Kバレエ 入団・昇格・くるみのキャスト
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(2012/11/01 書き直し)
Kバレエの情報がいろいろ出てきたので、記録までに。
まず、昇格情報と入団情報。
【昇格】 Principal Soloist 宮尾俊太郎
First Soloist ビャンバ・バットボルト
【入団】 Artist 河合有里子 Yuriko Kawai 香西由美子 Yumiko Kohsai 戸田梨紗子 Risako Toda
そしてくるみ割り人形のキャスト。
大きな変更点としては浅川さんが日向さんへ(主役デビュー!)変わったこと、そしてクララと雪の王、女王が発表されたことでしょうか。 クララは河合有里子さんと荒蒔礼子さんが、雪の女王は井上とも美さんと浅野真由香が、雪の王は池本祥真さんが初役になるかと思います。 浅川さんの怪我や退団者のこともあって心が沈みがちですが、ドンキホーテで活躍された方の抜擢は心躍るものがあります(白石さんの名前がないのが残念ですが)。 1年の最後を締めくくる公演、楽しい作品に仕上げてほしいです!
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(2012/10/30(Tue) 22:34:28)
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ウィーン版ミュージカルエリザベート20周年記念コンサート
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28日に行ってまいりました。 ちょっと長々感想を書く元気がないのですが、いい公演でした。 この間見たツアー版が若いキャストだったので、特にルケーニや「死」はもっとはじけてくれててもいいかなと思ってしまいましたが(笑)。
セットこそなかったものの、全曲衣装と小道具付きで演技してくれるので、コンサートという感じではありませんでした。 全体的に良かったけど、やはりMayaさんのエリザベート一人勝ちというところがありました。 まろやかな声が劇場を包み込む、至福の時間でした。 もうあと3公演しかありませんが、迷っている方はぜひ。
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(2012/10/29(Mon) 21:46:56)
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ロミオ&ジュリエット(2012/10/07)
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★★★★☆ この作品について、見たことがあるのは初演のDVD、ウィーン版の舞台、ブダペスト版のDVDです。待ちに待ったフランス版の来日公演でした。
まず感じたのが、これは普段見ている「ミュージカル」と違うということ。善し悪しもあるのですが、なんというか舞台としての文法が違う。一番感じたのがロミオとジュリエットの出会い。ウィーン版では言葉がわからないなりにお互い立場を知らずに惹かれ、そしてそのあとでジュリエットがロミオがモンタギューの人間であると気づいたように見えました。乳母が「彼はモンタギューの人間ですよ」「Nein!」というような流れがあって分かりやすかった。この、ロミオとジュリエットの中でも大切な部分がどうもはっきりしない。「ロミオがモンタギューの人間だと知ってジュリエットがショックを受けるのはみなさまご存じでしょうから省きますね」と言わんばかりのざっくりとした削除具合。こういう作品、ほかにも知っています。Notre Dame de Paris(笑)。同じくフランスミュージカルです。こちらも相手の名前や素性をどこで知ったのかということがざっくり削除されていて、原作を知っている人だけに向けられたようなストーリー展開になっています。それについての是非はあろうかと思いますが、そういう文法の舞台なのかと納得して見るととても楽になりました。いつも見ているミュージカルじゃなくってコンサートの歌にたまたまストーリーがついている、そのくらいの作品に思いました。 なにが言いたいのかと言いますと、いわゆるふつうのミュージカルとしてみると拍子抜けするけど、違う文法の作品だと思ってみるとすっごく楽しかったということです!難を言ってしまうと演出がウィーン版に似てるのに、ウィーン版ほどきめ細やかじゃなくって、ちょっと気になりました。全く違うものなら違うものとして楽しめるんですが、高さのあるセットや青と赤の世界観だけでなく、ティボルととの対決のシーンのダンサーの動きとか、ティボルトとメキューシオの死後とか。そういう意味で「死」の存在感がほかを圧していたフランス版初演が恋しくなりました。追加された曲もことごとく蛇足に思えたし・・・。「涙の谷」は「女は涙の谷で生きる、男のいうことを聞きなさい、それが定め」という言葉をジュリエットが否定したととれますが、蛇足だなあと思うのです。ティボルトとの対決のシーンの曲も無駄だったし、「俺はティボルト」も別にいらない。ロミオ追放後にジュリエットが神父さんのところにいったときの曲はちょっとテンポが悪くなったとは思いましたが、いい曲でした。 ・・・と、また難を言ってしまった。