観劇+αの日々 ホーム | モバイル
03月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31


  よいお年を!&1年のまとめ

もう何回目か分かりませんが、相変わらずぎりぎりです。
時間がないのですみません、一言だけ、よいお年を!
(明日から台湾旅行なのに相変わらずスーツケースが軽い)

(2013/12/15 追記)
恐ろしく時間がたっていますが、ポメラをあさっていたら記事が出てきたので追記を。

1年間の総括です。
詳しい中身はこちら

総観劇回数は67回です・・・・・え・・・・・?
去年より10回も増えています、なに考えてるんでしょうかって、多分なにも考えていません。

内訳です。

Kバレエ 19回
国外ミュージカル 16回(来日7回、渡欧9回)(ドイツ語圏12回、韓国 2回、フランス 2回)
劇団四季 10回(ジーザス5回)
国内バレエ 6回
世界バレエフェス関係 6回
来日バレエ 3回(来日 2回、渡欧1回)
その他 7回

昨年はこちら。
 Kバレエ 8回
 その他バレエ(国内) 4回
 その他バレエ(来日) 7回
 劇団四季 19回
 欧州遠征 13回
 その他 6回
 
とにかくKバレエですね。
今年は大作続きで、気の休まる間がありませんでした・・・。
行き過ぎたどころか、あれもこれも行けなかったという気持ちが先に立ってますので、観劇回数を減らすなら他を減らすしかない気がします。
Kバレエの若手公演は最近増えてきた+あまり売れないと分かってるので応援+純粋に見たい、が重なって、ついつい通ってしまいます。
世界バレエフェスがあったり、来日ミュージカルが重なったり、JCS再演があったり、本当に好きなもの減らさないとどうあがいても観劇回数は減りませんね・・・。
来年も韓国ミュージカル、フランスミュージカル、ドイツ語圏ミュージカル色々ありそうです。
お財布と相談しながら、でも後悔しない程度には行きたいです・・・。

今年もいろんな作品に出会いましたので印象的なことを。

MVPを挙げるならシュツットガルトで見たオネーギンとその翌々日に見たミュージカルコンサート。
オネーギンは作品自体が素晴らしいのはもちろんですが、本拠地で見る舞台は格別でした・・・。
ダンサーもセットも音楽も劇場も、すべてが過不足なく存在する完成度の高さに酔いしれました。
ミュージカルコンサートは、Pia様はもちろん素敵だったのですが、AndyさんやCarinさん、Matthiasも素晴らしかった・・・!
本物のお城の劇場の中庭に作られた仮設劇場という場所もよく、こんなに素晴らしいものがこの世にあるのかと感じた時間でした。

韓国ミュージカルを見るのは4回目ですが、4戦3勝、好きな作品が多いです。
パワフルな歌声が魅力的で、これ以上手を広げまいと思っているのですが、来年も行ってしまいそうです・・・。

来年もいい舞台に巡り合えますように。


年間観劇記録まとめ
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/29(Sat) 23:37:46)





  テクレンブルク「Der Schuh des Manitu」のキャスト

テクレンブルクの「マニトーの靴」のキャストは以下の通りとのことです

Abahachi: Werner Bauer
Ranger: Alexander Klaws
Uschi: Femke Soetenga
Santa Maria: Reinhard Brussmann
Hombre: Julian Looman
Dimitri: Thomas Hohler
Listiger Lurch: Eric Minsk
Falscher Hase: Sebastian Brandmeir

テクレンブルクのおなじみ、PatrickやYngveがモンテクリストにもこちらにもいないのが気になります。
どの作品に出演するのでしょうか・・・?

欧州大陸側ミュージカル
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/24(Mon) 23:20:40)





  くるみ割り人形(Kバレエ)(2012/12/24)

マリー姫:神戸里奈
くるみ割り人形/王子:橋本直樹
ドロッセルマイヤー:ニコライ・ヴィユウジャーニン
クララ:荒蒔礼子
雪の女王:中村春奈
雪の王:池本祥真
赤坂ACTシアター
★★★☆

