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  眠れる森の美女(2010/06/26 ソワレ)

 楽しみに待っていた浅川オーロラ&遅沢フロムリントの日ですが・・・うーん。個人的に、Kバレエの作品は哲也がいない日の方が好きだったりします。強烈なスターはいないけど、まとまりが良い気がするんです。それは哲也が観客の目ですみからすみまで見て作品を作り上げてるからじゃないかなあと思っているのですが・・・。最近見た中ではちょっといまいちの回でした。よくよく思い返してみると2幕まではよかった気がするのですが・・・。

 まず良いなあと思ったのが精霊のみなさま。このメンバーがファーストキャストなんじゃないでしょうか。昼間にオーロラを踊った神戸さんまでいますから。神戸さんは昼間ほどでないにしろきらきら光を放ってましたし、樋口さんも絶好調。東京文化会館に比べると足音が若干響くのが気になりましたが、基本的にカラボスは圧倒的に美しく(特にすくっと立つその姿がそのまま時間を止めたいほど美しい)、リラは凛と咲き誇り、カラボスの手下は不気味だけとその機械的な動きがかっこよく、精霊たちは美しく華やかでおつきも含めて絵になる。
 オーロラも登場したときはその愛らしさにびっくりしました。彼女はもっと凛々しいと思っていたのに、とてもかわいらしい。ローズアダージョも意外としっかり決まった・・・と思ったら、最後の最後で転びこそしなかったものの、それに近いバランスの崩し方をしてしまったんですよねえ・・・。それまでの咲き誇る花を見るような気分が一気に吹き飛んでしまったのが本当にもったいなかった。
 2幕はすごーくおもしろかったです。遅沢王子の上着の色は清水さんと同じ青。細身の長身に落ち着いた青のロングコートが素晴らしく映えました。エレガントな物腰にうっとり。絵本の中の王子様と言うよりは本物の王侯貴族のよう。その美しさに見ほれました。ただ、踊ると若干ミスがね、目に付いちゃったんですけどね(苦笑)。オーロラと踊るシーンは良かったです。なんというか、清水さんが愛する人を見つけた喜びを感じさせるとすれば、遅沢さんは愛する人を見つけたのにその人が手をすり抜けていく悲しさ苦しさを踊った感じがしました。幻想的な雰囲気の中にどこかもの悲しい息苦しいところがあり、けれどそれはそれで物語として成り立っていましたし、また特に遅沢さんにはぴったりの雰囲気でこういう世界もありなのかと驚きながら見ていました。あと、オーロラの踊り、悪くはありませんでした。でも、細かいところを見ていくと神戸さんのあの上半身の使い方は素晴らしかったのだと思わされてしまいました。悪くはないけど、もうちょっと・・・と思ってしまうところあり。なんだかんだ思ってしまいましたが、ラストはさすが長身の二人、とても美しく決まってました。絵に描いたようなそのワンシーンにうっとり見ほれ、3幕を心待ちにしました。
 さて3幕。予想外だったのが樋口さんのフロリナ王女。昼と1幕は絶好調だったのに、なにがあったのかいまいち。トウで立ててないと言うのでしょうか。ほんの一瞬のバランスですら危うくって、はらはら見てしまいました。彼女らしくありません。逆に素晴らしかったのが浅田さんのブルーバード!安定した完成度という意味では橋本さんの方が上ですが、勢いが素晴らしかった。「彼の人生の中で彼がもっとも輝いている瞬間に立ち会った!」ふとそんな思いがよぎりました。もともと足のバネが素晴らしいしつま先のきれいな人なんですが、それ以上に何か一つ壁を突き破ったような、さなぎが羽化する瞬間を見たような、とにかく何ともいえない高揚感のあるブルーバードでした。
 そして主役二人。この作品のグランパドドゥって、ただ美しく幸福感にあふれていればいいという、とても難しいことを求めているのだとようやく分かりました。解釈とか、そういうものが入る余地がない、ただその人の持っている実力だけが試される。遅沢さんがサポートになると気持ちがどっか行っちゃってる(というか技術的な面に頭が行ってる)のが見えてとても残念でした。リフトははらはらするところもあったし・・・。遅沢さんがプリンシパルに上がれないのってサポートが苦手だからなのかなあなどと思ってしまい、こちらもあまり集中することができませんでした。本当にいろいろ残念だった・・・。

