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VAMP 〜魔性のダンサー ローラ・モンテス〜(2014/08/25)
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黒木メイサ:ローラ・モンテス 中川晃教:フランツ・リスト 水田航生:トーマス・ジェームズ 新納慎也:アレクサンドル・デュマ 中河内雅貴:アレクサンドル・デュジャリエ 早乙女太一(友情出演):/(闇) 橋本さとし:ルートヴィヒ1世役
EX THEATER ROPPONGI
実在のダンサー、ローラ・モンテス…ある悪女の物語。 観劇の前にちょっと調べてから行きました。色々な男たちを渡り歩いた…とあったので、きっと美しく妖艶なダンサーと、彼女に魂を奪われ、地位も身分も財産もあったのに破滅していった男たちを描いた、破滅していく男たちとそんな男たちを踏み台に一層輝いていく女の、ダークで色気のある物語かなあと思っていました。思ってたんですけど違いました…。うーん、「男性が作った作品」だと思いました。暗くって大人向けの作品ではあるのですが、色っぽいというよりえろい。そして「運命に翻弄された哀れな女」の側面が強く、「男性が理想とする女性像」をひしひしと感じてしまいました。特に終盤に行くほどそれが強かったので、そういう作品だと割り切るしかないのかなあと思っております。
作品として一人の男とひとつの花とその色がモチーフとなって物語が進んでいくのが面白かったです。映像的…とほかの方が言葉にしているのを見てはじめて気づきましたが、ちょっと普段見ている舞台と雰囲気の異なる演出も興味深かったです。冒頭のシーンで5人の男たちとそれぞれとローラの関係が文字で出てくるあたりなんか象徴的なんですが、このはじまり方結構好きです。ただ、作品のつくりは丁寧ではないので、一人一人の男とどう出会ってどんな情熱が交わされて男は破滅し女はより輝くか…という側面が薄かったのが残念でした。アイディアは面白かったので、もう少し生かしてほしかったなあ。ちなみに個人的に一番ずっこけたのは最初のシーンでローラが「(ドレスの)ファスナーあげて」と言うところ。「彼女の時代にファスナーあったっけ!!??」となってしまって話に入り込めなかったんですよねえ(苦笑)。(ちなみに調べたら「1891年に米国ホイットコム・ジャドソン氏が、靴ヒモを結ぶ不便さを解決しようと考えたものがファスナーの起源とされています。」だそうです(YKK株式会社HPより)。ローラは没年1861年)
役者目当てで行ったのですが、うわさに聞いていて初めて見た早乙女太一さんは本当に素晴らしかった!「闇」という役柄そのものの存在。艶やかに滑らかに存在する漆黒の中で、最も暗く最も美しい部分がそのまま人間の姿を取って動き出したみたい。あの存在感は一見の価値がありましたし、心を奪われました。殺陣はメイサさん相手だったのでゆったりとしたものでしたが、その動きの美しいこと美しいこと!体の動きの美しさや剣の動きの美しさや鋭さを持っているのはもちろん、翻る手首がなんとも美しく滑らかでした。2階席からだったのに、オペラグラスなしでも細かい動きが目に焼き付く美しさでした。 もう一人のお目当てだった中川さんは、ローラとのシーンが…その…苦手なタイプのエロで…つらかった…。これだけだったら目も当てられないと思いましたが、ストーリーというより物語のテーマを語るように途中で歌が入ってくれて安心しました。彼を見るのは何年振りか覚えていませんが、相変わらずというかますます素晴らしくなっていますね!そんな声の出し方をしてよく喉を壊さないなあと驚くような、叫ぶような高音を、耳に心地よく歌ってくれる人ってそうそういません。5重唱になってもその独特の声ははっきり聞こえました。やっぱりすごいなあ。
ところで、この劇場初めて行ったのですが、新しい劇場なんですね。これから稀にミュージカルもやるようなので、覚書程度に。六本木駅から徒歩10分圏内と結構近いのがありがたいです。駅から劇場に行くまでにもおしゃれな感じのお店が結構あって、ほかの劇場に行く時と違う気分になりました。劇場は地下2階と地下1階で実質1階部分と2階部分になってます。客席数900人くらいということですが、四季劇場に慣れてると若干大きな箱に感じるかも。2階席が若干高いのが気になりました。その代り四季劇場みたいに窮屈な感じはしません。 「ONCE」というミュージカルが11月に上演されるのですが、オーチャードやオーブみたいに無駄に馬鹿でかい箱じゃなくってこういうところで見たい!と思いました(BW作品ですが、なぜか周りに見に行った人がいたうえに絶賛してるので気になってる)。1階席部分には降りていきませんでしたが、オケピの概念がない、舞台の低い感じの劇場だったので、面白そうでした。でも、これ絶対見るなら1階席です!2階席だと全体を見るのにはいいですが、プロモーションを見る限りでは一体感を楽しむ作品みたいなので、1階席のほうがいいなあと、座ってもいないのに思っております。