 うーん・・・うーん・・・。Kバレエのくるみは大好きで、毎年行ける限り行っているのですが、珍しくいまいち乗り切れない舞台でした・・・。私自身の体調が良くないこともあったと思うのですが、最初から最後まで淡々と進んでしまった感じ。もったいないというか、この公演こそ縁の下の力持ちキャシディドロッセルマイヤーが必要だったのでは・・・。
 もちろんおもしろくないわけではなかったのですが、「助走」と思っていた1幕が、振り返ってみればメインでした。パーティーのシーンは子供たちも大人たちも楽しそうだったしアドリブも楽しくって目がいくつあっても足りませんでした。雪の王国も堅調で、ソリストもコールドも美しかった。2幕になると残念ながらパワーダウンというか、これぞくるみという盛り上がりに欠けていました。悪くないんですけど、なにかが物足りない。そんな引っかかりを引きずったまま、気づいたら舞台が終わってました。
 残念だったのはマリー姫とくるみ割り王子。橋本さんはずっと荒井さんと組んでいましたし、神戸さんのマリー姫は久しぶり。この二人の組み合わせはロミオとジュリエットが本当に良かったので楽しみにしていたのですが、いまいちドラマが感じられませんでした。荒井&橋本のときはその目線一つでお互いの間にある物語を感じさせていたのに、それが感じられなかった。マリー姫は確かに闊達で美しく、グランパドドゥで成長していくようなところがありました、くるみ割り王子はどちらかというとマリー姫の一歩後ろに控え、まるで騎士のような美しさを感じました。個々を見るとちゃんと人物を描けていると思えるのに、二人で並んだとき、その二人だからあるという物語をあまり感じませんでした。それが残念でした。舞台の上での輝きと存在感は神戸さんの方が上で、ソロは橋本さんの方が上、だけどもうちょっとサポートがんばって・・・。というか、神戸さんは主演以外にも細々踊っていてそこで魅力を感じることもあるのですが、橋本さんは舞台に上がる回数自体が減ってる気がしてちょっと心配です・・・。
 ニコライさんのドロッセルマイヤーは結構好きです。たぶんあの顔立ちが衣装に映えるからだと思うのですが、ちょっと衣装が大きい気がするのが不満。本当にちょっとしたところ、ちょっとした指の動きなんかがやはり魔法にかけるような力に欠けていて、舞台を引っ張っていく存在になれないのが難しいところです。温かみがあって、得体が知れないけど親しみやすい雰囲気は好きです。荒蒔さんのクララはそこそこかわいらしかったです。はにかみやの、うちの中ではおてんばだけどどこか恥ずかしがりという雰囲気が大変かわいかった。踊りは予想以上に安定していたと思うので、表情がもっとかわいらしくなるといいなあと思っております。
 1幕のパーティーのシーンは大変楽しかったです。みなさまそれぞれマイムでたのしくおしゃべりしてるので、それを見るだけで目が足りません。子供たちは、オレンジ色のドレスの女の子が表情豊かでかわいらしく、黄土色のジャケットの男の子がはつらつとしていて楽しかったです。伊坂紳士も変に気取ったところはないけれどパーティーを楽しんでいるところが好きです。夫妻もとても楽しそうにホスト役をこなしており・・・ああ、ほんとに目が足りない・・・。
 雪の王国の女王と王は堂々としていて素ばらしかった。お互いに伸び伸びと踊っているのがわかってみていて気持ちよかったです。人形たちも楽しかったです。ネズミの王様はもう鉄壁すぎて言葉もありません・・・。かぶりものかぶっていても、ちゃんと登場すると威圧感があるのです。
 というわけで、「主役不在」と感じた舞台でした。おもしろくないというよりもったいない舞台。十分楽しんでいるのですが、Kのくるみならもっと楽しいはずという思いが先に立ってしまう公演でした。

Kバレエ
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/24(Mon) 21:27:11)





  くるみ割り人形(Kバレエ)(マチネ)(2012/12/22)

マリー姫:荒井祐子
くるみ割り人形/王子:遅沢佑介
ドロッセルマイヤー:スチュアート・キャシディ
クララ:河合有里子
雪の女王:中村春奈
雪の王:池本祥真
★★★★
赤坂ACTシアター

