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  新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/23) ソワレ

 楽しかった8月もあと少しで終わり…ラストスパートです。今日の公演のことと、やっぱり好きなシーンをメモ書き程度に。(明日もお仕事ーー!ということで時間切れです)

 1幕序盤は心の中で役者さんたち応援。え、喉大丈夫?口回ってる?今変なところでぶつからなかった??等々、ささやかなところだけど心配になるようなところがありました。1幕の中盤を超えたあたりからエンジンかかってきたのか面白くなって一安心。
 イルカ先生、声も雰囲気も優しくて好きです。キャラが絞られてるから「ナルトが九尾に乗っ取られたら」のセリフがイルカ先生になるのはわかるんだけど、どうしてもナルトへの厳しさより、ナルトのこと心配している感じを先に受け取ってしまう。
 病室でのカカシの「失う苦しみは…」というくだり、声に悲しみは味わい尽くしたという雰囲気があって、短い時間だけど人生の深みを感じる。大蛇丸の大蛇がやってきたとき、サクラをサスケが本当に反射的に助けようとしているのがいいなあと思う。それがあるから、そのあと病室を出るときの「どけ」という一言が悲しい。
 綱手様の城壁ぶち壊し、妙に迫力がありました。綱手様が髪を後ろに払うしぐさが好きです。薬盛られた自来也が朝になって飛び出していくシーン、「ちくしょう」とかなんとか、いつもと違う叫び声あり。これが「すべてうまくいく方向になんとか持っていきたいと思ったけど最悪なことに綱手を殺さなくちゃいけないかもしれないし体の自由はきかないし腹立たしい」という自分に対するいろんな苛立ちが一言に込められていてよかったです。綱手様、「しゃんなろー」と殴り掛かるところの身軽さにびっくりしました。

 2幕始まった時思ったのですが、ナルト、背が伸びた?(伸びません)(ちょっとお衣裳がぶかついてる気がして心配…)
 サスケの剣を抜く、納めるの基本的な所作がとてもきれい。基本的な動きだけど少し変わった位置にあるから印象に残る。

 2幕の時にも思ったのですが、なぜか3幕のほうが感じます。ミナト、手がほっそりと優美できれい。
 死者の口寄せの後の自来也、なぜあの高下駄をはいて後ろ方向によろけられるのか、倒れることができるのか。後ろ方向に行くのって怖いのに、そういうためらいが一切ないから、本当によろめいてるように見えるんですよね。ああ、それにしても猿弥さんの自来也はかっこいい、ずるい。ナルトへの呼びかけから最後のつぶやきまで、このシーンは本当にひとかけらの隙もなくかっこいい。また、このシーンの迫力があるから、最後に出てきた時、満足気に笑っているのがいいのですよね。「納得がいくようにやり遂げた」感じがするから。
 六道仙人モード(?)になってからの猿之助マダラの人外感はすごいですね!空中での姿勢がとてもきれいで、上からつられているというより、足を踏ん張っている感じがするので空中に浮かんでいる感じがします。記憶違いでなければ愛之助マダラはサスケが木の葉側についたことに驚いていた気がするのですが、猿之助マダラはそれはなし。まあ、あれだけ強ければそりゃそうだろうと思ってしまいます。ナルトサスケとの戦いは後半に結構畳みかけるように二人が攻撃をしてやっとようやく倒れた感じがしました。二人で蹴りを入れたり、結構動きにドラマがある。最期はのけぞるような形で正面に倒れていきました…なんでそんな形で倒れられるのか…。
 これも散々書いてる気がするのですが、サスケがいろいろ態度を変えても、ここの最後の「火影とは…」のくだりでなんとなく彼自身がずっとなにを考えているか分かる気がするのです。イタチのやっていたことは正しかった、彼がやったことは火影にふさわしいと言える行いだったと、それを自分で証明しようとしているように見えるのです。このシーンでのサスケの「ナルトぉ」という呼びかけ、見下すような嘲笑するような感じがして、それがなんか物悲しい。
