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2014年夏の旅行
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絶対にすべての感想をあげられないのでざっくりと。
・フリードリヒ ★★★★☆ 念願かなって再演見れました!! 曲まで手を入れてほしかったのですが、残念ながら大変どうでもいいところ1曲変わったくらいで基本は同じ。 演出もDVD通り地味なものです。 若干説明ぜりふがうまくなったかもしれませんが。 半ばキャストを見に行ってるのであまり不満はないです。 初演からキャスト変更ありつつも、押さえるべきところは押さえていただいて大変うれしかったです。 あまりにも楽しくってどこから語っていいか悩んでるのでまたの機会に…。 見に行ってよかったです。
・キスミーケイト ★★★☆ 客席は受けてたけど私は辛かった…飽きるんだよ…。 せりふが全部聞き取れてたら違ったかもしれませんので偉そうなことは言えませんが(特に劇中劇以外の部分の地名がドイツに変わっててどっかんどっかんうけていた)。 予習はふっるい映画版のみ。 こっちより退屈だったんだから辛いなあ。 一番しんどかったのが「じゃじゃ馬ならしの上演中の舞台裏での離婚したカップルのお話」という部分が生かされてなかったこと。 展開がたるすぎて、「今本番の舞台中である」ということを忘れる舞台裏ものってつまらないです。 こういうラブコメをドイツで見るのは珍しいのですが、言葉がわからないと難しいですね。 大河ドラマの方が展開が早く人の生き死にが絡んでいて感情の起伏が多いので、大まかなストーリーがわかってれば(勘違いも含め)楽しめる気がします。 ダンスも迫力があり、役者さんたちも健闘していましたし、最初は舞台の上になにもないのにいろいろ小道具やセットを運び込んで空間を作る演出は楽しかったですが、休憩なし2時間半のラブコメディって飽きます。 Thomasは押しの強さの中に不器用さもあり、とても自然体で演じていたと思うし相変わらずのええ声だったのですが、いまいち盛り上がれませんでした。 リリィもすごくうまかったしかわいげがあったのですが、カタリーナが、これは演出だと思いますが、かわいげがなかったのが残念。 もちろん男勝りのじゃじゃ馬でいいのですが、そのなかになんかかわいらしさがほしいなあと思うのです(この点、Mayaさんはキュートでした)。 ロイスとベンの若いカップルもよかった! ちょっと古風な演技が作品にはまってまし、ダンスも抜群でした。 舞台はいまいちだったのですが、素晴らしかったオーケストラ! 古き良きコメディミュージカルなのにと言ってしまっては失礼ですが、さすが数をそろえただけあります。 厚みのある音楽に聞き惚れました。
・オペラ座の怪人 ★★★★ Mathias追っかけえんやこらさっさ…。 見れなかったらどうしようと思いつつ、見れたよ、よかったよ…。 評判が恐ろしく悪いですが、評判の悪さがわかる「声質」。 ミステリアスさを全く感じない「陽性」とも言うべき声は、特に声ばかりが響く1幕がきついです。 でも、最後まで見るとちゃんとMathiasらしい、「これありか!」と思える解釈をぶつけてくるファントムで安心しました。 そう、こういう役者さんだって知ってるから彼のこと好きなの。 夢見がちなVarerieクリスティーヌととても相性がよかったと思います。 クリスティーヌが求めたからファントムは音楽の天使になった。 クリスティーヌは大人になったからもう音楽の天使は必要なくなった。 クリスティーヌが求めなくなったから音楽の天使は音楽の天使でなくなりすべての破滅を願ったけど、クリスティーヌが愛を示したから滅びることなく消えた…というおとぎ話。 ラウルがセカンドだったことがあっていまいち弱く、クリスティーヌが一人勝手に大人になった感じがしたのが少し残念でした。 カルロッタがすっごいかわいかった! 「わたくしうまいでしょう、当然ですけどね」という感じの鼻につくところがあって、これはクリスティーヌのかわいさはいいなあと思える。 カルロッタにしてはすごく若くて細くって美人。 でも声はしっかりオペラなカルロッタ。 舞台にいると鼻につくのに舞台から降りるとすねたりするところが妙にかわいいのが素敵。 アンドレとフィルマンのでこぼこコンビも楽しかった。 アンドレはそれでも舞台に興味があるしカルロッタのファンでもあったと思うのだけど、フィルマンは間違いなく経営のことしか頭にない俗物。 そのあたりのバランスがとても楽しかった。 結構面白かったけど、エンジンがかかるのが遅かったのとオーケストラこれでいいのかと思ってしまったのは事実。
