20011年7月の旅行のまとめ
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今回の旅では5都市(5作品)8回観劇して参りました。 とっても充実したいい旅でした。 感想は鋭意作成中ですが、こだわりがありすぎて書き終わらないかもしれないという懸念(というか的確な未来予想)があるため、ちょっと一言感想。
・End of the rainbow ★★★★ 晩年のジュディ・ガーラント(オズの魔法使いのドロシーなど)の物語。 たまにジュディが歌うだけで、基本的にはお芝居です。 なぜそんな作品を見に行ったからというと、出演者の中にThomas Borchertの名前があったからにほかなりません(笑)。 ジュディと若い恋人(夫?)とピアニストの話で、Thomasはピアニストの役でした。 お芝居だし予習もしていかなかったので理解度は大変低かったのですが、芸達者な方3名による小劇場での芝居は見応えがありました。 Thomasは不器用な感じのする損な役回りのさえない中年・・・という感じだったんですが、白髪交じりの髭がとってもセクシー♪ 分からないなりに話は楽しく、目の前でThomasが膝抱えてふてくされたりしてくれて、大変目の保養でした。 ジュディ役の方の演技は圧巻。 薬中でハイとローの繰り返しが見ていてしんどかったのにも関わらず、すっかりおばさんだったのに、女性としてとても魅力的だと、かわいらしいと思うシーンが多々ありました。 たぶん、言葉が分かってたらもっとおもしろかった。
・Jekyll&Hyde ★★★ モダンな感じのするJ&Hと聞いていたんですが、問題点はそこじゃなかった(笑)。 前奏の後で電話が鳴る現代版というのは問題がないのですが、とにかく至る所の改変がすさまじく、「ワイルドホーン先生、こんな改変はありなんですか!?」といいたくなるほど。 これは友達と一緒に見て「あれはなに!?」とつっこみを入れたかったです(笑)。 プログラムを見せたミュージカル仲間誰もが「これ、デンジャラスゲームでしょ?」というシーンが実は1幕最後のジキルとルーシーのシーンだというほどの衝撃。 いや、別の意味で楽しかったです。 若干オペラよりでしたが(そういう劇場だし)、音はよかったので、そこでもとはとった感じですが、まともなJ&Hが見たい! (ウィーン&ケルンと韓国来日以外でまともなのみてないのよ・・・)
・サンセット大通り ★★★★☆ 人生初の野外劇場は毛布にくるまれてふるえながら見ていました。 舞台自体は最高! 屋根がないので音響は間違いなく悪いのですが、徐々に沈んでいく太陽と深くなっていく闇のすばらしさ! 予習がいい加減だったのでストーリーの理解度は低かったのですが、とにかくノーマの作りだす世界観というか雰囲気が素晴らしかったです。 全体的に低予算を思わせるのに、彼女の服の質と数にはけちけちしないこだわり方も魅力。 ジョーのRasmusがもう少しあくが強ければよかったのにと思ってしまうのは予習代わりにUweの声を聞いていたからかもしれません。 演出は劇場の広さとセットの立体感を活かしたところが気に入りました。 特に終盤、雷が鳴るシーンは夜空に光が見えるところがまさに本物の雷そのもので、その美しさにぞっとしました。 これ以降「この演目も野外でやればいいのに・・・」と野外ミュージカルの魅力に取りつかれておりました(笑)。
・女教皇 1回目 ★★★☆ 2回目 ★★★★★ 3回目 ★★★★☆ 今回の旅のメインイベントその1。 このプロダクションの作品は2年前に聖女エリザベートを見ているのですが、これが結構好きだったのです。 新作、しかも大好きなSabrina主演、相手役はMathias Edenbornと聞いちゃ行かずにはいられません! 1回目はMathiasにふられて涙を飲みましたが、2回目以降はMathias以外もファーストキャストに恵まれ、とても楽しい観劇をすることができました。 女が学ぶことを許されなかった時代、男の姿となって学び教皇になったといわれる幻の女教皇。 セットと衣装が華やかで、役者が素晴らしく、物語と曲はもう一工夫ほしいというところがありましたが、このチケット代でよくここまでのオリジナル作品が作れたと感動できる仕上がりでした。 現在CDをリピート中、くせになります♪
・Tanz der Vampire 1回目 ★★★★★ 2回目 ★★★★☆ シュツットガルトのTdVが見たい!ということで行ってきました。(この旅行のメインイベントその2) これでドイツ語圏のTdV上演地はすべて制覇した!ことは確かなのですが、シュツットガルトの初演と再演は劇場が違うのですね・・・。 せり上がってこない螺旋階段や相変わらず上演地が変わるごとに短くなる作品にいらいらしつつ、でも楽しんで参りました! キャストは2日ともほぼ同じ。 ザラは2日とも違うセカンドさんでした。 1日目がちょっと妖精のようなかわいらしさを持っていて、2日目の方が野暮ったい、でも二人ともザラのイメージぴったりの、田舎娘だけど強い声を持った人でした。 Janクロロックはとっても楽しそうでした(笑)。 1日目は最初調子が悪いかと思いましたがGierの艶やかさと調子が悪そうとか思ってすみませんでしたとしかいえない声の延びと張り、そして細やかで激しい演技にしびれました。 2日目は調子が悪いとは思わなかったのですが、そこまでGierがいいと思えなかったのでお星様減。 ダンサーのレベルが高く、オーケストラが薄いとか照明が明るくて雰囲気がいまいちと思う気持ちを最後には吹き飛ばしてくれる楽しさでした。 やっぱりこの作品は楽しいです! 次はベルリン!
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(2011/07/25(Mon) 01:11:05)
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ドイツ行ってました
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ドイツに行っておりました。 旅立ちの前に一言書いていこうかと思いましたが、ぎりぎりまで準備が終わらず、とても書いている暇がなかったのです・・・。
今回の観劇は以下の通り。 End of Rainbow Jekyll&Hyde サンセット大通り 女教皇(3回) Tanz der Vampire(2回)
他にも見たいものはいろいろありましたが、とっても楽しい観劇でした。 感想はおいおい書いていきたいと思いますが、ドイツの野外劇場と地方都市公園は侮れないかもしれないと改めて思いました。 まあ、大外れもあるんですけどね(笑)>J&H
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(2011/07/11(Mon) 00:06:47)
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