 今年もこの季節がやって参りました。Kのくるみを見ると年の瀬だなあと思います。今年は連チャンでこそありませんが、そこそこ回数見ます。やっぱり好きな作品です。

 日向さんの主役デビュー・・・かと思いきや、劇場に着いたら荒井さんに変わってました・・・え・・・?(調べてみたら怪我とのこと、心配です)前日の時点ではHPにのっていませんでしたし、ロビーにも日向さんの大きなパネルがあったので、直前まで彼女の予定だったのでしょう。ファンとしてはこれほど悲しいことはありません・・・。そしてお相手は今回初の秋元さん故に彼とのレッスンを繰り返しているであろう荒井さん。そもそも遅沢さんと荒井さんの相性がいいかというと全く未知数だったので首を傾げながら開演を待ちました。
 感想をいうなら、やっぱりプロってすごい・・・です。正直言ってしまうと全体のバランスはまあこんなものかなというところはありました。せっかくのキャシディさんドロッセルマイヤーなのにクララとのやりとりがいまいちぴんとこないという、大きな難点はありました。それでも、2幕になったら過ぎていく時間が楽しくて楽しくて、終わってしまうのが惜しいと思えたのはマリー姫とくるみ割り王子が作品全体をしっかり引っ張っていってくれたからだと思います。荒井さんのマリー姫はそれはそれは本当におとぎ話の姫らしい愛らしさと美しさを持っており、グランパドドゥなんて幸せそのものが服を着て踊っているような華やかさでした。遅沢さんのくるみ割り王子は絶好調とは言えないものの堅調で、マリー姫を見守り慈しむまなざしの切なさは、相変わらずおとぎの国の登場人物にしっかりとした血肉を与えていました。なにより二人の空気、合わせる時間なんてほとんどなかったであろうに互いを信頼し、この人なら大丈夫と自分の力を発揮する様は、なんとなくマリー姫とクルミ割り王子の物語に合致している気がして、とても気持ちよく物語にのめり込むことができました。Kバレエ版はドロッセルマイヤーが物語を引っ張っていくことが多いのですが、今日は珍しくマリー姫とクルミ割り王子が物語を引っ張っていっていました。そのため1幕はいまいち乗り切れなかったのですが、2幕は大変楽しかったです。
 1幕がいまいちのりきれなかった理由というのは明らかで、クララがそんなに魅力的に見えなかったからだと思っています。もちろんこの役はファーストソリストの神戸さんがやってしまうくらいにはやりがいのある役ではありますが、それでも以前は星野さんのクララはかわいくてかわいくて、なんでやめちゃったのか未だに恨み節だったりするくらいには好きです(過去形でなく現在進行形)。そんなわけで今日の河合さんのクララはとても残念ながら合わなかったんだろうなあとは思っています。でも、クララが合わないとやっぱり1幕はあんまり楽しくないということをしみじみ感じました。鉄壁だと思っていたキャシディさんのリフトが、2回も失敗して(パドトロワ)、そりゃ二人とも踊りやすい服ではないけど、それを感じさせちゃだめよねえとちょっと頭を抱えてました。好きなシーンなだけに残念です。かわいいことはかわいいし、目立った破綻はなかったけれど、なんとなくしっくりこないクララでした。そしてクララがしっくりこないせいでキャシディさんのドロッセルマイヤーもいまいちに見えて、なにを見に来てるってドロッセルマイヤーさんを見に来ていると言って過言でない身の上としてはちょっとちぐはぐな気分のする1幕でした。
 そんな1幕を艶やかに飾ってくれたのが中村&池本の雪の王国の二人!春奈さんには全く不安はありませんでしたが、予想以上に美しくまとめてくれました。あの難度の高い踊りを、安心してみることができたのはさすが。踊りに安定感があったので、また大きな役で見たいと素直に思えました。難点は空気が柔らかいので雪の女王に見えなかったことかな(苦笑)。池本さんは前回の闘牛士で目を付けたので注目するのは初めてだったのですが、うれしくなるほど堂々たる雪の王でした。背はあまり高くないと思ったのですが春奈さんとの組み合わせがちょうどいいバランスで、今回が初めてとは思えない堂々たる踊りでした。彼は空中の姿勢がきれいなのとアラベスクがきれいなのがすばらしいです。事前キャスト発表のある大役にも関わらず気負ったところが全く見えなかったので、これからが楽しみなダンサーだと思いました。