 本水のシーンはうまくなったというか…最初の方は本当に角に頭ぶつけそうで不安だったのですが、いつの間にかそんなこともなくなりました。台詞も聞き取りやすくなった…と思います。いまさら書きますが、武器を使った戦いから素手へ、最後に千鳥と螺旋丸というのがよいなあと思っています。右肩を刺されたサスケが、そのあとしばらくそこの傷を気にしている感じがいいなあと。
 最後の会話のところは、今日はなんとなくほのぼのムードというか。あー、もう本当にサスケってめんどくさい男だな!という感じなのですが。ナルトがどれだけ自分を信頼してくれてるか、友と思ってくれているかを試しているように思えるというか。そりゃ何度も同じこと言わせるなと言いたくもなるし、「そういやお前も意外とバカだった」というナルトの返し方はうまいなあと思わされます。「うるせーよウスラ」と一息で言って、言葉が見つからないように、顔を背けながら「トンカチ」。ようやくここでサスケは負けを認めた…そういう風に感じました。いつも以上に観客の笑い声が耳に入ってきたのですが、なんかそれもわかるようなというか、ああ、よかったこれで大丈夫だと、ナルトと一緒に笑いたくなるような、そんな幸せな空気でした。
 早くとも休演日を挟んだ後からだと思うのですが、最後の花道のところでサスケは無くなった左腕に触れて笑っているのですね。以前はもう少し不確かな未来を思って静かに笑っているという感じだったのですが、ナルトとの絆を思って本当に幸せそうに笑って歩いていました。本当にこの時のサスケはなんの不安もないし、なんの憂いもなく笑って旅立つ(もしくは旅の中にある)サスケと、もちろんサスケの旅路になんの不安もないけど、少し寂しそうに見送るナルトの対比は、やはり好きです。(あと、ラストの綱手様は結構ぎりぎりまで座っていて、その姿がなんとなく第一線を退いた、今の彼女は火影でないと感じさせて好きです)

その他舞台
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(2018/08/24(Fri) 00:37:29)





  新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/19) マチネ ・ソワレ

 めでたく10回目観劇です。なんでこうなったか自分でもよく分かりませんが、とにかく10回目です。今回珍しく、観劇終了後には文字数の多少はあれ感想を書いております。しかし、これだけ回数重ねると自然と感想も変わっていくしどこから書き始めたらいいかなのですが。終盤戦で感想がないのは自分的にもったいないなあと思ったので(まだチケットある)、好きなものとか気に入ったものとか、そんな感じの感想を並べてみます。基本的に20日昼の話、もしくは19日昼夜の話のつもりですが、いろいろ混じってるのでよくわかりません。台詞はうろ覚えです。そんな感じで、書けるだけ書いてみます。(ちなみに時間切れでいろいろ中途半端です。後半のほうが好きなシーンが多いのに、どうして初めから書き始めたんだ、自分)

 オープニングがすごくこの作品らしいというか…。ものすごくかっこいいです、初めて見たときからそのときめきというか興奮は変わらず、本当にいい物語の始まりだと思う。でも、これがあるから二人ともはけてから大急ぎで1幕の装いに変わらないといけないわけで。ここが一番顕著に、「おもしろい舞台を作るために舞台裏は大変なことになってる」と思います。ありがたいですが。
 大蛇丸の声が初日と変わってきたかなあと勝手に思っています。なんというか、くぐもった感じの声質は変わらないけど、より遠くまで響くようになったというか。つまり声質は変わらず聞き取りやすくなった。
 ナルトの「いつか絶対火影になってみせる」とナルトが言ったとき、誰も聞いてないのでなく、ちゃんと聞いててそろってためいきついてるサスケとサクラ(笑)。