 そんなわけで、途中までは良かったのに終わりよければにならなかったせいで何となく消化不良のまま終わってしまったのでした。遅沢さんは物語性が強い作品で見た方がいいのかもしれません。同じ王子でもジークフリートやアルブレヒトは良いような気がします。ロットバルトもヒラリオンも、もちろん大好きですけどね。いろいろ考えてしまった公演でした。

Kバレエ
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(2010/06/27(Sun) 02:23:58)





  眠れる森の美女(2010/06/26 マチネ)

 眠り3回目です。なんでこの日をとったかなあと思ったのですが、神戸さんのオーロラというのもありますが、荒井さんのフロリナ王女が一番のお目当てだった気もします。

 全国公演を終えてきたみなさん、一回り成長した・・・と思います。やっぱりまだバラバラしてるところはありますが、この作品の持つ明るさというか華やかさが身に付いてきている気がしました。
 神戸さんのオーロラはかわいらしいですね。花が開いたような暖かなオーラは役にぴったり。思い入れのある役とのことで、その華やかな雰囲気にうっとり。珍しく3階席からみていたせいで若干存在感の薄さに気づいてしまいましたが、喜びいっぱいで踊る暖かな気持ちは十分伝わってきました。あと、彼女は腕の使い方がきれいなんですね。柔軟性や足の使い方はもう少しがんばりましょうといったところがありましたが、上半身を動かすときは一際輝いて見えました。ああ、バレエだなと思える、正統派の美しさ。彼女、今度こそファーストソリストに上がれるんじゃないでしょうか。ちょっとほかのソリストと、格が違ってきた気がします。
 松岡さんは「ザ・リラ」とも言うべきはまり役でした。浅川さんが誇らしく咲き誇るといった感じだったのに対し、彼女は美しくそこにたたずむ感じ。凛とした雰囲気はまさに彼女のはまり役と感じました。ただ、神戸さんの腕が余りにも美しかったのに対し、彼女はちょっと肘のごつごつした感じが目についてしまいました。
 精霊たちのおつきは、ニコライさん、橋本さん、ビャンバさん、西野さん、浅田さん。4人の王子は西野さん、ニコライさん、ビャンバさん。あと一人はちょっと判別がつきませんでした。伊坂さんがいないのがちょっと心配。ちなみにニコライさんと松岡さんの組み合わせはクラシカルな美しさで目の保養でした。
 哲也はやっぱり存在感があっていいですねえ。5月より調子がよくなった気がします。でも衰えてるのは隠せないというか・・・。なんというか、もっと若い頃の彼って重力が他の人の10分の1位だったように見えたんですよね。でも、今は普通の人と同じくらい重力があるように見える。ちゃんと飛んでるのに重く見える理由はそのあたりにあるかと思っています。

 お目当てのフロリナ王女とブルーバードは完璧でした。荒井さんはかわいくって鉄壁の王女で暖かいし、橋本さんは水の中を泳ぐように自然に浮いてるし(うまく例えられているか謎ですが、こういう風に見えました)、踊りは完璧、二人の間にある空気は暖かく、これ以上なにも求めるものはないという完成度でした。
 赤ずきんの踊りは何となく楽しみ方が分かってきたかもしれません。ビャンバさんの狼が勢いがあって軽やかで、そしてすごく楽しんでいるように思えた魅力的でした。
 樋口さんはなにがあったのか聞きたくなるほど絶好調。彼女の踊りってこんなに優しくっておおらかで華やかだったかしら・・・・と首を傾げてしまうほど。上半身の使い方が特別きれいでした。

 相変わらず「眠り」の楽しみ方が分かったような分からなかったようなといった感じですが、5月よりも一回りおもしろくなっていたと思います。

Kバレエ
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(2010/06/27(Sun) 02:20:48)





  眠れる森の美女(2010/5/29)

 今回のツアーで一番楽しみにしていたといっても過言でない清水さんのフロムリントの日です!Kバレエの中でもっとも王子様王子様している清水さんのフロムリントはどうしても見たかったんです。