 ちなみに二人ともそのあと花のワルツにでておりました・・・。哲也は鬼ですか、悪魔ですか・・・。正直、池本さんには若干の疲れが見えました。それはそうです、雪の王も花のワルツも比較的踊りっぱなし。一方、春奈さんは疲れをほとんど感じさせず、さすがソリストだと思わされました。贔屓目もあるかもしれませんが、佐々部&西野より目のいった中村&池本の二人でした。池本さん、早くあがってこないかな・・・。
 グランパドドゥは本当にすばらしかったです・・・。もうちょっと二人にドラマがあったらもっと良かったのですが、急ごしらえとは思えない美しさがありました。荒井さんと遅沢さんの組み合わせはいかがなものかと思っていたのですが、問題ありませんでした。若干身長差のあるカップルですが、特に気になりませんでした。マリー姫が目覚めたときも、クルミ割り王子に寄り添うマリー姫の可憐さと王子の暖かな微笑みがなんとも絵になる美しさでしたし。少し不思議なのですが、「対等」さを感じる二人でした。ダンサーとしても格は違いますし、物語としても対等ではありません。でも、どちらがどちらに寄り添ったり助けたりするのではなく、ちゃんと一人で自立して生きていける二人・・・だからといってマイペースという意味ではなく、相手がいなくてもたっていられるけど手をつないで生きていくことを選んだ二人と言ったらいいのでしょうか。なんとも不思議な組み合わせでしたが、見事でした。驚いたのがマリー姫が前に王子が後ろにいるところで二人の動きが本当にきれいに重なっていたこと。とてもささやかですが、こういう細かいところに二人の互いへの信頼がでていたのかなと思っています。荒井さんもまれに体力が落ちてきたかなと思うことがあったのですが、今日は全く感じませんでした。幸福そのもののような笑顔で音をまといながら踊っているようで、鉄壁だけど軽やかな踊りに満たされました。まさに円熟。遅沢さんは笑顔が柔らかくなり、今まで以上に「王子」らしくなったと思います。リフトもずいぶん安定してきました。マネージュはもうちょっと柔軟性がほしかったのですが、マネージュに限らず飛ぶパは軽やかで見ていて気持ちよいものでした。そして相変わらず脚の線が美しい・・・。Kバレエの哲也以外の看板は松岡&宮尾がプッシュされていますが、なんのなんの、この二人も堅実な実力者として、Kバレエの基盤を支えているのは誰かを示したように思えました。今回は急なめぐりあわせだったと思いますが、それでここまでできるのですから、シンデレラはどこまでできるか楽しみでなりません。
 ああ、書きそこなっていましたが相変わらず絶品だったネズミの王さま・・・。ちょっとした手の動きや顔つきがとても印象的でした。演技が細かいのがはっきり分かって、舞台に彩りを与えてくれていました。
 あと、浅川さん!ドン・キホーテに引き続きマイム中心の役だったのですが、本当に美しくて美しくて目の保養でした。指先まで気品があって、やはり普段は舞台の中心にいるダンサーは違うと思わせてくれました。歩いている分には何の問題もなく、この状態でもまだ復帰がいつか分からないなんて、ダンサーって本当に大変なのですね・・・。
 それにしても、Kバレエのダンサーは足音が本当に静かですね(涙目)。バレエはやっぱりこうあってほしいものだと思いました。というか、音がしなさすぎて不気味に思うほどです。でも、音を楽しむ世界なのだから、そういう部分まで気を使ってほしいなあと思いました。あと、この公演は毎年テープなのですが、そんなに悪い印象がないのが自分でも不思議です。もちろん生演奏と比べたら平面的なのですが、録音するときにしっかり気を使ったのか音にちゃんと華やかさがあるのがうれしいです(ジャンル違いだけど、少しは見習ってくれ四季・・・)。
 演出の変更で気がついたのは2か所(去年から変更されていたかは不明)。2幕の王様と王妃様のいる場所が初演の2階建ての円柱に戻りました。1階部分にネズミの王さまが収まります。この演出のいいところはネズミの王さまが捕まった時の鎖の音が響かないことですね、じゃらじゃらうるさくなくて良かったです。あと、フランス人形の踊りが変わったと思います。兵士たちの役割が変わったのだと思うのですが、だからと言ってすごく良かったわけでもなく・・・。
 というわけで今年も始まりましたクルミ割り人形。気持ちよく一年を締めくくれるといいなあと思っております。