・モンテクリスト ★★★★☆ つっこみどころだらけだけどチケット代が安くって(最前列40ユーロ以内)キャストのレベルが高かった作品。 海賊たちが全員女で着ている上着がどう見ても無印良品で千円で売ってるTシャツだったり、男性アンサンブルが二人しかいなかったり、男性のフォーマル服がふつうに現代のスーツだったり、ジャコポが女性だった時点で色々お察しください。 でも歌は本当によかったので、このお値段でコンサートだと思ったら十分ですしコンサートよりはおもしろかった。 Yngveのモンテクリスト伯は「本能で感じたまま演じている」という感じで、特に序盤の喜びや嘆きがダイレクトに伝わってきてすばらしかったです。 若干ラストが「自分が幸せになったから考え方変わった」という感じが強すぎてちょっと置いていかれましたが。 「いつかは王に」のリプライズで1幕が終わります。 メルセデスの「世界を抱きしめていた」の終盤がモンテクリスト伯との二重唱になっていたり、悪役三人組の歌がやたらと派手だったり、ラストが主役二人の「離れない」とアンサンブルのコーラスになっていたり、結構音楽のアレンジがおもしろかったです。
・コルピングの夢 ★★★★ ついうっかり再訪。 初演からキャストも音楽も演出も大きな変更はありませんでしたが、若干見やすくなった気がします。 多分カールが血肉の通った人間になったのが一番の違い。 「忘れてはいけない、あなた方が何者なのか」の終盤あたりで理想を言うコルピングと結局現実の泥にまみれるカールという感じが強くなったのもよかったし、「私たちの夢に戻って」で感じた、「愛するものたちを守る自分でありたい」という弱さも感じられてよかった。 キャストについては文句ないけれど、昨年以上にスザンナをSabrinaが演じる必要があるのかと感じてしまったのが残念。 役者の力量と役の大きさが合わないの。 Claus DamとLeonさんは相変わらず作品の底ざさえをしてくれてすばらしかったです。
ちょっと色々ありまして今回は旅行日数に比べて観劇回数が控えめではありますが、見るべきものが見られた幸せな旅でした。
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旅(2014/08/02-2014/08/11) | Link |
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(2014/08/16(Sat) 00:12:48)
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なぜか今頃レディベス
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今更レディベスのことがふつふつと。 もちろん「いまさらはまった!」ではないです。 最近観劇された方の感想を読んだから・・・というのもあるのですが、やはり観劇したときと同じく、スポットライトミュージカルのことどうも思い出さずに入られないんですよねえ。 つい先日スポットライトミュージカルの方を見に行ったということもありまして、どうもあれこれ思い出さずにはいられないんです。 「似ている」というのは必然だと思います。 歴史ミュージカルはそんなに数があるわけではありませんし、それがある程度似ているのはおとぎ話を骨組みだけにするとそっくりだというのと同じものだと思います。 でも思い出せば思い出すほど、「レディベス」だけにしかない良さもあったけど、「レディベス」にはなくてスポットライトミュージカルにはあったいい点もいろいろあったなあとちょっと思わずにはいられないんです。 どーにもこーにもそれが引っかかって仕方ありません。 なんで引っかかるかというと、ミュージカル界の大御所が作った作品なのに吹けば飛ぶような(実際一昨年飛びかけた)弱小プロダクションが作ったものに比較されてどーすんだよ・・・と思わずにはいられないからだと思います。 「レディベス」の記憶も若干薄まってる昨今、何となくもやもやが募る毎日です。