 さて、キャスト表を見てみると女性陣は若干アンダーキャストといった感じ。それじゃ精たちのお付きもアンダーかしらと思ったら、昨日と同じファーストソリストソリストのオンパレードでした。好きなキャストが一気に舞台に並ぶから、誰を見ていいのか分からなくって困ります!しかし一番目を引くのはやっぱり浅川リラと遅沢さん。背の高いこの二人の踊りはゴージャスで目を引きます。浅川オーロラ遅沢フロムリントも楽しみです。
 精たちの踊りで目を引いたのがまず中島さん。私は彼女の温かみのある踊りが好きなのですが、なかなかいい役に恵まれてないんですよねえ。この役は彼女の人柄というか踊りにぴったりだと思います。もう一人気になったのが岩淵さん。絹江さんを何となく思いだしたのですが、哲也の振り付けにぴったりでないかと思う闊達な踊り。まだ踊りが小さいですが、結構好きな踊り方だったのでこのまままっすぐ延びていってほしいです。
  松岡さんのオーロラはあまりイメージじゃなかったのですが、意外とかわいらしいお姫様でした。「クールビューティー」の言葉にある冷たさが取り払われた感じ。深層の姫というよりは闊達な姫でしたが、それはそれで愛らしい。ローズアダージョも若干安定性に欠けてましたが、笑顔が魅力的だったのでOK。
 2幕になってようやくフロムリント登場。上着、哲也は赤でしたが清水さんは青。確かにこちらの方が似合っている気がします。こっちの方が彼の落ち着いた雰囲気に合ってます。上着を脱いだ白い王子様ルックスも似合うと思います。まあ、彼はスタイルに恵まれているわけではありませんが、そのあたりは気にしない(ファンだから)。オーロラがでてきたあたりから彼女に引かれていくあたりの細やかさはさすが。幻のようにはかないけど確かに自分がここにいることを主張しているオーロラは美しいし、その姿に徐々に引かれていくフロムリントの気持ちもとても自然。ああ、だから彼はオーロラを助けにいくことになったのかと、ようやく納得。
 清水さんの踊りには、多分あとひと味何かがかけているのかなと思います。正確だし技術もあるけど、私は彼の踊りが好きだけど、もっと強くアピールするものがたりない。人を引きつける何か。それがつかめたら、彼はもっと大きく輝いて人を集めてくれると思っています。このあたりの感情をうまく表現できてるかわかりませんが、とりあえず自分では「ファンなんだなあ」としみじみ思っています。
 リラの浅川さんはいいですねえ。ゆったりした動きがとても魅力的。堂々と誇り高く咲き誇る、そんな言葉が似合う気がしました。
 キャシディさんのカラボス、悪くないのですがやっぱり何か引っかかる・・・と思っていたのですが、多分足の動きが悪いのかなあと。上半身の動き、特に手なんかは立派な「レディ」です。大柄で、あの大きな手が女性のものに見えるのは確かにさすが。でも歩き方やスカート裁きが、女性らしくないと言うか、女性の服装に慣れていないように見えてしまいます。だから動いてるとき男に見えるのかなあと。オーチャードで見るときはもっと女性らしくなってるといいなあと思います。

 さて、3幕。樋口さんのフロリナ王女と浅田さんのブルーバード、前日と比べても遜色ないほどおもしろかったです!特に樋口さんは神戸さんよりも良かったかも。温かで華やか。ちょっとしたパや仕草が華やかで柔らかで、でも盤石で。難しいことなんて一つもしていないように、息をするように当たり前に、フロリナ王女としてほほえんでいるように見えました。浅田さんもさすがのバネを持った足。私は彼のつま先がとても好きなのですが、やっぱり軽やかで素敵でした。橋本さんの方が物語を感じたけど、とりあえず軽やかに踊ってくれたので満足・・・なんですが、目が笑ってなかったのが本当にもったいない!踊れてないならともかく、踊れてるし雰囲気も合ってるし、なんであんなこわばった顔をしていたのか!。くるみ割り王子の時だってここまで緊張していなかったと思うのに、なんでここまで緊張しているのか・・・。せっかく良かったのに、それだけが心残りでした。
 宝石の踊りはなじんでないせいかちょっとまだまとまりが悪い気がします。遅沢さんの時はまるで罰ゲームのように似合わなかった衣装ですが、西野さんはぴったり。色合いとか雰囲気が、これは「少年向け」だと思います。25歳越えると体ができあがってきちゃうから、これは難しいと思う・・・。踊りも闊達で軽やかで良かったんですけどね、浅田さんと同じで目が笑ってない・・・。二人そろってもったいないです。
 グランパドドゥは当たり前ですがとても楽しかった!清水さんは女性をサポートしてるときの方が絶対に生き生きしてるし素敵です。素敵といってもパートナーをさしおいて目立つことなんてあり得ませんし。女性を引き立てるためにそっと脇によりそう感じがやっぱり素敵。コーダの時、オーロラをサポートしているときの優しい眼差しにうっとりでした。松岡さんはやっぱり華やかで美しいのですが、利発というか凛々しいところがやっぱりありますね。くっきりしたその印象は、やっぱりリラで見たいと思わせる雰囲気があります。そういう意味で、改めてこの役の難しさを感じました。