 自己紹介のところでサクラがまず手を挙げようとしたところでナルトが先に出てくる、ちょっとイラっとした感じだった。ナルトはサクラちゃんが好きだからサクラはナルトが嫌いという関係だと思ったので、嫌いなものはナルトですは唐突だったけど、これはこれでありかも。この後のうっとりするサクラと分かんねーという顔のナルト。あと、このシーンのテンポ良くなったよね。ナルトは直前のシーンよりさらに幼い感じがする、多分。
 あざといと言えばあざといけど、ナルトの影分身が当初は役立たずであったこと(しかも出てくるの二人だけ)というのがいいなと。そして下手側でうずくまっているナルトを軽々飛び越えていくサスケ(笑)。場面転換の前にくるんとクナイ回してとどめを刺すサスケがかっこいい。
 猿弥さんが自来也やったらおもしろいに決まってるじゃないかずるいずるい、といつも言ってるのだけど、登場シーンがもう少し派手になってほしいという欲求が少しあります。なんだろう、もっと「ばーん」と出てきてほしくもあり、このあたりが微妙におもしろくないのはそこは全く関係ない気もしなくもあり。「天下御免の色男」のあたりとか、あとのシーンだけど「ありゃ絶対ワシに気があるぞ」とか、自然に客席を笑わせられるのもずるいなあと。
 暁のアジトへの場面転換は間違いなく初日より時間短縮してるんですが、やはりかったるい。幕が閉じてそして一気に世界が変わる感覚が欲しいというのもわかるけど、すごく現代に寄った演出が多いのだから、もう少し、なんとかして欲しい(南座に期待)。あと最近デイダラさんがお気に入り。
 ラーメンを食べるナルトと自来也、ラーメンは消え物じゃなくゴム製のなんか…と笑也さんの夜話で聞いたのですが、どうしても食べてるようにしか見えません。水用のコップが空なんだから、ラーメンなんていう固体が実物なわけがないのに、本当に訳が分からない。それはそれとして、このシーンのナルトはかわいいですね。スープ飲んだときの幸せそうな顔とか、サスケでも連れていくかと言われたときのあわてぶりとか、ころころ表情が変わるのがとてもかわいい。そして、「師匠」っぽくかっこよく決めたのに「ありゃ絶対ワシに気があるぞ」でしっかり「エロ仙人」と言われるにふさわしい雰囲気を出せる自来也は、本当にずるいなあ(好き)。
 (相変わらず原作は読み直してないんですけどね、イタチの天照はなんというか、チート技だったイメージがあるので、強さがわかるとうれしいなというか、写輪眼って結構表現難しいよね…)
 綱手の過去の火影たちへの言葉は、冷たく突き放したように聞こえて、ちゃんと彼女は全部わかってるんだと思わされます。3代目が亡くなったということも、バカにしているように見えて、でも悲しみを押し殺しているように聞こえる。そんなことはとっくにお見通しの自来也と、そんなことはしったこっちゃないナルト。言い方としてこれで正しいかわからないですが、自来也がナルトをけしかけたようにも思える。ナルトのまっすぐな言葉が綱手を変えられるんじゃないかと思ってるみたいに(このあたりの自来也の雰囲気がまた、いろいろわかってるくせにナルトのことほっといてて良い)。「誰このハナタレ」からの綱手様が本当に三忍の貫禄を感じさせて大好きで。本当に指一本で翻弄されてる巳之助さんお見事。足元を払われるのも、でこピンで転がされるのも、本当に綱手にやられてる感じがして好き。「火影になってやってもいい」、この賭はナルトが負けたところで綱手はなにも得るものがない。それなのに不思議と不自然さがないのは、「どうせできるわけがない」といういろんな意味でやけっぱちな綱手の迫力にこっちが負けてるかなあと思う。
 綱手と自来也が酌み交わすシーン、冒頭で自来也が上着を脱ぐのが、二人の距離感を表しているようで好き…と思っていたら、その隙に薬を仕込んでいた綱手様!別に隠しているわけでもないけど、自来也の方に視線が行ってしまう作りになっているのがいいなあと。この綱手の動きに気がつくと、そのあと彼女が自来也が酒を飲まないことを気にしているのがわかるし、「少しは飲め」の言葉の意味も違って聞こえる。こういう舞台的な仕掛け、とても好き。