Kバレエ
| Link | Trackbacks:0 | Comments:2
(2012/12/22(Sat) 23:26:21)





  Kバレエ春公演

Kバレエの春公演は東京と大阪で第九ともう一作とのことです

Kバレエ
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/21(Fri) 21:51:00)





  ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョン(2012/12/01)

ジーザス・クライスト : 神永東吾
イスカリオテのユダ : 芝 清道
マグダラのマリア : 野村玲子
カヤパ(大司教) : 金本和起 
アンナス(カヤパの義父) : 吉賀陶馬ワイス
司祭1 : 佐藤圭一
司祭2 : 清水大星
司祭3 : 真田 司
シモン(使徒) : 本城裕二
ペテロ(使徒) : 玉真義雄
ピラト(ローマの総督) : 村 俊英
ヘロデ王 : 下村尊則
四季劇場(自由)
★★★★

 考えてみるとジーザス、特にジャポネスクの感想はあまり書いていません。なんかいろいろ考えてしまって、うまくまとまらなくて、書きかけのまま放置というのが大変多いです。あと、演出が好きすぎて好きすぎて、何度見ても「すばらしい演出ですよね!」と延々書き続けるのをやめないからだと思います。同じことを何回も書いても飽きないのですが、読む方はうんざりよねえ・・・と思うとどうしてもうまくかけなくてそのまま放置というパターンになります。あと、一番好きな演出が99年版なので、演出についてあれこれいうとどうしても「昔は良かった」になって書いてておもしろくないのもあるかな。マリアの衣装が着物っぽいところとか、「私はイエスがわからない」でマリアがジーザスの傍らで歌うところとか、ヘロデが助六だったとか、ソウルガールがおかっぱで橙色がかわいい衣装だったとか、ラストシーンはジーザスとマリア二人だったとか、そんなところが好きでしたと今のうちに書いておく(笑)。
 思いの外早く再会できたジャポネスクは、予想外のキャストチェンジがいろいろありまして大変戸惑いました。神永さんのジーザスは予想通りにしても、芝ユダと野村マリアは全く想定外でした・・・。なにこの平均年齢にするとそこそこになるにしても高齢・・・もとい予想外のベテランキャスト・・・と思っていたのですが、不思議なことにこれがうまくまとまってました。ジーザスが若い分、ユダとマリアがしっかり保護者側に回っているように思えました。若くていろいろ短慮なところはあるけど優しく魅力的なジーザス。そのジーザスを守り、導く・・・というとまた違うのですが、でも、おおかたの流れはその方向だと思います。保護者であり、ジーザスに心酔するものであり。ユダもマリアもそんな目線だったので、年齢も経験のさも全く気になりませんでした。
 ただ、あの、野村さん・・・ジーザスの隣にたたずむ姿は大変かわいらしく、久しぶりにマリアが大好きだった自分を思い出しマリアばっかり見ていたのですが、歌が・・・歌が・・・。母であり姉であり女である。そんなマリアをきっちり演じられたのはさすがですが、歌の評判を聞くと心が痛むので、見ることができてうれしかったけど、出てほしくなかったなあと複雑な思いです。「私はイエスがわからない」で彼女も透明な存在でなく複雑な人生を歩んできた、そして美しいばかりでない愛を抱いてる女だと感じさせるのは本当にすばらしかったんですけどね・・・でも、聞いていて息苦しかった・・・。好きだからこそなんかいろいろ切ない・・・。
 芝ユダは好調なのか不調なのか?序盤は声がかすれているように思えて大丈夫かと心配したのですが、「スーパースター」のシャウトなんてまねできる人がいないんじゃないかと思える相変わらずの迫力。若干声の出し方を探っているようでもあり、でもしっかり聞かせるところもあり・・・。なんともいいがたいです。それにしても、ジーザスを少し前までやっていたせいかやせましたね・・・。ちょっとやせすぎていて、おいしいもの食べた方がいいよと、肩をたたいて励ましたくなりました(なんか違う)。
 神永ジーザスは美しいですね・・・。エルサレムの頃から美しかったですが、ジャポネスクはなおさら美しいですね・・・。柳瀬さんのどこか人形や巫女を思わせる美しさとは違ってまだ人間なのですが、美しさも人間の心を打つようその一つだと感じられました。歌い方も安定してきて、あの初日からよくここまできたなあと、こっちまで保護者の気分です(笑)。
 そして、今回は三人の物語がちゃんと一つの作品として感じられました。マリアも登場時間は短いけれど、ちゃんと物語の一翼を担う人物だと思えたのがうれしい。そしてジーザスとユダもちゃんと同じ世界を生きていた。同じ世界に生きているからこそ、すれ違うのが痛々しい。この辺うまく言葉にできなくてすみません、でも、やっぱりジーザスっていいなあと思いながら見ておりました。
 キャストはほとんど同じでしたが、印象が全く違ったのがアンナス。これが変に高いのが好きじゃなかったんですが、なぜかジャポネスクになったらしっくりきました。
 大八車の動きがなめらかで美しく・・・もうちょっと熱がほしいですがどこか狂い始めてる世界がなんとも美しく・・・。完全に好きすぎてどう言葉にしていいかわからなくなっています。いろいろ言いたいけれど、やっぱり好きな作品だなあと思ったのでした。この「帰ってきた」というような感覚、ほかの作品では感じないので、やはり私にとってこの作品は特別だと思うのです。