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ミュージカルその他 | Link |
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(2014/08/27(Wed) 23:35:49)
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フリードリヒ(2014/08/02, 2014/08/03)
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★★★★☆
初演の頃からあこがれ抜いてようやく見に行けた作品。DVDがあるので一応全編通しでは見ていたのですが、そうなると一層生で見たくなるというのが舞台おたくの業というもの。見たい見たいと言い続け、日程が決まった瞬間に今回の旅程はほぼ決まりました。作品としてたくさんの欠陥があるのはわかっているのですが、大好きな作品です。
プロイセン王国の強大化に努めたフリードリヒ2世の物語。老年期の王が、若い頃処刑された親友カッテの幻影とともに自分の人生を振り返る・・・という形で物語は進んでいきます。
ちなみにこの作品、ドイツ語の難度がかなり高いです・・・。偉そうに感想を言っておりますが、聞き取りはかなりひどいものです。その点ご了承ください。
スポットライトミュージカルはほぼキャストを見に行くためにあるものだと思っていますが、今作もその通り。テープ演奏だしダンスの振り付けは相変わらず全部やり直すべきレベルだし(いえ、正確にはずいぶんやり直してるんですが、振り付け家が同じだから方向性は全く変わっていないという・・・)、そのほか諸々欠点はありますが、キャストの方々の完成度の高い演技を小さな劇場で見ることができるのがこのプロダクションの作品を見る楽しみの一つです。 主演Chris Murrayは鉄板。若干精神分裂気味のカリスマ的な君主を、その多面的な魅力をうまく一人の人間としてまとめていました。語り部として幕開きから長い時間舞台の上にいるのに歌うのは終盤3曲連続という偏りっぷりですが、年齢や心情をうまく演じ分けてるのでくどく感じませんでした。彼は演技がおもしろく歌も迫力があるので主演で見ると大変楽しいですが、ロングランの看板俳優と言うには若干弱い。こういう地方劇場で一番生きる役者さんだと思います。君主として全盛期であろう中年の頃の闊達な雰囲気、老年期の誰も信じない人間嫌いのやっかいな老人という雰囲気。厳しさと統率力、そしてその影に人間らしい苦しみや悲しみが見え隠れし、そして青年期になくしてしまったはずの愛らしいとさえいえる雰囲気もちゃんと残している。このあたりのバランスが絶妙で、Chris Murrayという役者の多面性を余すことなく引き出していると思いました。ミュージカル俳優として見頃のこの時期に、彼ありきの作品を見ることができて本当に幸せです。 Tobias Bieriのフリードリヒ、2年の月日が流れているのに変わらない瑞々しい好青年でうれしかった!「ソプラノ」と言いたくなるほどの柔らかな声は健在。繊細で、音楽と詩を愛した皇太子・・・という言葉にぴたりとはまる。どこか浮き世離れした透明感のある雰囲気がこの作品にぴたりとはまっていると思ったので、彼が2年前のままの独自の柔らかさを持ち続けていたことをうれしく思いました。多分年齢的には20代前半から半ばくらいだと思うのですが、欧州の俳優さんでその年代でも「永遠の少年」らしさを保っているのって珍しいと思います。しかも彼の場合は性別すら置いてきてしまったかのように見えるほど、不思議な透明感がある。どこか夢見がちで愛情過多な少年。ヴィルヘルミーネやカッテに示すその愛情表現も押しつけがましくなく、年頃なのにどこかほほえましくさえ見えます。一方で王者としての資質というのでしょうか・・・王太子時代では父親とその臣下たちに「プロイセンの恥さらし」とそしられても折れない強さがありましたし、即位してからは王太子時代と変わらぬ優しさの陰に王者としてのしたたかさが見え隠れしているように感じました。(というか、即位後はわずかな登場時間でしたが、少年時代の若々しさというか瑞々しさというかそういうのが失われていて、ちゃんとコントロールしてるのかと驚かされました) カッテのMaximilianは初演と同キャストですが、ヴィルヘルミーネが変わったことによって過去のシーンが若干変化した気がします。