観劇+αの日々
ドイツ旅行の観劇まとめ
久しぶりの欧州旅行です。
のんびり旅行のつもりだったのですが、終わってみると観劇以外はだらだらしすぎてたいして観光もしてないような。
ただ、見たいものを見たという意味では満足度の高い旅行でした。
無茶して休みとったかいはありました。

・エビータ
四季版しか見たことがないのにこういうのもなんですが、なんとなくスタンダードなエビータ。
他にいうことがないかと言われそうですが、本当にスタンダードとしか言いようがない。
英語のツアー版でした。

・レベッカ
テクレンブルクの野外劇場で。
今回、Pia様出演ということでめちゃくちゃとりづらかったです、ホテルが。
本当は2回観劇したかったのですが、ホテルの方が取れずに1回のみ、でも2回見たかったです。
「影」を表現するような黒ずくめのダンサーがしみじみ謎だったり蛇足だったりしましたが、演出は全面的に楽しかったです。
よかったというか、やはり野外劇場という珍しいところでなにをどう使うかを見ているのが私は好きなようです。
今回はちょっと後ろの方からの観劇でしたので、全体を楽しむことができました。
お目当てのPia様のダンヴァース夫人は流石の一言。
背筋に一本筋の通った美しさ、迫力で、とにかく一挙手一投足すべてがお見事。
声もつやっつやで迫力がありました。
レベッカの従者であり、明らかに彼女を愛していた、そんな雰囲気でした。
Ichは小さな女の子から見事にレディになりましたし、マキシムは以前にもましてなんか不憫さが増してて良かったです。
やはり良い作品、良いキャストで見られてうれしかったです。

・ケーペニック大尉
オリジナル作品。
ドイツでは有名らしい史実のミュージカル化。
あの、がんばっているのはわかるしテーマ性のあるのはわかるのですが、脚本がよろしくない。
しょぼくれた前科持ちのおっちゃんが軍服を着て架空の「ケーペニック大尉」となのったら周りから「大尉」扱いされたというストーリーなのですが、その詐欺事件に行くまでの全体が長すぎる上に、メインの事件が短すぎる。
該当シーンは楽しかったんです。
しょぼいおっちゃんが軍服を着たら周りから大尉扱いされて、彼を見下していた人々に命令すると「了解、大尉!」とばかりにふたつ返事で従っていくというのはありきたりのギャグですが、見てて飽きない。
せっかくなのでそのシーンをもっと見たかったというのが正直な感想です。
もったいなかったなあ・・・。
DVD化の予定があるようなので、無事発売していただきたいです。
もう一度見直してみたいです。

・ノートルダムの鐘
四季と同じ演出です。
日本で見た作品を同じ演出で海外で見るのは本当に久しぶり。
言葉がわかりやすくていいですね。
もちろん生オケですので、とにかく音楽が美しい。
役者目当てでミーハーしている分には大変楽しかったですが、やはりストーリーとしてはいまいち乗り切れないというのが本音です。
2プロダクション見て同じ感想だったから、多分それが物語の本質なんだろうと思います。

・メディクス
スポットライトミュージカルの昨年の新作。
原作小説あり。
私は映画版の予習をしています。
CDを聞いていたのでなんとか全体の雰囲気はつかめました。
見ていてしみじみ思ったのですが、私は本当にこのプロダクションの作品が好きなようです。
未熟なところがあるのはわかりつつも、大変楽しく観劇できました。
主演は二人見られましたが、主演の雰囲気によってそこまで作品に違いはなかったと思います。
なんとなく日々の仕事をこなしていた青年が、自分の本当の目的を見つけてそれに全力でぶつかっていく物語。
何者にもなれない不安からようやく自分の道を見つけて目覚めていくFriedrichと怖いもの知らずで一度決めたら決しておれないSachaと。
どちらも魅力的でした。
脚本は相変わらず甘めで、たとえばロブが医者になるためにイスファハンへ行くと決めた後の師匠の理髪師とのやりとりは本当にドラマなし。
おそらくこれが今生の別れになるのに。
そういうところを、役者側が「もう二度と会えないだろう別れのつらさを押し殺して、彼の旅立ちをちょっと寂しそうに笑いながら見送る」と脚色してくれるので、相変わらずいい役者で成り立ってるプロダクションだと思いました。
そして一番お目当てだったイブンジーナはしゃべる声から超美声で、なにもかも包み込み許すような声で、聞いていて大変幸せでした。
ダンスのレベルが大変あがり、今まで見た中で一番見応えのある作品に仕上がっていたと思います。
傑作ではないけど、ああいい作品を見たなあと思える作品でした。
機会があればもう一度見たいです。
(ただヒロインはもっと大切に扱うべきだとは思った、扱いが本当にずさん)

・Tanz der Vampire
久しぶりの観劇。
ツアー版ということで若干セットが簡略化。
曲も相変わらず少しずつカットしてます。
そんなところに舌打ちしつつも、結局は楽しめるあたりがこの作品。
伯爵のMark Seibertをはじめ、何人かが千秋楽ということもあり、客席はリピーターで大盛り上がり。
ソワレはサイリウム(赤)を配るファンまでいて、本当にお祭り騒ぎ。
ラストの曲はみんなでスタンディングでしたし、大変楽しい観劇でした。
Mark伯爵はマチネとソワレで若干演技が違ったかな。
マチネの方がまだ若さを残した感じでやるせなさを表に出している感じ。
ソワレの方が冷たさを感じるというか、ちょっと雰囲気が怖いというか。
どこか嘲笑する感じが強かったです。
そうか、伯爵はここまで演技を変えても物語が成り立つし、それを自由に伯爵役の方がコントロールできるのかと感じた次第。
そしてヘルベルトがどちらかというと「陽」寄りの雰囲気で(かわいいけど男前)、なんかMark伯爵に似合う雰囲気だったのが楽しかったです。
まじめでよいとこ育ちっぽいアルフレート、ちょっと甘ったれた感じの声がかわいいザラ、素っ頓狂な教授。
いつものおなじみの雰囲気、でも何度見ても楽しい。
やはり大好きな作品です。



ゆず
2017/09/03(Sun) 21:39:11

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