットライトミュージカルはこれまで6作品を作っていますが、そのうち5作品に出演し、うち2作が初演のタイトルロールです。来年上演予定の「メディクス」にも出演すると、先日発表がありました。私はスポットライトミュージカルはとても好きで何度も見に行ってるのですが、曲はワンパターンだし脚本も詰めが甘く、極めつけがテープ演奏と、なにがSabrinaを引きつけるのかよく分かっていません。ただ、観客としては、詰めの甘い脚本も彼女が血肉の通った人間にしてくれるので、大変うれしく思っています。

 少し長くなりますが、個人的趣味としてスポットライトミュージカルに出演していたSabrinaの魅力について語ります。ちなみに、このプロダクションの旗揚げ公演は「ボニファティウス」という作品で、Sabrinaも何度目かの再演で出演していてCDも数曲ですがあることにはあります。ただ、個人的にこの実在の宣教師「ボニファティウス」さんの樅を切り倒したエピソードが嫌いで嫌いでどうしようもないので、この作品についてはスルーさせていただきます。

 話はさかのぼりますが、私が彼女を初めて見たのは2005年、「三銃士」のベルリン公演でした。ただ、どんな感じだったかはPatrick Stankeのダルタニアンともども、きれいさっぱり忘れています。このときはエリザベート初演コンビPia&Uweのミレディとリシリューに魅了されていて、若いカップルのこととかわりとどうでもよかったです。次に見たのが2007年、ドイツのミュージカルプロダクション、ステージエンターテイメントのミュージカルガラ公演。Thomas BorchertとPia Douwes目当てに見に行きました。このときのSabrina正直、声が大きいことは分かったのですが、力一杯ぶん投げているだけで情緒もへったくれもない、たしかにすごい迫力だけど、声が大きけりゃいいってもんじゃないという感想で、あまりいいイメージはありませんでした。

 私の中での評価が変わったのが「聖女エリザベート」。実在の聖女の物語です。そのころドイツ語圏のCDをかなり片っ端から集めていたのですが、あまり派手ではないけど地味に堅実におもしろい演技をするChris Murrayが出演しているということにひかれてCDを買いました。物語は少しも聞き取れませんでしたが、聞いているうちになにか引きつけられるものがありました。そんなわけで物語を日本語で調べられる範囲で調べて、2009年、実際に見に行きました。「聖女物語」と言いますが、修道女の黒い服をまとった女性が愛を唱える作品、とは全く違います。あらすじはだいたい史実通りなのですが、Sabrinaのちゃきちゃきした現代っ子らしさが生きた作品だと思います。政略結婚であっても夫婦仲のよかった夫ルードヴィッヒとのラブストーリー、そして現代だったらNPO法人でも立ち上げてたんじゃないかと思うような働きっぷりが大変魅力的でした。Sabrinaってどちらかというと頭が良くって、強いかっこいい女性に見えることが多いです。しかしエリザベートはそんなに計算高くなく、不器用で、真っ直ぐだからこそいろいろなことを成し遂げられる反面、自分がどうすれば幸せになれるかを知らず、そして意図しないところで敵を作っていくタイプだと感じました。信仰の側面は言葉で語られたのかもしれませんが聞き取れるはずもなく、けれど彼女が「私はこれをやらなくてはならない」と真っ直ぐな目で語りかける姿には説得力がありました。宗教にはなんとなく懐疑的な私にとってはむしろ変に慈愛深き人に愛を語られるより「これが私のやるべきこと」と真っ直ぐな瞳で訴えかけてくれる方が理解しやすかったです。エリザベートは最期衰弱死なのですが、完全に弱り切ってぼろぼろで、それでも最期に迎えにきてくれた死別した夫の幻を見て、「自分は戦い抜いた」と誇らしげに笑う姿が大変大変愛らしく、ころっと彼女の魅力に落ちました。
 Sabrinaの声は相変わらずパワフルでした。でもパワフルなだけでなく、孤独や悲しさ、愛(夫への愛を含む)を伸び伸びと歌う姿にかつて感じていた「声は大きいけど情緒もへったくれもない」頃の面影はなくなっていました。パワフルだからこそ強さと弱さがコントロールできて、弱いシーンでも弱くなりすぎない。力強くかっこいいけど、かわいらしい側面もちゃんと見せてくれる。そんなところが彼女の魅力なのだと、そのとき感じました。

 まだぜんぜん語ってないのでとりあえず一区切りしてまた改めて語ります。

欧州大陸側来日
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(2015/12/12(Sat) 01:24:14)





  Thomas Borchert(トーマス・ボルヒャート)ってこんなひと(その2)