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日記 | Link |
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(2014/08/16(Sat) 00:09:02)
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レディ・ベス(2014/05/10)
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レディ・ベス:平野綾 ロビン・ブレイク:加藤和樹 メアリー・チューダー:吉沢梨絵 フェリペ:平方元基 アン・ブーリン:和音美桜 シモン・ルナール:吉野圭吾 ガーディナー:石川禅 ロジャー・アスカム:石丸幹二 キャット・アシュリー:涼風真世
★★★☆ 帝国劇場
感想を一言でいってしまうと、「なにがやりたかったかわからない」になります。歴史物なのか恋愛物なのかまずそこからわからない。さらになぜ「エリザベス一世でなければならなかった」かがわからない。根本がわからないので、わからないなりに紐解いてみました。 ちょっと前置きですが、私はスポットライトミュージカルというドイツFulda発のミュージカルプロダクションが好きです。こちらは「ご当地歴史ミュージカル(聖人多し)」を作っているプロダクションで、現在5作のオリジナルミュージカルを作っています。私はそのうち2作目を再々演時に、3作目と5作目を初演時に、4作目は初演時の映像を見ています。そんなわけで「オリジナル歴史ミュージカルの初演」というものがどこまで行けるのかということをすでに経験しているので、結構ずけずけ言いたいことを言っておりますのでご了承ください。(こちらのプロダクションのほうが面白いとは言いませんが、地方都市の小規模カンパニーと勝負してもしょうがないでしょう)
この作品、ぱっと見た目そんなに悪い作品ではありません。音楽はそこまでは印象に残らないですがやはり耳なじみがよく美しいですし、歌い手の中で破綻している人は一人もいません。セットも衣装も豪華ですし、星座版のような回り舞台がとても面白い。豪華キャストは名前だけにおぼれずしっかり自分の役を演じています。でも見終わったとき、なんのカタルシスもないんです。 振り返ってみると問題点はまず序盤にありました。緞帳のない舞台上にあるきれいなセット、そして四季では聞くことのできない重厚なオーケストラの生演奏、リーヴァイさんの華やかな音楽。気持ちが盛り上がるのに、一番最初に「歴史の勉強」よろしくアスカムがそこまでの物語を説明し始めて驚きました。石丸さんは相変わらずの美声で聞き惚れましたが、しかしいくら節をつけているとはいえ説明台詞。面白くありませんでした。 一つ不思議なのは、この導入部は「エリザベス一世を知らない人向け」に作られたと考えることはできても、この後にそういう素人向けの説明がないんです。物語はベスが戴冠した場面で終わります。ベスがよき女王になるであろうということはずっと語られていますが、「どういう女王になったか」ということは語られてません。確かに人間として優しく寛容で知的であることは間違いなく美徳です。しかしその美徳を持っている人間が優れた王者になるわけではありません。この物語は少女ベスが様々な経験をしてよき女王エリザベスになるまでの物語だと思います。少女ベスがどういう生い立ちであったかは説明しているけど、女王エリザベスがどういうことを成し遂げたかが語られてないあたり、彼女を知っている人のための作品なのか知らない人の作品なのかわかりませんでした。 歴史ものとして面白くないと思ったのが史実が生かされていないこと。歴史ものというのは史実と虚構をうまく織り交ぜながら物語を盛り上げていくものだと思うのですが、その「史実」の部分が生かしきれてない。「歴史もの」の優位な点は、歴史に名前を残す人はそれが事実であれ伝説であれ、創作には及びもつかない印象的なエピソードがあるんですよね。男装してお忍びとかバルコニーとか「生まれて初めて幸せ」とかどっかで聞いたことのある話でなく、「彼女ならでは」のエピソードを物語にもっと印象的に盛り込んでほしかったです。