「青年期のフリードリヒの親友」という設定は変わらないのですが、若干フリードリヒの庇護者の側面が強くなった気がします。「親友」「臣下」であることは変わってないのですが、DVDの時よりも年齢差を感じ、年上の余裕を持ってフリードリヒを見守っている感じがしました。「幻影」カッテはどこか皮肉屋。場面が変わると雰囲気ががらりと変わります。フリードリヒのことをどこか嘲笑しているかのように思える。彼が「何者」なのかについては作品のテーマに関わると思うので後述します。ほぼ出ずっぱりなのに歌のシーンがほとんどないのは相変わらず。それがちょっと残念でした。 初演から変わったフリードリヒの姉ヴィルヘルミーネはSabrina Weckerlin。役者としては、言い方は悪いですが格が上がったわけですので、もちろん外すことはありません。DVDとイメージは違いますが、フリードリヒより一層年上という雰囲気になっていただけで、それ以上の違和感はありませんでした。変わったとすれば1幕でのフリードリヒとの雰囲気が恋人同士とのそれに近づいていたということでしょうか(笑)。喧嘩して仲直りしてじゃれあって・・・というやりとりが姉弟のそれよりは若い恋人同士といった方がしっくりくる雰囲気でした。終盤の年老いた姿も、違和感がないと言えば嘘になりますが、しっかりと年を重ねた貴婦人の姿になっていました。彼女の魅力が100パーセント出る役かというとちょっと違いますが、それでも魅力的なヴィルヘルミーネでした。ショーストッパーChris Murrayとの二重唱は予想通り圧巻でした。 キャストのバランスの良さはDVDを見てしみじみ感じていましたが、今回も改めて感じました。若老フリードリヒ二人は背格好が似ているというプラスポイントを存分に生かしていたと思います。また、老フリードリヒの動きがまれに若フリードリヒを思い出させ、年齢的に全く似ていないのに、老フリードリヒに若フリードリヒを重ねることがありました。Chris MurrayもTobiasも「背が低い」というほどまで低い方々ではありませんが、周りとのバランスのせいか小ささが際立っている気がしました(史実的にオッケーらしい)。その背の低さが、若フリードリヒのかわいらしさや愛されている雰囲気を出していたと思いますし、逆に老フリードリヒは若干小柄ながらも周りを圧する威圧感を出していたと思います(若い背の高い兵士を若干見上げる形ながらも叱責していたシーンなんかが象徴的)。若者3人についてはDVDと違うバランスできれいにまとめていたと思います。DVDでは3人一緒にまとめてじゃれあってた気がしますが、今回はカッテとヴィルヘルミーネがそろって大人になっていた印象。フリードリヒだけ夢見がちな少年のままでしたが、彼が将来の主君とわかりつつ一歩後ろに控えながらも、彼の目線にあわせて夢を分かち合う姿は相変わらずほほえましかったです。カッテとヴィルヘルミーネが恋仲というオリジナル設定もあり、1幕後半はいったいどこをどう説明したらいいのかわからない奇妙な三角関係になっておりました(笑)。3人がそれぞれの理由でほかの2人を思い合っていたのがわかるから、そしてそれがすべてうまく行っていた時間があるとわかるから、カッテの死によってすべてがバラバラになってしまったことが悲しくて仕方ありませんでした。 父王はClaus Dam。イメージと違いましたが、そのあたりはベテラン、外しませんね。最初は息子への愛情が見えて驚いたのですが、アウグストスに招かれてフリードリヒがフルートを吹いたときの表情が印象的でした。「自分の息子が望んだ通りの人間に育ってないと気づいて忌々しく思っているが、それ故に大騒ぎして場の雰囲気を壊すまでのことはしない」という、苦々しさを理性で隠しているような表情でした。彼のいらだちは結局爆発し、「望み通りに育たなかった」息子を失敗作のように、冷静に判断した上で殺すように思えました。自分が間違っているとは決して思っておらず、きちんと判断した上でフリードリヒを殺すように思えたので、カッテを敵と判断した後は彼を殺すことにためらいなんかなかったと思うのです。DVDと雰囲気は違いますが、説得力と存在感のある父王でした。いや本当にさすがです。