 里を出て行こうとするサスケ。食い下がるサクラから始終目線を外しているのがいいなと思うのです、目を合わせたら心が揺らぐのがわかっているから。「お前、うざいよ」(これ、初出ここになってしまうのが少し残念でもある)、と口で言いつつもそっとサクラを地面に横たえさせるのが本当に暖かく寂しい(直前の綱手が容赦なかったらかより際だつ)。里を振り返り、残りたいという思いを振り払って足を踏み出す。個人的に最後のシーンと対になっていると思っているシーンです。(思い出したのでここで書く、死んだはずのサスケが生き返ったシーン、自分が生きていたことを喜ぶサクラの気持ちに戸惑っているようなサスケがいいなあと。自分がそんな風に思われているなんて気づいてなかったから、どう反応を返していいかわかってない感じ)
 自来也の「綱手を殺すしかない」、これが不思議と綱手への愛情というか責任感というか、やはりこの二人の関係はいいなあと思わせる一言に聞こえます。綱手様の「もう一度触れたかった」というせりふが悲しいけど、暖かくて好き。なんというか、抱きしめてもらうような、そんな感じのする響き。
 1幕ラストの口寄せは本当にいいですね!自来也が本当にまんまというかかっこよすぎるというかでつい見てしまうのですが、綱手様美しいし、こないだようやく大蛇丸とサスケ見たのですがやっぱりかっこいいし、ここは全然目と時間が足りません。

 今更ですが、自来也の動きが高下駄はいてるとは思えない軽やかさですごいと思わされます。衣装も重いでしょうに、彼の性格と同じように飄々として見える。ひいひい言っているナルトの隣で笑っているのがとてもいい。
 サクラについては作品の作りの関係上どうしても見せ場シーンが少ないですが、ちゃんと見ていると彼女は彼女で強くなりたいと思うにふさわしい気持ちの流れがあるんですよね。そしてこの踊りのシーンは綱手様ともどもとても美しくて好き。
 ナルトと自来也の会話、多分、ここの会話がある意味この作品の鍵なんだろうなあと思っています。自来也がサスケのことは忘れろと言っているのが正論に聞こえて、でもナルトの反論は彼らしくもっともで。なんというか、そんな風にまっすぐなナルトが魅力的だから、素直な気持ちでこの作品を楽しめるのだとかってに思ってます。それにしても、仙術の話が明らかに右から左に抜けてるところとか、ラーメンひとつで死にそうなところとか、ナルト相変わらずかわいい。
 サスケと大蛇丸の対決、今までのアクション寄りの動きと違ってなんだか新鮮に見える。中腰の殺陣なんて、きれいだけど見ているだけで腰が痛くなる。前の方に座ったときに思ったのですが、海老ぞりってそんなに柔らかいというわけではないんですね(私の基準はバレエなんで、ちょっと感じ方が違うかもしれませんが)。それよりも筋力というか…あの姿勢のまま、あそこまで下がって、そこからあの速度で元に戻れるなんて!すごいなあ。(原作この辺完全に置いてきぼり食らった人間が言うことではないけど、サスケの「俺が大蛇丸を乗っ取った」がいまいちぴんとこなかったのが残念)
 マダラは登場すると仮面一つ取っただけで場をさらっていってさすがとしか言いようがないです。退場の時の愛之助さんの高笑いがまたかっこいいのなんの。逆に猿之助さんは口元に笑みを浮かべているだけなのに、体全体で笑っているのがわかるというか。割と交互に見られているので、大変楽しんでます。
 イタチと鬼鮫の並びはよくしゃべるのとしゃべらないのと、空気巻の違う二人という雰囲気が好きです。こういうまとっている空気が違う存在が並んでいるのを肌で感じられるのが舞台の醍醐味というか。花道へはけていくときの、静かな動きで左手を袖から抜くイタチの動きがきれいで好きです。鬼鮫は鮫肌を蹴り上げて肩に背負うところがかっこよくて好き。しかし鮫肌、軽々と振り回しているので軽いんだろうなあと思ったのですが、大概軽い物はもろい物なので、あれを軽々振り回せるのは相当の技術なのだ…ということに気づくまで結構な時間を要しました。
 観劇前は「綱手と自来也のシーンあったらいいなあ」なんて思っていたので、幕ごとに見せ場があって狂喜乱舞しております。「自来也の言ったとおりになったな」「だろう」とか、本当にこの二人の距離感が好きです。「エロいだけ」に笑ってる綱手様も好き。綱手の質問に対する自来也の答えがいまいちしっくりこないけど、なんかいつもごまかされる。