 さて、近頃注目しているのが星野さんと日向さん。星野さんはクララで気に入って以来追いかけているのですが、ちょっと夢見がちな眼差しと柔らかな踊りが好きです。日向さんは利発な感じがすると思っています。動きも徐々に大きくなっていて見ていて気持ちいい。早くあがってこい〜〜!と思いつつ見ています。

 清水さんの魅力は、スタンダードな王子様をスタンダードに踊れることだと思います。まっすぐに、ひねりもなく、王子様らしく踊れる。彼の魅力はそれだけにつきないことは「カルメン」のホセで知ってますが、でもやっぱり一番の魅力は王子様なところ。それを改めて認識しました。
 逆に遅沢さんは、王子様をスタンダードに踊れないと思います。ロミオも少し、いわゆるふつうの「ロミオ像」から離れていたと思います。彼はある程度ひねりをいれなと、王子様を演じられない。そういう意味でアレンジの余地があると思えるジークフリートやアルブレヒトはまだ想像がつくのですが、この演出のフロムリントはひねる余地が思いつかないふつうのおとぎ話の王子様です。どんな風に仕上がるのかを楽しみにしつつ、全く違うタイプの同年代の二人のダンサーを見比べることのできる幸せをかみしめています。 

Kバレエ
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(2010/06/26(Sat) 02:25:39)





  眠れる森の美女(2010/5/28)

 Kバレエの眠りを見るのは2回目です。白鳥、くるみ、眠り、コッペリアの順で見て、コッペリアでははまったので、はまってから初めて見ることになります。前回はねー、康村さんで見ようと思ってS席取ったのに怪我しちゃったねー、それはいいんだけど、康村さんの出演日二日のうち一日は代役デュランテで、私がいった日が東野さんで、まあ、これがいまいちな上にもう一日がデュランテだと思うと腹が立って腹が立って・・・。長田さん&キャシディさんのフロリナ王女とブルーバードが素晴らしく良かったのだけが救いでした。(今思うと、翌週のコッペリアこそS席で見るべきだったんだよなあ。哲也のフランツ、見たかった・・・)