観劇にあたって、資料の量からしたら「ほんの少し」としか言えないのが残念ですが予習をしました。日本語の資料とドイツ語の資料で内容の偏りがあるかとかそんなことに足をつっこめるはずがなく、日本語の本すらろくすっぽに読んでないレベルなのですが、一点気になることがありました。ミュージカルに史実云々を言い出すときりがないのですが、日本語だとWikipediaにも載っているカッテ処刑のシーンが全く違うんですよね。フリードリヒはカッテに許しをこうてないし、カッテはフリードリヒに心を伝えていない。処刑の前にカッテが手紙を読んでいる演出なのでカッテはフリードリヒの思いを知って死んでいったのは間違いないでしょう。けれど逆にカッテがなにを思って死んでいったかをフリードリヒも観客も最後まで、もしくは最後になっても知ることはない。「私は殿下のために喜んで死にます」というメッセージをフリードリヒがカッテから受け取ることはありません。まあ、どういう状況下でこのやりとりをしたのかということをふまえてこれらすべてを「創作」と切り捨てたのかなあと勝手に思っています。そうなってくると気になるのが回想シーンと過去のシーンの違い。冒頭のシーンでフリードリヒはカッテに謝っていますが、実際は謝っていない。謝るのはラストシーン、つまりフリードリヒ自身の寿命が間もなくつきるころです。謝って許しを得て、フリードリヒはようやくカッテと目を合わせます。それまでは幻影カッテがそこにいることを若干目の端でとらえている気はしましたが、目を合わせることはありませんでした。幻影カッテはどこか嘲笑的です。書記官(?)に自分の半生を語っているとき、フリードリヒのことを否定的に口を挟みます。もう一点、この作品ではカッテの死後なにがあったかはフリードリヒが口で語るのみで、若いフリードリヒが次に観客の前に姿を現すのは即位してからになります。「カッテの死」「即位」の別の事象をある程度一つにまとめている気がするんです。そう考えると「カッテの幻影」とは「カッテの死、もしくは即位の時に失ったフリードリヒの若い頃の考え」の象徴かなあと思うのです。いくつもの戦争を乗り越えて国力を増強していったフリードリヒ大王。そのやり方が国のために正しかったという王自身とそれによる影の部分を語ったカッテの幻影、つまり王のもう一つの心なのかなあと思っております(あくまで聞き取れた狭い範囲内で)。基本的にその印象で間違いないのですが、違和感を感じたのは「生き写し」をフリードリヒが歌った後、カッテがフリードリヒに杖を差し出すシーン。このシーンからラストシーンまでは「カッテ自身」だと感じました。嘲笑的なわけでも見守っているわけでもない。ただそこに、「いる」。それ故に不思議と「そばにいたかったカッテ」「そばにいてほしかったフリードリヒ」という構図を強烈に感じました。フリードリヒはずっとカッテに謝りたかった、けれどカッテに謝るということはある種矛盾した自分の人生を否定することであり、それを認めると王でいられなかった、だから今まで謝ることができなかった。年を取って弱ってそれこそもう自分が長くないと理解して、ようやくカッテと和解した・・・それは結局年若かった頃の自分に戻ることだったのかと思っています。カッテから許しを得たときの老フリードリヒの、子供のような笑い顔を見ながらそんなことを考えていました。 長い文章の割に分かりにくくってごめんなさい。うまくテーマを言葉にしたいのですがなかなかうまくいかない・・・。 そして、やっぱり最後の最後、カッテが一人階段を下りていって姿を消す理由はいまいちわかりませんでした・・・。
演出は基本的にDVDと同じ。あまり好きではありませんが、見慣れたせいか生で見たせいかDVDで見たときより分かりやすくなっている気がしました。カッテ処刑後フリードリヒ即位までに色々ありつつ時間が流れたのも、サンスーシー宮殿で老フリードリヒが出てきたのも不思議と唐突さを感じませんでした。 DVDとの変更点は、気づいた限りでは以下の通りです。 ・「Wir Beide Gehoren Zusammen」は振り付け一新。むくれるフリッツをヴィルヘルミーネが慰める感じかな。喧嘩して仲直りして・・・の距離間のとり方(といか緊張感?)がまるで幼なじみの恋人同士みたい。 ・カッテが最初からヴィルヘルミーネに好意を抱いてるのが分かりやすくなった気がする。 ・オルセルスカとはちょっとお話する程度。気になってフリッツから追いかけるみたい。ヴィルヘルミーネは残念そう。そこでカッテがダンスを申し出る。ダンスは一新だが相変わらず。 ・「Spiel Mich」年上のお姉さまに目隠しされたり服脱がされるフリッツ。どうしろと。 ・「Uns're Zeit」振り付け半分くらい変わったかな。カッテとヴィルヘルミーネの二人が「もう仕方ないなあ」と完全に年上の余裕でフリッツ接してる。恋人同士というか夫婦が子供見守るレベル。 ・「Die Schande Preussens」、ラストで男性陣がフリッツをとりかこむ。 ・ヴィルヘルミーネとカッテ、完全に大人の恋人同士。ただ若干ヴィルヘルミーネはフリッツにやきもちを焼かせようとしてる? ・父王の虐待は腹部を杖でたたく→階段をつき落とす。階段の影に隠れなくなった。 ・「Nur Darauf Kommt's An」序盤は多分歌詞も違う。