 イタチを探すシーンで、サスケとナルトが交差するのがいいなあと思う。公演前から言っていたように、2幕は全然接点のない二人が、同じ目的を目指して走ってるのがよいです。
 暁側とナルトたちの戦い、多分原作通りの技なんだろうなあと思いつつぼんやり見ていますが、具体的にどうと言葉で説明できなくても、全体をなんとなく見ているとどんな雰囲気の戦いなのかわかって、それはそれで楽しいです。このシーンの最後は化け狐なナルト。目が完全に別世界に行っちゃってるし、狐の手がかわいいし、完全に化け狐。ここ、幕が閉まるのはどうかと最初は思っていたのですが、最近舞台の転換が早いせいか、ちょうどいいクールダウンの時間という気がします。程良く気持ちを切り替えられる。
 サスケとイタチ対決、イタチの動きは蹴りも入っていてとにかく派手で見応えがある。最初の動きさえ、ゆったり座っているところからあの動きなので、何度見ても驚かされる。それにしても本当に激しい動きで、さらに結構せりふもあるのに、全く息が乱れていないのがすごい。逆にサスケは、始終圧されてるのもあるけど、完全に肩で息をしている状態なので「どちらが強いか」が本当にわかりやすい。サスケが勝利したと思った後にイタチが立ち上がる。「殺せなかった」「殺される」「目を奪われる」…と思える動きをイタチはするのですが、彼の思いは違うわけで。見ているだけで精神的にくるシーンだけど、当たり前のようにサスケもごっそり精神的に削られてるのがわかる。(このあたり、原作を知っている人と知らない人で印象が違うと思うのだけど、それはいいことなのか悪いことなのか?)
 ところで手のひらくるくるのサスケだけど、まあ仕方なかったのかなというのが最近の結論です。イタチを殺すことだけを目標にし、このあたりも完全に抜け殻状態なので、そこで「正しい判断」を求めるのは無理だろうなあと思っております。
 上手に浮かぶマダラの姿が、影だけなのに驚くほど美しい。
 ミナトは登場時間少ないですが、その分短い時間にいろんな側面をみれて楽しいです(ところでメイク、ナルトと比べて三本線がないのはもちろんですが、目の形も違うような気がして)。登場時のうろたえぶりとか、「今日から俺も父親だ」のところのどこか涙ぐむような感慨深さと愛情とか、マダラに向かっていくときの、若いけどちゃんと4代目火影としての力を感じさせる気迫とか。最後の「口うるさい母さんと…」のくだり、何か言おうとして、でもいろんな思いがあふれて言えなくてこの言葉になった…というところが好きです。
 イタチの真実のあたりは本当にしんどいというか、サスケが精神的にごっそり削られるのと同じようにこちらもごっそり削られる。最後に両親がイタチの前にひざまずくのが本当にきついです。イタチも背中しか見えない分、一瞬、両親を切り捨てることをためらったときの重みが伝わってくる。サスケの「兄さん」というせりふの悲しさとか、走り去っていく子供のサスケとか。本当にしんどい。
 ストーリー的には愛之助さんのマダラ、憎しみに足下をすくわれ、話せばわかるようなところを残しつつも、結局最後は憎しみの権化になった感じで、こちらの方がしっくりくるかなと思っていたら、猿之助さんの、偽りをサスケに吹き込んで自分の手駒にして不気味に笑うところも説得力があり、本当にこの二人のダブルキャストありがたいなあと思います。

 3幕目にも綱手と自来也のシーンがあって感謝感謝です。自来也が「五代目」と呼びかけるところが好き。綱手としては受け入れがたいけれど、お互いにいろんな物を背負ってしまって、それを背負った上で判断を下さなくてはならないというのが感じられるから。自来也の「末代までの笑い物だ」は、強く言うようなときとなにか笑い飛ばすような感じの時があるのですが、どちらも好きです。あと、この間初めて気づいたのですが、立ち去っていく自来也とすれ違うナルトがかなりびっくりしていて、その表情を見ると「こえー顔」してる自来也が目に浮かぶようでした。