 長くなりましたが、そんなわけで若干苦い思い出のある作品ではあります。また、作品としてもそれほど強烈なインパクトがあったわけではないので、正直言ってしまうと「熊川版」として大改変をしていただきたかった作品でもあります。残念ながら久しぶりの上演でも特に変更はなし。もちろん初演とは衣装も振り付け他、細々としたところで工夫はあると思います。でも、ほかの作品に比べたらずいぶんスタンダードな作りのままではあると思います。まあ、そんな全幕ものが一つはあってもいいかな?
 全体の感想ですが、衣装もセットも素晴らしく豪華!美しいダンサー、美しい音楽(指揮は井田さんでしたが、ずいぶん良くなってきてる気がします。後は奏者の方が・・・)、美しいセット・・・。ああ、こんな贅沢な時間はない!と思える瞬間です。ダンサーについては女性ダンサーの不足ぶりと男性ダンサーの充実ぶりが相変わらず目立つ気がします。去年のくるみの時よりは若干ましになって気がしますが、やっぱり女性ダンサーにはがんばってほしいという気持ちが拭えません。男性は相変わらず素晴らしいです。キャスト表に出てないので気づきにくいですが、精霊たちの付き人のダンサーの素晴らしいこと!はっきり確信は持てなかったのですが、遅沢さん、橋本さん、浅田さん、ビャンバさん、西野さん、伊坂さんかなあと思っています。つまり、ファーストソリスト、ソリストクラス、良くないわけありません。キャスト表に名前がないのに、結構踊ります。6人もの男性ダンサーが一気に踊る姿はやっぱり圧巻。それぞれKバレエダンサーらしく足が強いし個性も豊か。こういうかっこよさを見せられると、どうしてもソロがあるのにいまいち個性が埋没しがちな女性ダンサーの力の弱さが際だってしまう気がします。質も数も、いまいちなんですよね。群舞もバラバラしているのが気になるし、ソロもいまいち個性が光ってない。夢のようにきれいだけど、ふとした瞬間、もう少し上を目指してほしいと思ってしまいます。あ、相変わらず足音が静かで、それは魅力だと感じました。
 まず今日のお目当ての荒井さんのオーロラ。ああ、この役ってこんなに難しいんだとしみじみ感じてしまったというのが本音です。かわいいことはかわいいです、安定してることは安定してます。確かにお姫様だけど踊り自体もどちらかというと天真爛漫、闊達なイメージがあるので、そんなに違和感はありません。でもローズアダージョはバランスのシーンで彼女の朗らかな笑顔が消えていたのは事実。荒井さんの足は鉄壁だと思っていたので、バランスが終わってほっとしたような笑顔が浮かんだのが驚きでした。やっぱりあのシーンは息を詰めながら見るしかないのかなあ。それ以外にも1幕は若干、彼女らしくないふらつきが見受けられた気がします。2幕3幕になっていくにつれ、ようやく彼女らしい安定感が見れた気がします。
 哲也も、いろいろ善し悪し。毎回どうしても思ってしまうのですが、技術は落ちてる。「さすが熊川哲也!」と思うところもあったけど、今まではこんなもんじゃなかったよねと言いたくなる部分も、やっぱり増えてきた。あんなに息を切らせて踊る哲也を、初めて見た。かつての熊川哲也はもう見れないかもしれない。でも、王子役としては良くなったと思います。一時よりずっとパートナーを受け止める度量が深くなった気がします。王子と王女二人のまとまりが良くなったと思う。怪我をする前に見たくるみは、本当にバラバラだっただけに、意外な感じがしました。なんだかんだ言いつつ、やっぱりこれからも見ていきたいと思う人です。
 さて、このツアーのお目当ての一つ、キャシディさんのカラボス!・・・こちらも善し悪しでした。存在感はいうまでもなく抜群でした。彼女が舞台にいるだけで視線がそちらに自然と動く。コミカルに見えて品格があり、悪役だけど美しく憎めない。カラボス側の人物は少ないのですが、彼女の存在一つでとても大きな存在に思える迫力がありました。問題は一つ、たまに男に見えるんだ・・・。ダウエル卿の時はそんなことなかったと思うのですが・・・。どこが、というのは説明しづらいのですが、ふとした瞬間、ああこの人は男だと思ってしまう。ぶっちゃけほかのダンサーならそんなこともあるかと流せると思うのですが、その役として呼吸できるキャシディさんらしくないことだと思います。ただ、カーテンコールでお辞儀をする姿は「女性」だったので、この後美しい女性に化けてくれるのではないかと期待してます。インタビューでも、レディであるということを強調してましたしね。
 個人的に眠りと言えばこの人ともいえるリラの精。予想通り良かったです。もう少し予想を超えていいところがあってほしかったなあというわがままな気持ちもあるので若干そこが不満でしたが、まあ、それはわがままかな。美しく凛としたリラでした。マイムもなめらか。ゆったりとした動きが美しい。もう少し存在感が表に出てくればいいかなと思うところはありましたが、不思議とカラボスと対になるシーンはその存在が輝き出すんですよね。そういう意味では満足です。彼女はまだオーラが白いところがあるので、もう少し柔らかく暖かな色が付けばいいなあと思います。
 それ以外のキャストで一押しなのがなんといっても橋本さんのブルーバード!そりゃ彼のことですからこの役は何度も踊っていてKバレエで踊る前からずっとなじんでいたでしょうが、それにしても、予想通りとはいえ、完璧でした。飛んでいかないのが不思議なほどの軽やかさ、そしてフロリナ王女との何ともいえない暖かなやりとり。見ていると何となくドラマが浮かび上がります。まるで鳥に変えられた王子を見ているような・・・と思ったら実際そういう物語が背景にあるようですね、納得。神戸さんのフロリナ王女も予想よりずっと暖かみと存在感のある美しさでした。物語を感じる、すてきなシーンでした。
 長靴を履いた猫と白い猫もコミカルでかわいいシーンでした。伊坂さんはやっぱりキャラクター精の強い役の方が似合います。そして一瞬誰か分からなかった副さんの白い猫が本当にキュート!アチチュードの足のキュートでちょっとなまめかしい感じがたまりません。
 赤ずきんと狼、狼の足のバネが見事でびっくり。ビャンバさんも、こういうキャラクター性が強い役の方が輝くのかもしれません。