それはそれとして、結局ミュージカルというのはドラマチックな曲をドラマチックに歌いあげればそれはそれで話が成り立つのだと感じました。この作品、間違いなく曲がいいのです。テープ演奏とはいえ、生でそれを歌いあげられたら、そりゃうっとり聞きほれるしかないのです。 一番気に入ったのはメキューシオ!「立ち方」からしてメキューシオそのもの。どこか酔狂なところのある・・・うーん、うまくいえないな、「変人」なのですが、そう一言で言い切ってしまうのはもったいない気がする。なんだか頭がおかしいように見えて、それが作ってるように見えず、それが彼の「地」だと見える。歩き方から歌まで、とにかく「マキューシオ」そのもの。それ以外の言葉が思いつかないし、それ以上の誉め方もできません。彼が舞台の上にいると思わず目がいってしまう、よかったです。 後は若手よりおじさまおばさまがすてきでした、目と耳の保養!神父様の声が渋くって深くって聞きほれました。乳母も広がりのあるいい声をしています。二人がメインとなる重唱はただただうっとり聞きほれました。大公もこんなにスキンヘッドがかっこよくていいのかと思うかっこよさだったし、キャピュレット公も素敵。母親二人の二重唱も深みがあってよかったし・・・。 個性が際だってると思ったのはベテラン陣だったのですが、若者はビジュアルと美声のあわせ技という感じがしました。やはり役に慣れていないロミオとベンヴォーリオは押しが弱かったのですが、きれいな人がいい声で歌いあげてくれれば幸せです。ジュリエットは本当にかわいかった〜!ティボルトは見た目がごついなと思ったら声が甘くって、これだからフランスミュージカル侮れない・・・。 カーテンコールは大サービスの4曲。好みの作品王道かと言ったらそうでもないのですが、とっても楽しかったです!
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(2012/10/20(Sat) 00:22:44)
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ウィーンのオペラ座の怪人
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今年の冬にウィーンで上演されるオペラ座の怪人のキャストが出ました。 以下の通りです。
Das Phantom: Christian Alexander Müller Christine Daaé: Lisa Antoni Raoul, Vicomte de Chagny: Oliver Arno Monsieur André: Ramin Dustdar Monsieur Firmin: Reinhard Brussmann Carlotta Giudicelli: Siphiwe McKenzie Madame Giry: Michaela Christl Ubaldo Piangi: Enrique Corona Meg Giry: Anna Carina Buchegger Confidante: Patricia Nessy
ファントムはエッセン公演のファントム。 確かその時は最年少だったと思います。 ミュージカルテノールスの一員です。
クリスティーヌは「ルドルフ」のマリー役でした。 ザンクトガレン「レベッカ」の「私」も演じてます。 若干気が強いんですよね・・・。
ラウルは現ウィーン「エリザベート」のトート役のセカンドさんです。 ツアー版ではトートとルドルフを演じていました。 レミゼでマリウスを演じたこともある・・・と言えば分っていただける通り、イメージぴったりの方です。
ちょっと意外な組み合わせの部分もありますが、VBWの公演ということでとても楽しみです。 CDが出ることを心の底から期待しております・・・!
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(2012/10/12(Fri) 00:10:23)
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ドン・キホーテ(Kバレエ)(2012/10/06)
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東京文化会館
キトリ:荒井祐子 バジル:熊川哲也 ドン・キホーテ:スチュアート・キャシディ ガマーシュ:ビャンバ・バットボルト サンチョ・パンサ:小林由明 メルセデス:浅野真由香 エスパーダ:遅沢佑介 ロレンツォ:ニコライ・ヴィユウジャーニン 花売り娘:白石あゆ美 / 佐々部佳代 ドルシネア:浅川紫織
★★★★