方向性としてはキャスト変更に伴ってかヴィルヘルミーネ、父王のあたり、劇場の大きさのせいか振り付け全般が変わっていた気がします。振り付けの変化はほとんど意味がありませんし、ヴィルヘルミーネのあたりはどちらでも悪くない。いい変更だと思ったのは「Die Schande Preussens」のあたり。1回目はDVDでは父子の対立を描いているような気がしましたが、今回はフリードリヒの味方をするものなどいないという面とそれでも彼が折れない強さを持っているということを表していた気がします。2回目は父王の暴行を受ける姿が観客に見えるようになったのですが、ほんのささやかな違いでどれだけフリードリヒがひどい目に遭っているかよくわかりましたし、なによりなにが起こってもフリードリヒを助けようとするのはカッテだけ・・・という面が強調された気がします。わずかな違いですが、この二点は気に入っています。
基本的にサブタイトルはドイツ語の「神話と悲劇」ではなく英語の「Long way to Sanssouci」が好きです。けれど実際に見て、「大王の偉業」という神話と、青年時代の自分を殺して王になったフリードリヒの人生を「悲劇」といっているのかとなんとなく思いました。 正直、脚本がはっきりわからないと批評していい作品ではないと思っています。それでも見ている間は楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。・・・話としては最初から最後まで暗いのですが・・・。とにかく暗くって気持ちが沈む作品ですし、老フリードリヒがヴィルヘルミーネと決裂・・・王であるために愛する姉のために開かれていた扉を自分で閉じた後で肩を落とした背景で「七年戦争」の曲が始まるあたりなんか死にたくなるくらいつらいです。それでも、やはり好きな作品だと思いました。またいつか再演の機会を得て、私もまた見に行けることを祈ります。
そのほかのキャストのこととか細かいこといっぱい書き残してますので機会がありましたら続き書きます。
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スポットライトミュージカル | Link |
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(2014/08/19(Tue) 23:17:54)
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Kバレエ新シーズン昇格入団退団情報
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いまさらですが…。
【昇格】 Principal Soloist 白石あゆ美
First Artist 石橋奨也 梶川莉絵 國友千永 益子倭
Artist 加瀬愛実 西口直弥
白石さんの昇格はうれしいです! カルメン、本当に期待しています。 石橋さん、益子さんの昇格は納得。 梶川さんはたまーに気になっていた方なのでうれしいです。
【入団】 Artist 本田祥平 小林美奈 中西夏未 涌田美紀 和田瞬 矢野政弥
Apprentice 片岡沙樹 大川すみれ 宇多優里香 和佐七海 吉田このみ
先日小石川スクールのパフォーマンスで見かけた方もちらほら。 先々が楽しみです。
【退団】 Soloist 日向智子
Artist 愛澤佑樹 浜崎恵二朗
日向さんははっきりと、浜崎さんはうっすらそんな気はしていたので心は穏やかです(しくしくしく)。 日向さんについては、これは良し悪しですが、ロミジュリ公演期間中に退団がなんとなくわかったので、最後の最後踊りをしっかり見届けることができました。 この先どうなってしまうかわからないので、そうやって「区切り」をつけられるとありがたいです。 …浜崎さんと愛澤さんは見届けてないんでちょっとへこんでおります…。 浜崎さんはロミジュリでようやくいい感じになってきて楽しみだったのですが…。 残念です。 別の場所でお目にかかれることを祈っております。
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Kバレエ | Link |
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(2014/08/18(Mon) 00:40:58)
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ミュージカルショップSoMのセール対象品あれこれ