 やっぱり古典は古典でもジゼルのように物語のある古典の方が好きだなあと感じてしまったのは事実ですが、生まれて初めて「眠り」を寝ないでみました(笑)。

Kバレエ
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(2010/06/26(Sat) 02:19:42)





  ついったー

やっております。
yuzu_tonboです。

たまにつぶやかない日があるのは仕様。
発言のタイミングを逃して首をかしげてるのもやっぱり仕様。

日記
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(2010/06/26(Sat) 00:04:53)





  サブリナ・ヴェッカリンとパトリック・シュタンケのCD

クリエミュージカルコンサートで日本初お目見えの二人。
せっかくなので、お勧めCDなぞ紹介してみます。
そんなにあるわけではありませんが・・・。

・サブリナ・ヴェッカリン
Marie Antoinetクリエでも売ってたかな?
ブレーメン版です。
もちろんパトリックも参加しているのですが、どちらかというとサブリナのほうが印象的。
「Ich weine nicht mehr(心の声)」はまるで彼女のにあつらえたかのような迫力。
魂の底からの叫び声といった趣は、まさに彼女の魅力を際立たせるものだと思います。
Ethan Freemanのカリオストロ伯爵も迫力満点で、ドイツ語圏ミュージカルのCDの中でもかなりレベルの高い一枚です。
試聴あり。

ELISABETH - Die Legende einer Heiligen
「エリザベート 聖女の伝説」と呼んでいます、ドイツオリジナルミュージカルです。
ここで地味地味語っていますが、派手さはありませんがサブリナあて書きのちょっと現代っ子の聖女様の物語です。
MAに比べて歌い方がソフトで、それでも魂から歌っている気がして、私はこのCDで彼女にはまりました。
全曲収録盤は残念ながら現在超入手難ですが、帰るところがなくなった幼い彼女の心情を歌った「Hol mich heim」、自分のことを理解してくれた夫への愛をうたった「Du rettest die Welt fur mich」だけでも聞く価値があると思っています。

注)グーグルで調べるとシュツットガルト版のウィキッドに参加しているように見えるところもありますが、これはあくまで実公演にキャスティングされていただけで、CDに彼女のエルファバは収録されていません。

・パトリック・シュタンケ
Ich Bin Musik
ソロCD、視聴あり。
クリエでも売ってますね。
曲によってはアレンジがあまり好きではないところもありますが、彼の声を聞きたいならこのCDだと思います。
ゲッセマネであれだけ地声で叫べるのはなかなかいない。
As Long As You're Mine(ウィキッド)はサブリナと歌っております。
本当にルックスに比べて甘い声です。

三銃士
パトリックの名を世に広めた作品・・・なのかなあ。
いえ、見に行ったのですがその時は初演エリザベートコンビことPia&Uweに心を奪われていたため、パトリックのこともサブリナのこともあまり印象には・・・。
久し振りに聞いてみたのですが、サブリナコンスタンスはあまり見せ場がないのですが、パトリックはダルタニアンですから恋に浮かれるところから少年漫画のように力強いところまで見せ場たっぷりでした。
それ以外にも聞かせどころの多いCDで、ドイツ語圏ミュージカルファン必携と思えるものです。

一部Amazon.deにリンクはってますが、三銃士はアマゾンでは入手不可、エリザベートも入手難、他は劇場で入手可能という感じであまり役に立たないかな。
この二つについてはSoMに頼ってください。


欧州大陸側来日
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(2010/06/21(Mon) 23:58:50)