「Thomasとワイルドホーンの作品」という側面で考えたとき、真っ先にあげたい作品が「モンテクリスト伯」かと思います。
これはThomas自身が何度も言ってることですので私もファンとしてしつこくしつこく言いますが、この作品は彼のために作られた作品です。
スイスのザンクトガレンという都市で初演されました
彼ありきの作品らしく、CDは上演前に発売された英語版も上演後に初演キャストで収録されたドイツ語版も、タイトルロールは彼が演じています。
とても好きな曲が二つ。
一幕最後の「Hölle auf Erden(地獄へ落ちろ)」。
これは先の記事でも書きましたが、彼の歌い方をそのまま楽譜に起こしたような曲だと思っています。
怒りをたたきつける歌、とにかく派手ですし、彼が歌いたいようにのびのび歌える曲だと思うので、大好きです。
最後の「アーメン」の叫びまでノンストップ、アレンジも多く、聞いているだけでテンションがあがります。
もうひとつが物語のクライマックスで歌われる「Der Mann, der ich einst war(あの日の私)」。
ネタバレなしに語ることは難しいのですが、憎しみを忘れ許すことによって自分自身が救われると感じる曲。
彼の温かみのある声で語られる祈りにも似た歌。
「Hölle auf Erden」とは全く逆の、ジャン・バルジャンを当たり役とした彼のもうひとつの魅力を引き出す曲だと思います。
この曲は公演で見たあとウィーンのF&FのCDで聞いたのですが、さらに深みが増していて驚きました。
それまでとどまっていた世界がなにもない閉じた世界に思え、だんだんとそこから解き放たれ、広い世界に飛び立ち、生まれ変わる。
新しい世界は光で満ちあふれている。
たった一曲、作品でなくコンサートの中の一曲でそれを感じさせてくれる曲だと思うので、「今」彼がどこまで表現できるかという意味で一番聞いてみたい曲です。

それはそれとして、この作品は主演俳優の喜びと絶望、怒り、憎しみ、そしてそれらからの解放と、感情の振り幅が大きく、好きな俳優で見てみたい作品の一つと言えると思っています(縁あってThomas主演以外でも見ていますが、作品としてとても好きです)。

彼がオリジナルキャストをつとめたのはもうひとつ、「アーサー王」です。
こちらも初演はザンクトガレン。
Thomasはもちろん主演ではなく、魔道士マーリンです。
正直、最初のシーンで岩に剣を突き刺すことくらいしか派手なことはやっていません。
それなのになんか偉そうで不思議な力を秘めてそうで、ただ立っているだけでなにか風情があるあたりがさすがベテラン。
曲としては今回来日するモルガナ役のSabrinaと歌う「Begehren(欲望)」が本当に好き!
今回の来日コンサートで是が非でも歌ってほしい曲の一つです。
男女の二重唱ですが、もちろんラブソングではありません。
基本的には歌で殴り合うみたいな曲で、大変迫力があります。
コンサートでは歌ってくれないだろうなと思いつつ、「Die Ruhmreiche Schlacht(栄誉ある戦い)」はアーサーが運命を受け入れることを決めた直後の歌で、アーサー、ランスロット、マーリンと男性三人の重唱で大変かっこよい歌でとても好きです。
声の重なり方が本当に美しいんです。

ところで、この作品は原作を詳しく知らない私でも「これ絶対原作と違うだろう」というとんでもない展開の上、とんでもないところで終わります。
ワイルドホーンらしい派手で耳なじみのいい曲と日本人好みの題材だと思うので、是非日本で上演してほしい作品でもあります(そしてみんなで全力でストーリーにつっこみを入れてほしい)。

「ドラキュラ」は上記2作と異なり英語圏初演の作品ですが、ドイツ語圏初演は同じくザンクトガレンでした。
物語の流れ上、最初は初老でそのあと若返るのですが、私が見たザンクトガレン版はこの若返り後のビジュアルが余りに微妙すぎて、初老時代の方がよかったとか思ってしまった思い出があります・・・。
さて、初演キャストではありませんが、彼のために作られたと思える曲があります。
グラーツ公演でヘルシングを演じたUweと二重唱、「Zu Ende」。
「遊びは終わり」という感じで、こちらも歌で殴り合うみたいな曲です。
音域がかなり高めで、正直今のThomasとUweでは歌えるのか謎に思うほど、当時の二人のための曲でした。
同性の二重唱ってあまりありませんが、これは本当に迫力があり、ソロもいいけどとにかく二重唱部分の調和が見事で、耳が幸せで、ミュージカルが好きな人には是非一度聴いていただきたい曲の一つです。

最後になりましたが、ワイルドホーンの「ジキルとハイド」。
アンデアウィーン(エリザベート初演、再演が上演された劇場)で上演されたときに主演でした。
ウィーンで主演ファーストキャストはそれが初めてでした。
私はありがたいことにセカンドシーズンに見に行くことができました。
私にとってはドイツ語圏にこだわるようになったきっかけの作品です。
音楽(含むオーケストラ)も演技も演出も見事で、「ミュージカルってここまで求めていいんだ」と思ったことを今でも覚えています。
他の作品以上に曲だけで聞いた時と作品を見た時で印象が違う作品だと思います。
誠実でまっすぐで、まっすぐすぎて扱いづらい感じのきまじめなジキルとか、色気とは違うけどなにか獣じみた迫力のあるハイドとか、特にコンサートで求めるつもりはないです。
それでも何年も何年も歌い込まれた「時がきた」は楽しみではあります。
(「対決」好きなんですけど、さすがに難しいだろうなあと・・・)
「罪な遊戯」はSabrinaと歌ったらなんとなく殴り合う感じの曲になるだろうとイメージがわくので、ジャッキーと歌うとまた違う雰囲気になるのではないかと期待してます。

作品として携わったのは上記の通りです。
でも、ワイルドホーンのコンサートはフランク&フレンズやそのほかのもの、いろいろ歌っているので、きっと上記の作品以外もおもしろいだろうと信じています。


欧州大陸側来日
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(2015/12/06(Sun) 18:31:37)




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