こうやって気になっている点を上げていくと、この作品はなにをやりたくて作られたかというそもそもの問題点にたどり着きます。歴史上にあまた存在する人物の中で彼女を、架空の物語で彼女をモデルにしたというものでなく、彼女自身を語る意味。それがわからなくなるんです。 問題点を洗っていくと、中心人物がベスとロビンであるということがそもそもの問題に思えてきます。ロビンはモデルはいるのかもしれませんが、架空の人物です。架空の人物はどうしても実在の人物に比べて存在が弱い。物語の構成を考えるとき、ベスとロビンのラブストーリーを中心とするなら史実があまり使えず、歴史物である意味が薄くなります。逆に歴史物と考えると、実際に存在しなかった人にスポットを当てすぎることができず、「ロビン」というメインキャラクターの存在そのものが曖昧になります。いったいどこを目指してエリザベス一世の若い時代を題材に選び、「ロビン」という架空のキャラクターを作ったのか。それがわからないのです。 これについては個人的にははっきりした答えがあります。「物語の構成がまるで宝塚のよう」。この一言です。宝塚であれば歴史として物語が浅いと文句を付けるのがそもそもナンセンスです。見に行く側も男役と娘役の二人のラブストーリーを見に行くのですから。二人のラブストーリーを描くのに選ばれた題材が日本人の大好きな中世のヨーロッパで、「バージンクイーンと呼ばれた女王の若き日の恋」という物語であれば全く不思議はありません。必然的に物語は恋愛に傾き、テーマは二人の愛になり、最後にベスは運命の恋でなく宿命を選ぶ・・・まあ、この結末が宝塚でできるかは知りませんが、恋愛中心に考えればこれで全く問題はないのと思うのです。でもこれが宝塚の作品でないとしたら、これでは物足りないのです。
色々歴史ミュージカルを思い出していって不思議になるのが、「エリザベート」や「モーツァルト!」は間違いなく良質なミュージカルだということ。両方とも「該当の人物を知っていること」を前提としてますが、それでもインパクトのある導入部、要所要所で歴史的事実の説明、歴史と虚構を交えながら物語を進め、最後はちゃんと一つの普遍的なテーマでまとめる。そういう手腕があったのに、この作品ではそれを感じない。だからどうしても作詞作曲家の手を放れた後でなにか手を加えられたのではと勘ぐってしまうのです。(そう言う意味で振り返ると、スポットライトミュージカルはそこまで到達してないなあと思うのですよ(苦笑)) 実際、部分部分はとてもおもしろいんです。予想より登場時間が少なくて残念だったのですが、メアリーは歴史的事実を交えながら彼女自身の物語が展開します。両親の残した禍根にとらわれ続けたメアリーとベス。メアリーは一方の宗教(理解度が浅いのであえてこの言い方にします)に厳しかった。最初は望まれていたのにやがてブラッディメアリーと呼ばれる。そしてその後に即位したベスは寛容さを持っている。彼女は「自由」の象徴である吟遊詩人ロビンと恋に落ちた。…なんというか、色々なモチーフがあるのですが、それがすべて投げっぱなしなんです。歴史物に架空の人物を混ぜるなら、その架空の人物によって実在の人物がなにか影響を受けてくれないとおもしろくありません。象徴だけはあるのに全部とっちらかっているので、演出が違ったらもっと違うものになるのではと思わずにはいられません。 フェリペと悪役二人がとても良かったのですが、それが私の中では物語を楽しめなかったことの象徴でした。物語の中心、つまりベスが女王になるまでの物語とベスとロビンの恋物語から離れた部分がおもしろかったということを語っている気がするのです。酔狂で歌舞伎者でどこか芯の通った道化者がおもしろくないわけありませんし、自分の正義のために誰が血を流してもかまわない悪役というのははっきりしていて間違いなくおもしろい。