  クリエミュージカルコンサート

運よくチケットを取ってもらうことができて、見に行けました。
久し振りに聞いたことのないような争奪戦のようですね・・・。
ドイツキャストがいなければ別に問題なかったのですが、せっかくあの二人が来てるのに、チケットがプラチナになってるのがなんか悔しいというかもったいないというか、それ以前に何で二人が来たのか・・・。
いろいろ思うところはありましたが、とりあえず感想を残しておきます。
えー、需要と供給の関係で、SabrinaとPatrickのみで。
日本人キャストの話はほかのページをご参照ください。

まず、パトリックのソロCDが売っていました。
2800円くらいかな?
サイン付きということも考えると、なかなかお得だと思います。
プログラムには簡単なコメントもあり。
実はパトリックがあの役に内定してたけどそれをけった・・・という話にはびっくり!
確かに彼の実力人気なら、できそうです。
個人的にはあと20キロ痩せてほしいですが・・・(彼の身長だと多分10キロは誤差の範囲)。

さて、そんなに長くないコンサートなのにキャストが山ほどいるのでSabrinaもPatrickももったいないくらい少ししか歌いません。
でも、来てくれただけで感謝!
1幕は「The Voice in My Heart」とブレーメン公演で加わった「Jenseits Aller Schmerzen」。
他の人たちが公演時の衣装だったのに二人だけコンサート衣装でした。
歌い方もコンサートだったと思います。
英語だったせいか迫力がちょっと減少していたのが残念。
個人的にはこのあと、次の歌に入る前に跪いたSabrinaが好き。
神の前で跪くようなどこか厳粛なまなざし、弱ったような様な横顔。
「役者」のSabrinaを見れた気がします。
そしてそのあとのPatrick。
相変わらずがたいはいいけど、声は甘めで素敵です。

「Gold von den Sternen」
予想通りの迫力でした。
でも意外と情景が豊かだった。
言葉一つ一つが胸に入ってくる感じかなあ。
ドイツ語が少し聞き取れたせいもあるかもしれませんが、高い壁に囲まれた城の情景がふっと見えたように思えました。

「Ich bin ich bin Musik」
大好きな曲!
考えてみればドイツ語で、生で聴くのは初めてです。
Patrickは赤いスーツ、「サンタスーツ」と呼ばれてます(笑)。
彼はとても大きい(身長は山口さんと同じくらい、横は一回りか二回りは上)のにちょこまか動く。
年の割におっさんくさい容姿なのに、そのちょこまかした動きがバカっぽいヴォルフピッタリで、ああ、そりゃ彼のヴォルフガングはよかっただろうと思えるものでした。

「Dich kennen heisst dich lieben」。
この公演の白眉〜〜、もう、これが見れただけでも行けたかいがあった!
「愛していればわかりあえる」というより、「あなたを知ることは愛すること」という原題の通り。
お互いの瞳を見て、お互いを知ろうとして、そしてそれが愛になってる。
ふざけあって甘えあって、そうして心を許しあってる。
そんな二人の心の交流と相変わらずの迫力の歌声のハーモニーが見事!
寝っ転がるようにしたり四つん這いのようになったり、それでも歌えるのにびっくりでした。

「Ich gehoer nur mir」。
公演で見たいかというと、ちょっと違う気もします。
だからこそコンサートで聴けてよかったなあと思う。
最初はかわいらしいだけの少女。
それが徐々に何かを掴んでいって、ひとりの自立した女になる。
一曲の間、突然変わったわけでなく、確かに最初と最後では違ってる。
その細やかさがさすがSabrinaでした。
最後の最高音、Pia様を思い出すような素晴らしさ。
1日だけなのがもったいない!

「Wir wird Mann seinen Schatten werden los」。
コーラスはSabrinaも含めて日本語、Patrickだけドイツ語。
ドイツ語の響きが特に好きな歌なのでヴォルフのパートがシャウト中心だったのはやっぱり残念。
しかしそれ以上に・・・Patrickのマイク、切ったほうがいいよ。
あまりの声量に、耳がちょっと痛かった。

というわけで、とっても楽しいコンサートでした。
もっと色々な人に進めたかった〜というのが本音です。
ぜひとも、来年以降、また来ていただきたいです。
忙しい中、ありがとう、Sabrina&Patrick!


欧州大陸側来日
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(2010/06/20(Sun) 01:48:43)




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