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ドイツのミュージカルショップ、Sound of Musicがセールをやっております。気になるものは持っておりますので、せっかくですから同じ作品のCDの違いなんかを勝手に語ります。詳しい出演者はリンク先を確認していただきたいのですが、メモ書き程度に来日した方のお名前並べています。
・エリザベート
 左:Maya Hakvoort, Mate Kamaras, Andre Bauer 真ん中:Annemieke van Dam, Mark Seibert 右:Annemieke van Dam, Mark Seibert 全曲収録版はこの3つ(それ以外は一部収録やカラオケ)。左右がウィーン劇場協会です。 左につきましては全く違うので詳しくは言いませんが、右のふたつについてちょっと違いを説明します。真ん中がドイツツアープロダクションで、右がそのツアーが終わった後のウィーンプロダクションです。キャストはエリザベート、トート、ルキーニが同じですまあ、オーケストラはウィーンの方がいいです・・・。あと、メインが演じ慣れているため、こちらの方がよいとは思います。・・・・・・・・・・・。私は真ん中のCDでフランツを演じているMathias Edenborn(ウィーン版R&Jのベンヴォーリオ)が大好きです・・・(涙)。
・モンテクリスト伯
 左:Patrich Stanke, Mark Seibert 左が英語版、右がドイツ語です。歌詞カードはともになし。両方ともスタジオ録音です。左の方が上演前に発売されたもので、キャストが豪華です。右の方は実際に上演されたときのキャストなので若干演技がしっかりしてるかなと思いつつ、聞き比べないとわからない程度の違いではあります。キャスト目当てなら左側、ドイツ語目当てなら右側だと思います。というか、どちらも趣が違うので、結構交互に聞きます。
・レベッカ
 左:Uwe Kroger, Andre Bauer 左が初演のウィーン劇場協会のもの、右がステージエンターテイメントのものです(全曲収録はこの2枚だけ)。ザンクトガレン公演のCDは残念ながらありません・・・。「どちらか」といえばやはりウィーン劇場協会プロダクションの初演版をおすすめします。けれどステージエンターテイメント盤のダンヴァース夫人は初演エリザベートのPiaなので、こちらはこちらで聞き応えがあります。
・ロミオ&ジュリエット・ルドルフ
 左:Lukas Perman, Marjan Shaki, Mark Seibert 右:Uwe Kroger どちらも2枚CDがありますが、1枚がコンセプト盤、上記の画像のものが全曲収録盤です。一通り持っておりますが、上記作品については全曲収録盤を持っていれば十分かと思います。ルドルフはDVDもあります。
・ツタンカーメン
 両方:Andre Bauer 傑作ではありませんが、オリジナルミュージカルとしてはなかなか耳なじみがよく、どちらもよく聞きます。主演はエッセン盤エリザベートでルドルフを演じていたJesper Tyden。左がドイツ語版、右が英語版です。ドイツ語がオリジナル言語の作品なので全体的に左の方が曲がきれいに聞こえますが、やはり単調な曲ではありますのでDrew Sarichが中心となってそこかしこにアレンジのある右の方が聞き応えがあります。BGMとして流しておくのにおすすめのCDです。ちなみにドイツ語のほうはDVDもあります。
・Tanz der Vampire
 両方:Lukas Perman, Marjan Shaki 左が10周年記念コンサート盤、右がウィーン再演盤(全曲収録)です。クロロック、ザラ、アルフレート、教授は同じ(クロロックはKevinではないのでご注意を・・・というかKevin伯爵のCDがないのですよ・・・)。収録曲数が多い方がいい・・・かと思いきや、短期集中公演のせいか、のりのいいコンサート盤もなかなかいいです。もう、2枚とも買ってしまえばいいと思うの。
・JCS
 どちらもウィーン劇場協会のコンサートで、Drew Sarichがジーザスを演じています。左がコンセプト版で右が全曲盤。ストレートに右をお勧めしたいのですが、キャストが違うのでなんとも言い難いところ。個人的には左のユダがウィーン再演のルキーニなので結構好きなんです。
・そのほか If I sing