けれど三人ともベスが、ロビンが、二人の物語がどうであれあまり変わらなくてもいい存在なので、だからこそ楽しいのだと思ってしまいます フェリペは大変おもしろい役だとは思いますが、最初からベス派で驚きました。それでなくても、1幕から民衆もベスの味方ですし、教師二人はベスをほめちぎっています。「幾多の苦難を越えて…」というには最初から味方が多すぎるように感じました。むしろメアリーの周りにいる人々の方が彼女の権力に群がっているだけに見えて、メアリーの孤独や悲哀を感じます。 「おもしろくなかった」わけではないんです。「惜しかった」。おもしろそうな要素があるのにそれが生かし切れていない。それがもったいなかったので「どうすればいいだろう」と考えてしまいます。 この作品、悪い意味で新作で、悪い意味で輸入作品だと思いました。「悪い意味で新作」というのは言うまでもないですね、話の全体が散らかってる。なにがテーマでなにを伝えたいかがまとまってない。実際に板の上に上げてみないとわからないこともあるかと思いますが、とにかく全体が散らかってる。「悪い意味で輸入作品」というのはつまり「いい意味での新作」でないという意味でもあります。私もそんなに新作を数多く見たわけではありませんが、それでもドイツ語圏でありがたいことに見ることができた初演作品、もしくは初演キャストというのは、やはりその人たちを基準として作品を作っているのが感じられました。作品のテーマと曲とシナリオと出演者と。もちろんすべてがそろってから作られる作品ばかりではないですが、完成をした作品を見るとそれらを切り離すことが不可能に思えるんです。また、ミュージカルは「初演キャストにあわせた曲」というものが珍しくありません。それが感じられない。ダブルキャストという、ファーストセカンドキャスト制とは違う「どちらが優れているとは公式は明言しない」システムだから仕方ないと思うのですが、初演のおもしろさは「初演キャストにあわせられた曲」にいくらかあると思うので、もったいないと感じました。誰を中心とした物語にしろ、なにかテーマのはっきりした物語にしろ、キャストとスタッフが密に連携をとっていれば「なにをやりたいか」というのがもっとうまく表現できた気がするんです。「なにがやりたいか」ということがはっきりしない作品は、やはり脚本や音楽を外注した「輸入作品」でしかないのかと思ってしまいます。(上記スポットライトミュージカルは「なにをやりたいか」はすごく伝わってくるのです。その役者のために作られた曲も、そのキャストの魅力をうまく引き出しつつ物語に溶け込ませることができるので、初演の面白さを感じます)
キャストについては作品の不備があって語りにくいのですが少しだけ。今回、繁忙期のしっぽだったためにほとんどキャストは選んでません。というか、行ける日程の方が一握りだった・・・。
・平野ベス 全く期待していませんでしたが、子供っぽいお姫様が嫌味にならないかわいらしい人でした。誰に対しても寛容で愛情をもてるおおらかさがとても自然。歌についてもこれだけ詠えれば個人的には文句ないです。最初は本当に子供だったのでこのまま女王に成長するシナリオがちゃんと整備されてればなあと思わずにはいられませんでした。 ・加藤ロビン なかなか男前でかっこよかったのですが、いかんせんシナリオが悪かった。見ている間に彼に対する悪い印象はなかったのですが、振り返ってみるとなんのために存在したのかわからず、ほめ言葉が思い浮かばないのが残念です。 ・吉沢メアリー もっと掘り下げてほしかった人物。冷たさと頑なさを感じましたが、それなのにどこかかわいらしく、ある意味哀れに思える人。彼女に肩入れしてみていて、結構彼女のことが好きだったのですが、ベスとの和解が意味不明でがっくりきました。このあたりもう少し整理してほしかった・・・。彼女が救われたと思えたら、それが一番幸せだったのですが。 ・石丸アスカム 先生。悪くはなかったんですが、別にキャストを選んでいくほどでもなかったなあと。ベスの導き手であるという設定は分かるのですが、じゃあなんだったのかというと記憶に残ってません。占星術をモチーフとした全体の雰囲気にすごく合っていてすてきだったんですが、それとストーリーがかみ合ってくれないのです。 ・平方フェリペ 楽しかった!個人的にはもう少しイギリス王座に固執してくれたりベスに出会って、もしくは状況の変化を受けて変わってほしかったなあとは思いますが、こういうジョーカーみたいなキャラはとても楽しいです。登場シーンのインパクトの強さがうまい具合に作用していたと思います。 ・キャット 大変すてきな貴婦人だったのですが、テーマを堂々と歌われてびっくりしました。すてきなのに、むしろこの役は必要かという問いかけの方が先にきてしまうのがもったいないです・・・。 ・アン 雰囲気があってうまい人だと思ったのですが、存在意義を最後まで理解できず。 ・ガーディナー 禅さんに任せておけば問題ないですね、問題なかったです。コメディに傾きすぎず、重くなりすぎないバランスというのはさすがです。・シモン 問答無用で面白いですね。楽しげな雰囲気がありつつ、思った以上に曲者という雰囲気が好きでした。
なんかもう少しどうにかならなかったのかなあと思ってしまいました。
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(2014/08/14(Thu) 00:36:11)
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青島広志の夏休みバレエ音楽コンサート2014
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★★★☆
正直なことをいってしまうとなんとも微妙な公演。 音楽も踊りも半端だし、コンセプトがよくわからない。 なんとなく踊りたい曲を集めた感じというか・・・なんとも中途半端。 コンセプトはおもしろいと思うのですが、対象の年代や観客のイメージが湧きづらい。 トークも微妙だし、打ち合わせをしたのか悩むような歯切れの悪さ。 なんとも居心地が悪かったし踊りも物足りなかったのですが、久しぶりにKバレエの若手の踊りがみれたので個人的には楽しかったし来年同じイベントがあったらまた行きますが、正直人には勧められないです。
踊りの部分だけ抜粋して感想を。 ・バラの精 誰が踊ったかは不明。 ただ、ぎこちなさがあったというか、ちょっといまいち。 演出としては青島さんが眠っているところの周りを踊る・・・という感じで、本来の「眠っている少女」を知ってる身の上としてはくすりとできたので、コンセプトとしてはおもしろかった。
・眠れる森の美女 カラボスの手下が相変わらずのKバレエ。 よく跳ねるよく飛ぶ。 結構身長が高いであろう二人の女性の対決、好きでした。 カラボスがストレートに悪役というのに対して、リラは善の象徴というほどまっすぐな感じはしないけど、でも間違いなくリラだと思える不思議な存在感(なんだろう、あらゆることを知っているようなそんな存在感)。 マイムの説明もあり、おもしろかったです。
・太鼓の踊り 好きですし楽しかったですが、コンサートでやる演目じゃないですね。 楽しかったですが。 なんとなく上滑りしているというのかな、世界に入り込むまでちょっと時間がかかりました。 オケもなんとなく公演の時よりも迫力ダウンでしたし。 途中から楽しくなってきましたし、狭いところでのびのび踊る杉野さんを見ているのは楽しかったです。 バックダンサーは男性4人、女性2人。 相変わらず見分けは不可能です。
・ドンキホーテ アダージョだけですごーく残念でした。 狭いのかもしれませんが、全部見たかった・・・。 そんな短い時間に、池本さんはその非凡な才覚を見せてくれたと思います。 この方、本当にすごいです! サポートするときの安定感は抜群、一つ一つの動きが、一瞬一瞬を切り取ったとしても完璧じゃないかと思うくらい美しい。 一つ大きな跳躍を入れてくれましたが、本当にお見事! 眼差しも優しく暖かく、本当にうっとりするような王子様でした。 ・・・ええ、王子様じゃないんですけどね、本当は、床屋の息子ですけどね。 余りにエレガントすぎてバジルに見えないなんて、このバレエ団には珍しい逸材です。 本当に、もっともっと踊りを見たかった! ・・・そして佐々部さんがファーストソリストで池本さんがソリストであることに改めて首を傾げる。 逆じゃないか?