劇団四季全般
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/13(Thu) 00:03:19)





  白鳥の湖(マリンスキーバレエ)(2012/11/27)

東京文化会館
★★★★

 すみませんー、コールド新国立に変えてくれませんかー?(わりと本気)。
 元からマリインスキーとは相性が悪いかなと思っていたのですが、やっぱりだめでした。この公演、2大感想が「ロパートキナ様すばらしい!」「コールドうるさい」でした。もちろん、心から楽しんだにはほど遠い状態ですよ・・・。個人的にプリマの美しさを楽しむより作品全体の方向性を楽しむ人間なので、「コールドうるさかった」ばかりが頭に残ってます。寝不足もあったのかもしれませんが、完全に頭が痛いレベルでした。そりゃ美しいですよ。あの細く長い手足、すらりと整った長身のダンサーが大勢舞台の上にいる姿は圧巻でした。動かなきゃいいんですよ、動かなきゃ。そうすれば美しさに目を奪われるだけですもの。でも私はバレエを見に来たのだから、その美しさと音の融和を見たいのです。音楽に合わせた軍靴の響きは日本のバレエ団だけで十分です。新国立のコールドに比べれば大きいし個人個人はうまいかもしれませんが別に一糸乱れぬと言う雰囲気でもありませんし。3幕は個性豊かなダンサーの踊りを心行くまで楽しめましたが、2幕は新国立の、それこそすべてが同じ意志の元で動く手足のようにそろったコールドが思い浮かんで仕方ありませんでした。
 ここまで言いつつも満足したのはロパートキナの完璧な美しさ故でしょう。2幕の白鳥の美しさときたら!腕というのがあんなにも雄弁に物語を語るとは知りませんでした。その感情の機微が、わずかな腕のふるえでわかる。表情より明確に、その驚きが、安堵が伝わってくる。なめらかで、美しく・・・。ずっと見ていたかったです・・・。3幕になれば全く別の生き物としてでてくる。腕を見て、ああ、違う生き物がでてきたと思ったのは初めてです。「違う人」でなく「違う生き物」。それくらい明確に違いました。そして最後に人間に戻るときも、その腕が「人間」に戻ったと感じさせました。本当にすばらしかった!
 というわけでロパートキナは良かったんですが、それ以外はそれほどでも・・・というか、足音なんとかして・・・。自分が舞台の中でなにを一番大切にしているかまざまざ見せつけられたような気のする公演でした。

そのほかバレエ
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/12(Wed) 23:57:32)





  Thomasクロロックがベルリンを去ります

Thomasクロロックの最終日は2013.1.24とのこと
ザラのファーストキャストであるAmelieと一緒に去ってしまうようです。
ご覧になりたい方はお早めに。

次のクロロックは今のところ公表されていません。

Thomas Borchert
| Link | Trackbacks:0 | Comments:2
(2012/12/07(Fri) 23:53:29)





  モンテクリスト伯 in テクレンブルク

テクレンブルクのモンテクリスト伯のキャストが出ました
演出及び主演はテクレンブルクで近年ほぼ毎年演出をし、ライプツィヒで同作品の主演をつとめたMarc Clearです。

Edmond Dantes: Marc Clear
Mercédes: Anna Thorén
Mondego: Carsten Lepper
Abbé Faria: Reinhard Brussmann
Danglars: Frank Winkels
Luisa Vampa: Femke Soetenga
Valentine von Villefort: Jana Stelley
Albert Mondego: Thomas Hohler