 M!のレオポルト、モンテクリスト伯のタイトルロールのオリジナルキャストThomas Borchertのソロアルバム。基本的に、彼が演じたことのある役が演じた順に並んでいます。ドイツ語圏俳優らしい作品が並んでいます。演じたことのある役ですからそれぞれ物語を感じますし、アレンジがおもしろい曲もあり、聞き応えがあります。とてもおすすめなので買うといいです!(注:私はThomas Borchertの10年来のファンです)
・Frank Wildhorn & Friends
 ウィーンで開かれたワイルドホーンコンサートのライブCD。ワイルドホーン先生のトークが入ってるので聞くところが少ないのが残念。ただ、ドイツ語圏が誇るミュージカル俳優であるThomas、Pia、そしてそれ以上に心に響く歌を歌うワイルドホーンのミューズ、Linsa Ederそれぞれの歌が本当にすばらしい!とても聞き応えのあるいいCDですので、是非。ワイルドホーンファンには無条件でおすすめできます。
・Musical Forever
 Maya Hakvoort, Lukas Perman, Marjan Shaki ウィーンで開かれたコンサートのCD。ウィーンが誇るウィーン劇場協会のオーケストラを中心に、メジャーミュージカルの曲を集めたコンサートのライブ盤。オーケストラもシンガーも一流、名曲ぞろいということで、ミュージカルが好きなら絶対に外さないCDになっています。 ちなみにこれの2もオーケストラは美しいのですが、指揮者の引退公演で、全体的にお祭りモード。一曲一曲楽しむというより、お祭りの空気を分けてもらうような気分になるCDです(特に最初から最後までグダグダのTotale Finsternisとかね・・・)。というわけで2は人を選ぶのですが、こちらは誰が聞いてもおもしろいと思います。
・ドラキュラ
 Uwe Kroger ドイツ語圏ミュージカルの名優をこれでもかと集めたキャスティングにワイルドホーンの耳なじみのいい曲。ワイルドホーンが好きなら絶対にはまると言いきれるCDです。特に「Zu Ende」はこの二人のために作曲されたという言葉に恥じない派手な曲になっておりまして、何度聞いても飽きません。是非一度聞いてみてください。
・アーサー王
 Patrick Stanke, Mark Seibert, Annemieke van Dam, Sabrina Weckerlin ワイルドホーンの新作。ワイルドホーンらしい雄大な雰囲気の曲で、ああ、ワイルドホーンだなあと思いつつ楽しく聞けます。たぶん来年とか再来年に日本でも公演があると思うので(注:根拠はありません)、予習にでもぜひ。
・ネクスト・トゥ・ノーマル
 Sabrina Weckerlin ドイツの地方都市で上演されたのですが、看板俳優のPia、Thomas、Sabrinaが参加している意味が分からない豪華キャストのCD。ライブ録音で本当にドラマチックなのですが、惜しいことにセリフ部分がカットされていて、演技が濃いだけにちょっと聞きづらいです。
これだけ書いてみて気づいたのですが、「Thomas Borchertファンなら持っておけ」と思っているCDが全部今回のセールの対象でした(笑)。ファンとして自信を持っておすすめできるCDですので、この機会に是非(笑)。 ちなみに、以下のCDです。 ・If I Sing(ファン必携) ・モンテクリスト2種(ふたつとも別々の魅力があります) ・F&F(特に「Man I used be」が絶品) ・ドラキュラ(Uweとの「Zu Ende」は何度聞いても最高!) ・Musical Forever2種(1はもちろん、2もファンとしては楽しい) ・TdV2種(その日の気分で聞きたいのが違う) ・N2N(普通のお父さん役というのがまた素敵)
一応リンクは確認したつもりですが、個人の手作業ですので間違ってたらごめんなさい。不足おかしな点疑問等あったらコメントかツイッターで声かけてください。
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欧州大陸側ミュージカル | Link |
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(2014/08/16(Sat) 22:34:42)
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食べた物いろいろ
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今回食べたもの色々。そのほかアイスクリームを1日1Kugel。 1ユーロなんです、ありがたいです。 それはそれとしてこの食生活でなぜ1.5キロ太った・・・? (あ、ホテルの朝食はこの後フルーツとヨーグルト食べてます)。
機内食。夜便なのでこれが到着前です。