・花のワルツ この曲自体、ワルツの優雅さがなくってあまり好きじゃないんですよね(苦笑)。 失敗するとばたばたしてるだけに見える。 若干ばたばたし気味だったかなと思います(特に男性)。 今回は日向さんを見ると心に決めていたので、ずっと彼女を見ていました。 残念ながら日向さんと井澤さんの相性が悪いのかばたばたした感じでしたが、日向さんの花のワルツは華やかでかわいらしかったです。 篠宮さんは予想通りよく似合っていました。 アントルシャカトルがあまりに美しくって目を奪われました。
・Ballet Gents 今回の目玉かな? 宮尾さん以下、福田さん、杉野さん、益子さん、栗山さんです。 基本的に振り付けはバレエの踊りですが、そんな中にちょっとした会話っぽいやりとりというかふざけたみたいな動きがあって、これがちょっとしたニュアンスになっていておもしろかったです。 こういう「お遊び」はやりすぎると飽きますが、結構正統派の踊りが多い中ではちょうどいい息抜きになりました。 役を踊るでなく自分の踊りたいように踊っているという感じで、それはそれで楽しかったです。 杉野さんは踊りだけだとふつう、益子さんは哲也の踊りをまねるので笑えました。 福田さんは端正なのでこういう個性のぶつかり合いはちょっと厳しい気もしました。 栗山さんはもう少し手足のコントロールが利いたら理想です。 宮尾さんは、普段いろいろ言っていますがやはり若手に混じると格が違います。 振り付け自体は可もなく不可もなく。 このままの路線だったらつまらないとは思いますが、お披露目としては楽しかったです。 外部の振り付け家呼ぶなりして、やり方を考えたらおもしろくなりそうな気はしました。 頑張ってほしいです。
おまけ: 27日に小石川校のパフォーマンスを見に行ってました。 「発表会」であることは理解しているので、感想は少しだけ。
・イーゴリ公 ひさしぶりにこれが見たくって行ってきました。 キャラクターダンスとして毎年踊られるこの演目が結構好きなのです。 今年はまあまあ普通。 良くも悪くもないですが、曲が好きなので郷愁漂うメロディーに乗せて踊られる物語を楽しみました。 隊長いろいろ踊れそうな感じの方でした。
・ドンキホーテ(3幕) セットも衣装もほぼKの公演と同じ。 振り付けが若干違った以外は、最後に「ドンキホーテがまたドルシネア姫を勘違いして旅にでる」の部分がなく、特に意味なくサンチョをつれて旅に出ると変わっていた以外はほぼ公演通り。 ゲストはロレンツォ、ドンキホーテ、闘牛士の一部のみ。 ガマーシュやサンチョまでスクール生がやっていたことに驚きました。
目的は闘牛士役の兼城さん。 そんなに見せ場はありませんが、相変わらずの笑顔と軽やかな身のこなしを見せてくれたので私は満足です。 身のこなしがシャープなんだけれど柔らかいところとか本当に好きです。 何気ない動きも本当に軽いですし。 カルメンでまたお会いできますように・・・。
バジルはかなり安定した踊りでした。 背は若干低いかもしれませんが、ジャンプもターンも安定している。 その勢いのある踊りがいかにもKバレエの子供ですし、でも勢いだけで踊ってるわけではないあたりがさすが。 キトリもきちんと安定してました。 回転が若干弱い気もしましたが、軸はどちらかというと強いと感じました。 軸が強いのに雰囲気は柔らかかったところが好きです。 しかし、発表会なのにグランフェッテで手拍子が起こらなくって驚きました。 観客も頑張った!(ここで手拍子ってけっこうあるんですよね・・・)
個人的に特筆したいのがガマーシュ。 サンチョはまあ普通にかわいかったのですが(床にぺたんと座ってるのがかわいい)、ガマーシュは思わず目がいくほどおもしろかった! 若干衣装に振り回されていて踊りについてはもうちょっと頑張ってと思ってしまったのは事実ですが、例えばキトリとバジルのグランパドドゥを見ながら「きぃ!悔しい・・・でもキトリちゃんやっぱりかわいい・・・」とどこか未練がましくしているあたりなど、なかなかおもしろい演技でした。 エスパーダとメルセデスは若いということもあってちょっとそつなくこなしてる感じはしてしまいました。
結構楽しかったです。
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Kバレエ | Link |
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(2014/07/28(Mon) 00:20:31)
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