欧州大陸側ミュージカル
| Link | Trackbacks:0 | Comments:0
(2012/12/07(Fri) 23:47:12)




201301のログ 201211のログ

RECENT ENTRIES
新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/23) ソワレ
新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ (4)
新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/10) マチネ ・ソワレ
新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/05) マチネ
新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/05) マチネ (2)
スーパー歌舞伎II ワンピース(2018/04/22) マチネ
ドイツ旅行の観劇まとめ
ベルリンノートルダム
ベルリンノートルダム 感想にもならないあれこれ
Kバレエ 海賊(2017/05/27) ソワレ
RECENT COMMENTS
・DexyOnemy / ブランドスーパーコピーバッグ
・KLOSTERMANN81 / Доброго дня
・Imittigiordar / スーパーコピーブランド専門店
・NeooBlern / Создаю копии сайтов от 500 рублей за лендинг
・ゆず / Re:新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ
・マリゴー / Re:新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ
・ゆず / Re:新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ
・マリゴー / Re:新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ
CATEGORIES
日記
欧州大陸側ミュージカル
ミュージカルその他
劇団四季全般
海洋物
映画
CD&DVD
旅(2005/03/11-2005/03/15)
Mozart!(ブダペスト)
Tanz der Vampire
Jekyll & Hyde
旅(2005/04/30-2005/05/09)
その他舞台
ダンスオブヴァンパイア
Thomas Borchert
旅(2005/10/06-2005/10/11)
モーツァルト!
Romeo & Julia
ブログ不具合・修正
本宅更新
Kバレエ
旅(2007/04/26-2007/05/03)
旅(2007/10/05-2007/10/09)
旅(2007/12/11-2007/12/16)
欧州大陸側来日
スポットライトミュージカル
欲しいものメモ
アレルギー治療中
旅(2009/03/13-2009/03/29)
ドイツ語圏劇場
旅(2009/07/07-2009/07/13)
旅(2009/12/19-2009/12/23)
旅(2010/11/03-2010/11/8)
旅(2011/07/02-2011/07/10)
旅(2011/10/29-2011/11/03)
旅(2012/07/14-2011/07/23)
旅(2013/01/11-2013/01/15)
旅(2013/08/31-2013/09/09)
旅(2013/11/01-2013/11/05)
年間観劇記録まとめ
そのほかバレエ
旅(2014/08/02-2014/08/11)
旅(2014/11/19-2014/11/25)
旅(2015/09/18-2015/09/28)
旅(2017/07/22-2017/08/01)
ARCHIVES(1205)
2018 年 08 月 (5)
2018 年 05 月 (1)
2017 年 09 月 (1)
2017 年 07 月 (2)
2017 年 05 月 (2)
2017 年 03 月 (2)
2017 年 02 月 (1)
2016 年 12 月 (2)
2016 年 11 月 (2)
2016 年 10 月 (3)
2016 年 08 月 (2)
2016 年 07 月 (2)
2016 年 06 月 (2)
2016 年 05 月 (5)
2016 年 03 月 (1)
2015 年 12 月 (9)
2015 年 11 月 (4)
2015 年 10 月 (2)
2015 年 09 月 (1)
2015 年 07 月 (1)
2015 年 06 月 (7)
2015 年 05 月 (1)
2015 年 04 月 (6)
2015 年 03 月 (3)
2015 年 01 月 (3)
2014 年 12 月 (9)
2014 年 11 月 (3)
2014 年 10 月 (9)
2014 年 09 月 (8)
2014 年 08 月 (10)
2014 年 07 月 (1)
2014 年 06 月 (7)
2014 年 05 月 (5)
2014 年 04 月 (2)
2014 年 03 月 (7)
2014 年 02 月 (2)
2014 年 01 月 (4)
2013 年 12 月 (13)
2013 年 11 月 (1)
2013 年 10 月 (7)
2013 年 09 月 (7)
2013 年 08 月 (5)
2013 年 07 月 (8)
2013 年 06 月 (7)