もうやらないと思っていたKバレエのドンキホーテ、見て参りました。基本的にはおもしろかったのですが、いろいろ思うところもあり・・・。 実のところ、哲也がもう重くなってるのはある程度あきらめてるんです。この間もワシリーエフのバジルを見ながら、今の哲也には彼のような爆発的なエネルギーはもうないなと思っています。そしてそれは事実で、DVDを見る気になれないのもあのときのような迫力をもう持ってないことを知っているからだったりします。とはいえ、ジャンプは重くなったものの、回転はやはり勢いが別次元でありますし、彼のチャーミングさはバジルというキャラクターにぴったりです。駆け落ちも狂言自殺も、こいつならやりかねないというところがある。楽しそうに舞台の上ではねまわっている哲也バジルを見ているのはそれはそれで楽しかったです。 荒井さんのキトリは本当にキュート!この笑顔のかわいらしさは文化財に指定するべきじゃないかと一人うっとりしておりました。ただ、今日は哲也より荒井さんの方が調子が悪かったかなと・・・。隣に座ってた母親から「荒井さんってこんなに重いの?」と聞かれました・・・うん、今日はちょっと重かった・・・。鉄壁バランスは相変わらず。ロホほど見せつける感じではないものの、ちょっとしたところのアクセントとしてのバランスが本当にきれい!残念だったのがグランフェッテ。荒井さんのグランフェッテは鉄壁でありながら柔らかでとっても好きだったのですが、今日はパッセの位置は低いし軸は不安定だし、物足りなかったのも事実・・・。哲也については気づいてたけど、荒井さんも若くないよなあと久しぶりに思ってしまいました。 もう一人残念だったのがキャシディさんのドンキホーテ。これについては望みが高いからだとは思っています。破綻はなかったのです、悪くはなかったのです。けれど前回のルーク・ヘイドンが余りにも紳士的で美しかったので、同じものをキャシディさんに求めてしまうのです。「役者」スチュアート・キャシディはやはりスペシャルであってほしいのです。今日は普通のドンキホーテといった感じでちょっと物足りなかった。 いろいろ思うところはありますが、それはそれ。好きなバレエ団のドンキホーテが楽しくないわけないのです。一番胸をときめかせてくれたのが遅沢さんのエスパーダ!オベロンを見逃したので久しぶりの遅沢さんだったのですが、相変わらず男前で素敵でした。二枚目とかイケメンとかそういう言葉でなく「男前」「伊達男」という日本語が出てくるあたりが遅沢さんなのですが、街のアイドル闘牛士といった雰囲気があったと思います。両手に女の子侍らせてお世辞を言ってる姿がまた様になるのです・・・こういう色気のある人はなかなかいない・・・。踊りについては足がいつもよりあがってない気がしたのですが、それは衣装のせいなのか彼も今日は不調だったのか、その判断は後日下したいと思います。 メルセデスも意外とかわいい子で安心しました。もう少し華を!というところがないわけではなかったのですが、伸びやかに踊るところがかわいかったです。 そしてとっても気に入ったビャンバさんのガマーシュ!ダウエル卿と全然違いましたが、これはこれであり!きれいな足のラインが白タイツで栄えることはもちろん、ちょっとした仕草や演技がとっても楽しい!無理なくコミカルなキャラになっていて、目が離せませんでした。踊るシーンはばっちり踊れてますし、かわいいなあと思いながら見ておりました。 森のシーンでは今までメルセデスが踊っていた女王を松岡さんが踊っていました。松岡さんと荒井さんが同じ舞台にいるなんて豪華・・・。松岡さんの踊りは最近華やかになってきていいなあと思っております。しかし、この場面で一番気に入ったのはキューピッド!キューピットの踊りって子役でもできるようなものですから難しくはないんでしょうが、ここまで丁寧に軽やかな踊りって始めてみた気がします。動き一つ一つがキュートで愛らしく、ほれぼれしました。 それ以外の役で目を引いたのが秋元さん。特に3幕のアントレでは跳躍したときの上半身の安定感に驚かされました。完全にコントロール下においてる・・・。ニコライさんのロレンツォ、楽しかったのですが、ガマーシュをやってくれるんじゃないかと期待してます。浅川さんはお怪我ということですが、とりあえず舞台にいる姿を見ることができて安心しました。 一カ月という短いツアーですが、これ以上けが人が出ず、楽しいツアーとなりますように!もちろん、まだまだ見ます!
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(2012/10/09(Tue) 23:14:33)
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ジャック・ザ・リッパー(2012/10/01,2012/10/03 ソワレ)
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ダニエル:ソン・スヒョン / オム・ギジュン ジャック:キム・ボムレ / シン・ソンウ アンダーソン:ヨン・ミンギ / ユ・ジュンサン モンロー:イ・ジョンヨル ポリー:ソ・ジヨン グロリア:J-Min / ソニャ
金がない時間がないと言っていたはずなのに、なぜか2回も行ってしまいました・・・。大変楽しかったです。公演期間がちょっとだけ残ってますので簡単な感想を言ってしまうと、ジキル&ハイドが好きな方ははまる可能性が高いですので是非。J&Hに似ているというのはいたるところで言われていますが、私は今まで見たどのJ&Hよりもウィーン版(というかブレーメン演出)を思い出しました。裏路地の醜さ、殺人鬼の恐ろしさ。そういう暗い面を感じられたのが大変うれしかったです。音楽や脚本は傑作というほどではありませんが、十分楽しいです。殺人鬼と、それを追う新聞記者、そして二組のカップル・・・もう終わった二人とこれから始まる二人・・・の物語。いい作品でした。
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(2012/10/04(Thu) 22:49:12)
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