エリザベートのCD、エッセン版+シュツットガルト版。 シュツットガルト版のみ単独販売してくれば喜んで買ったのに、何故か謎のセット販売。 「ふざけんな!」と思いつつ買ってしまうあたり、本当にファンっていいお客さんですねえ。 で、内容なのですが、収録曲が少なかったり、シュツットガルト版については収録曲さえ紙に書いてないというありえない勢いのやる気の無さなのですが、中身はなかなかいいです。 Maike Boerdamの声、10周年記念コンサートで好きになったのですが、やはりいいです。 かわらいしけど、とにかく意志の強そうな「Ich gehoer nur mir」、ますます好きになりました。 オクターブ上げも、お見事。 Olegg Vynnykの「Der letzte Tanz」は結構聞いていて気持ちい。 でも、なんだろう、なんか普通。 あのヴァルジャンがこうなったかと思うと感慨はあるけど・・・うーん・・・? 個人的にこだわりの強い「Wenn ich tanzen will」。 Uwe&pia様の「ど迫力!」には及びませんが、癖が無く、エリザベートのすぐ隣に潜んでいるようなTodの声と、かわいらしいけどとにかく強いエリザベートの声は結構相性が良いようなきがしました。 ウィーン版より好きです。 そうそう、このCDでは「Zwischen Traum und Wirklichkeit」を聞くことが出来ます。 聞き覚えのある東宝版よりスローテンポです。 現在、日本版でも聞くことが出来ない「夢と現の狭間に」です。 そのせいか、「薄靄のかかった明け方」という感じで、冷たく、心細く、そしてつかみ所がない曲になってます。 とても不安定で、面白いです。 ちなみに、収録曲は以下の通り。 Der letzte Tanz Ich gehoer nur mir Kitsch! Wenn ich tanzen will Bellaria Wenn ich dein Spiegel wär Boote in der Nacht Zwischen Traum und Wirklichkeit
気になった方々。 CDを色々聞いているから「はじめまして」という気がしないPia様。私はほとんど役者さんに対して"様"を付けないんですが、彼女だけは例外でした。今までずっとそうだったんですが、きっとこれからも同じでしょう。あの貫禄、存在感。"様"をつけずにはいられない、そんな気迫がありました。その迫力にしびれるといいますか、うっとりとしていましたら、二幕、「Wo ist der Sommer?」で見せてくれたもう一つの顔にころっと参ってしまいました。ああ、彼女の叫び声って、こんなにストレートに胸に響くものだったんですね。これは反則だー!と胸のうちで叫びながら、涙流すのも忘れて見入っておりました。このシーン、本当に素晴らしかったです。ただ・・・足が短く見えるような衣装だったので、それはどうにかならないものかと思ってます。スタイル抜群なのに・・・もったいない! びっくりするような貫禄があったPia様のミレディ。そんな彼女より少なくとも半枚は上手だなと思ったのがUweのリシュリュー。腹に一物も二物も抱えている二人が話している姿は、とにかく背筋が震えるものがありました。Uwe、歌がうまいのは知っていましたが、物腰も美しいんですねえ。「Nicht aus Stein」もかっこよくって彼らしくって好きだったのですが、地味〜に気に入っているのがラストシーン。優美な指先の動き、それから、明らかに追い詰められているのに尊大さを失わないまなざし。そうよね、やっぱり位の高い悪役はこれじゃなくっちゃ!と、大いに盛り上がっておりました。 多分見終わった直後かなんかに叫んでたと思うんですが、リシリューがUweのときはミレディがPia様でなくてもかまわないのですが、ミレディがPia様なら、リシリューはUweであって欲しいと感じました。お互い全力でぶつかり合っているのが、とにかく良かったんです。でも、ミレディは弱さを見せるけど、リシリューはそれを見せない。Pia様が全力でぶつかっていって、それでも彼女と対等以上である人にリシリューをやって欲しいと思いました。ミレディは「弱さ」も見せてくれるから、全力でぶつかっていって、リシリューに負けてしまうような人でもいいかなと。そういう意味で、この配役はなかなか面白かったです。あとはこの二人で歌うシーンがあれば!(わがまま)
メインテーマ曲がすっごくかっこいい!「一人は皆のため、皆は一人のため」という、あれです。「Einer fuer Alle, Alle fuer Einen」というリズムがとにかく気持ちよくって!結構しつこいくらい流れていたんですが、好きだったんで流れるたびに聞き入っていました。2幕冒頭にアカペラで三銃士たちがこの曲を歌うシーンがあったのですが、うっとりするほど綺麗でした。またこの時の、アラミスの笑い方が綺麗だったのよ!あと、「Heute ist der Tag」も好きでした。2幕で馬車に揺られ揺られ歌ってるところが好き。何が起こってるか分からなかったけど、とりあえず山場だということは分かった(苦笑)。あ、今調べてみたら、この2曲、公式サイトで一部聞けるみたいです。こちら。FANBEREICHのHOER BARからどぞ。 物語は結構単純だった気がします。ピンチになるとBGMと共に仲間が登場!って感じのところとか、まさに王道。でも、メインストーリーからずれてる部分が多かった気がする・・・(台詞分かってないんで、あんまり気にしないでください)。 衣装がこれまたすごかった。アン王妃の衣装の豪華さたるや・・・言葉を失います。ダイヤのネックレスとか、本当に一目で「とんでもないもの」と分かるくらいすごかった。一見の価値はあります。その他、女性陣のドレスもなかなかすごかった。ちょっと他では見たことのない、不思議なデザインでした。 アンサンブルの銃士隊の中には女性も混じってて、個人的に目の保養。きりっとしていてかっこいいのです♪