2013 年 05 月 (6)
2013 年 04 月 (4)
2013 年 03 月 (7)
2013 年 02 月 (3)
2013 年 01 月 (4)
2012 年 12 月 (9)
2012 年 11 月 (8)
2012 年 10 月 (6)
2012 年 09 月 (9)
2012 年 07 月 (3)
2012 年 06 月 (3)
2012 年 05 月 (6)
2012 年 04 月 (4)
2012 年 03 月 (6)
2012 年 02 月 (10)
2012 年 01 月 (8)
2011 年 12 月 (14)
2011 年 11 月 (13)
2011 年 10 月 (14)
2011 年 09 月 (17)
2011 年 08 月 (10)
2011 年 07 月 (4)
2011 年 06 月 (3)
2011 年 05 月 (6)
2011 年 03 月 (9)
2011 年 02 月 (1)
2011 年 01 月 (6)
2010 年 12 月 (8)
2010 年 11 月 (4)
2010 年 10 月 (2)
2010 年 09 月 (6)
2010 年 08 月 (5)
2010 年 06 月 (7)
2010 年 05 月 (3)
2010 年 04 月 (2)
2010 年 03 月 (10)
2010 年 02 月 (6)
2010 年 01 月 (9)
2009 年 12 月 (6)
2009 年 11 月 (5)
2009 年 10 月 (15)
2009 年 09 月 (3)
2009 年 08 月 (2)
2009 年 07 月 (8)
2009 年 06 月 (5)
2009 年 05 月 (6)
2009 年 04 月 (8)
2009 年 03 月 (4)
2009 年 02 月 (2)
2009 年 01 月 (1)
2008 年 12 月 (5)
2008 年 11 月 (2)
2008 年 10 月 (5)
2008 年 09 月 (4)
2008 年 08 月 (2)
2008 年 07 月 (5)
2008 年 06 月 (3)
2008 年 05 月 (5)
2008 年 04 月 (8)
2008 年 03 月 (6)
2008 年 02 月 (5)
2008 年 01 月 (20)
2007 年 12 月 (23)
2007 年 11 月 (19)
2007 年 10 月 (23)
2007 年 09 月 (6)
2007 年 08 月 (12)
2007 年 07 月 (10)
2007 年 06 月 (15)
2007 年 05 月 (17)
2007 年 04 月 (13)
2007 年 03 月 (9)
2007 年 02 月 (10)
2007 年 01 月 (6)
2006 年 12 月 (16)
2006 年 11 月 (18)
2006 年 10 月 (9)
2006 年 09 月 (7)
2006 年 08 月 (9)
2006 年 07 月 (12)
2006 年 06 月 (17)
2006 年 05 月 (10)
2006 年 04 月 (21)
2006 年 03 月 (20)
2006 年 02 月 (12)
2006 年 01 月 (20)
2005 年 12 月 (15)
2005 年 11 月 (22)
2005 年 10 月 (33)
2005 年 09 月 (26)
2005 年 08 月 (28)
2005 年 07 月 (33)
2005 年 06 月 (24)
2005 年 05 月 (23)
2005 年 04 月 (17)
2005 年 03 月 (24)
2005 年 02 月 (9)
2005 年 01 月 (15)
2004 年 12 月 (12)
2004 年 11 月 (8)
2004 年 10 月 (6)
2013 年 4 月 (1)
過去ログ
LINK
とんぼのせなか
Sound of Music(SoM)
ANA
オーストリア航空
ルフトハンザ航空
スカンジナビア航空
ウィーン劇場協会
オペレッタ劇場(ブダペスト)
Thomas Borchert
Boris Pfeifer
VEIT SCHÄFERMEIER
Grazer Oper
Romeo & Julia
Tanz der Vampire
FLEUGELz
Da Capo
Die Bahn
musicalzentrale
Frank Wildhorn
新国立劇場
K−バレエカンパニー
チャコット
Kバレエブログ
das musicalmagazin
Das Theater Chemnitz
STAGE ENTERTAINMENT
Tanz der Vampire Fanclub
Elisabeth - Die Legende einer Heiligen
Chris Murray
Sabrina Weckerlin
チベットNOW@ルンタ
ちべログ@うらるんた
オーストリア連邦鉄道
M.A FIELD
Jesper Tyden
Felix Martin
Alexander di Capri
ロイヤル・オペラ・ハウス
劇団四季
下村尊則の徒然絵巻
Vámpirok Bálja
スイスインターナショナルエアラインズ
Mathias Edenborn
シュツットガルト劇場
スイス鉄道
Theater St.Gallen
Tecklenburg Freilichtspiele
LOGIN


Copyright © 2004 観劇+αの日々. All Rights Reserved.
[PHPウェブログシステム3 FLEUGELzネットマニア ]