到着後Fuldaで朝ごはん。せっかくなので雰囲気のいいところで。この広場のあたりはカフェやレストランが軒を連ねてます、イタリアン多いけど。

観劇前に時間が余ったので手近なセルフサービスのカフェで。残ってたのがこれくらいだったけど、ゴマまみれで完食できず…。

朝ごはん。ごくごく普通のホテルの朝ごはん。

お散歩してからカフェへ(奥の赤い建物)。いかにもなドイツのカフェで気に入りました。前日の朝ごはんを食べた広場のはす向かい位。

しっかり酸っぱいレモンケーキ、おいしい。

バートヘルスフェルトの朝ごはん。普通の朝ごはん(前日夕飯はくいっぱぐれる)。

ポツダムへ移動後、駅でレバーケーゼ購入。ハムのようなもの?いつもぺろりと食べてしまう。

ポツダムで。なんとなく入ったお店。

ドイツ的には軽食だと思うけど私には十分です。

ポツダムのホテルは朝ごはんなしだったのでカフェで軽く。

オランダ人街で。半分でいい。雰囲気よかったけど、虫にまとわりつかれる…。


翌朝ポツダムで朝ごはん。朝だったせいか地元の人しかいない小さなパン屋でした。朝のほのぼのした雰囲気があって好きでした。

一人しかいない店員さんがせっせと焼いてくれた出来たてオムレツ。作り立てというだけでありがたい。

ハンブルクのフィッシュアンドチップス。おいしいけど量が多い。

ハンブルクの朝ごはん。ちょっと豪華。季節のせいかニシンのサラダがあったけど、酸っぱいだけに感じた。

国際海洋博物館併設のカフェ。がっちり固いパン。

どう考えても二人前ある。スズキの一種らしい。さっぱりした白身に濃い味付けのトマトがよく合っておいしい。半分だったらもっと嬉しかった。

ハンブルク2泊目の朝ごはん。

ヴュルツブルク腹ごなしのハムチーズクロワッサン。

セルフサービスのカフェ。見た目よりすっぱかった。

ヴュルツブルクのホテルも朝食なしだったので駅でようやくソーセージ。普通。

いまさらNordSeeのミックスボックス。閉店間近のせいかイモがなかったので揚げたて。これを食べるとドイツにいるなあと思う。

よく見かけたので買ってみたが、いまいち甘さがはっきりしなくて好きじゃなかった。

Fuldaに戻って同じカフェ。のんびりしてるので時間があるときに行くべき。やはりこのケーキを食べないとドイツに来た感じがしない(最終日です)。

朝が早かったので駅でチーズのプレッツェル。味の薄い本体にチーズがよく合って、これ好き。

フランクフルト中央駅で空港行のICを待ちながら(絶賛遅れてた)。バターの風味は薄いけどサクサクパイのアップルパイ、ちょっとくどいけどおいしい。

飛行機待ちのチョコレートクロワッサン。コーヒーによく合いますね。

帰りの機内食。1食目はあまりにもおなかいっぱいなのでパスしました(食べすぎ)。

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旅(2014/08/02-2014/08/11) | Link |
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(2014/08/16(Sat) 02:12:07)
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