観劇+αの日々
Kバレエ シンデレラ(2016/10/27)
シンデレラ:浅川紫織
王子:宮尾俊太郎
継母:ルーク・ヘイドン
仙女:山田蘭
★★★☆
オーチャードホール

 なにか特別悪い点があったわけではないのに、なにか盛り上がらず流れてしまった公演でした。
 まずオケが微妙に薄いかなあと思ったところからちょっとテンションが低かったのかもしれませんが、実は初めて見る浅川さんのシンデレラは大変美しくかわいらしく、見惚れました。ただ一つ思ったのは、等身大の大人の女性に見えた分、いじめられるシーンがきつかったかもしれません。神戸さんの方がどちらかといえばおとぎばなし的で、同じようにいじめられながらも心の温かさを失わない女性を演じていたと思うのですが、なんか見ている側としてのダメージが少なかった気がします。うーん、この辺りで物語に乗り切れなかったのかしら。
 蘭さんの仙女は見守る存在というよりはミステリアスな存在。特別な力があるのがよくわかる雰囲気。踊りも芯が通っていて美しい。春奈さんの薔薇の精は頭一つ抜けてるなあと思える美しさ。出てきた瞬間の華やかさ、足さばきの細やかさ。弾けるようなエネルギーが大変魅力的でした。井上さんのトンボは盤石、松岡さんのキャンドルは軽やか、井平さんのティーカップはコケティッシュでキュートでした。四人の精たちが揃って踊るところはとても好き。
 王子の友人たちはまさに盤石といった雰囲気。堀内さん、石橋さんは落ち着きまくってるし、篠宮さんも穏やか。山本さんはちょっと若い感じです。きらきらしてるというより佇まいが美しい人たちばかりで、そういうところがまさに「王子の友人」。一人一人の踊りが綺麗なのはもちろんですが、しっかり揃ってるあたりも見事でした。それにしても篠宮さんはバレエ教師もやっていたから大忙しです。バレエ教師は気品があるのにみょうちくりで大変楽しませていただきました。
 道化は盤石の酒匂さんと意外な本田さん。本田さんは若干大人しめではありつつもなんか妙な雰囲気が道化の衣装にマッチしていてなかなか面白かったです。
 宮尾さんはやはり踊りはまあそんな感じですが、中心に出てきた時の「王子感」はさすが。浅川さんのふんわりやわらかいシンデレラとぴったりくる優しく穏やかな王子。二人とも華やかで、やはり大変美しいペアです。

 最後になりましたが、招待客に絶賛応援中の吉岡さんと兼城さんがいたので注意力がそっちに持っていかれたことは白状しておきます。
ゆず
2016/10/28(Fri) 01:43:38

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