 マダラは本当に二人ともラスボス感があっていいですね。立ち回りが違うというのは理屈ではわかっているのですが、どこがどう違うかはこれだけ見ても全然頭に残りません。ナルトが棒を途中で片手に2本もって片手側転するのが愛之助さんの時…だけは覚えたのですが、なぜそういう流れになったかは記憶になく。マダラがどんな動きをしたか、ナルトとサスケがどんな風に力を合わせてその攻撃を交わし、隙をつき、とどめを刺したか。見る度に物語の流れとして納得しているのですが、見終わると忘れます。そして「悪は倒れました!」とはっきり表現してくれる最期は本当に見事です。
 20日に見たとき、マダラと戦う前からサスケの心は決まっていたのかとなんとなく思いました。誰にも認められず気づかれなかったけど、イタチこそ木の葉の里を支えていた存在だと証明するために、同じ生き方を自分もしようとしているように見えました。それはそれで、彼なりのイタチに対する贖罪なのかとも思いました(イタチを殺すというところからスタートして、イタチの敵討ちではないけどイタチを苦しめた相手を討つ、彼の生き方が正しかったことを証明する…とイタチ中心の考えだったサスケがナルトと正面からぶつかって自分の人生を歩む一歩を踏み出すというのが最後のシーンだと思っています)。こんな形でサスケと戦いたくはないと思いつつも、気持ちを切り替えて花道を駆け抜けていくナルトが本当にかっこいい。
 ここの場面の切り替え、音がとても効果的というか。太鼓の音がこちらの気持ちを鼓舞するようで、すごくいいテンションで次の場面に繋がっている気がします。
  終末の谷での対決シーンは最近ようやく記憶が飛ばなくなりました。このシーンのサスケの顔がいい顔がいいと言い続けてますが、もとの顔がいいだけじゃなくって、ちゃんと見せるための技術を駆使してるんだと感じられるようになったので、最近さらに遠慮なく顔がいいと言えるようになりました。水を頭からかぶって、あんなにきれいに髪を後ろに払えるのがね、本当に、すごい。影分身のみなさまも、水浸しの足元で本当に派手な動きをするので目が足りない。影分身ナルトを殺すサスケが自分に対して自分はナルトを殺せると言い聞かせてるようで、また、そんなサスケをナルトはとても悲しそうな目で見ていて、いいなあと思います。
 最後の会話はそれまで積み重ねてきた物の集大成という感じで、なんかみる度に違う気がします。ちょっとのんきな感じだったり普通にシリアスだったり。「そういやお前も意外にバカだったもんな」と言ったときになんとなくほっとするというかもうだい丈夫だと思えるというか。「うるせーよ、ウスラトンカチ」はまた日毎に違うというか。思わず「うるせーよ、ウスラ」とまで言って、ああ、そういえばずっと昔もこんなこと言ったと思い出すように「トンカチ」と絞り出すように言ったり。ほかにいろいろ言いたいことがあるのにどうしても言葉が思い浮かばずに結局それしか言えないから言ったような感じだったり。そのあとのナルトの思いを受け止めていろんなことを思い出し考えている感じのサスケと、よかったよかったと笑いながら、たまにいたそうに顔をゆがめながら、でも笑ってるナルトの幸せそうな姿と。本当によいシーンですし、これが見たかったと思いますし、無茶なのにこのシーンまでたどり着く作品をありがとうとだけ言わせていただきます。
(原作読んでると間違えないけど、二人が腕を失ってることが若干わかりづらいことがあるのでもう少し調整きいたらいいなあと。あと、ここのセットは完全に原作再現のマダラと柱間の姿がっあて大変象徴的なのに、知らない人にはわかりづらくてもったいないなあと。なんかパーツはそろっているので、2幕の演出しだいではもっと伝わりそうな気がするのですよ)
 最後に出てくる自来也、よく通るいい声で、物語の余韻が広がる感じがして好きです。最後に満足そうに笑っている姿を見ると、なんだかこちらまで幸せになる。
 ナルトが「お前はもう大丈夫だ」という顔をしてサスケを見送るのが好き。サスケはサスケで、無くなった左腕に触れながら微笑んで、本当に彼にとってナルトとの絆が大事なものだと思わされる。彼はこうして里を離れていくのだけど、なんというか朗らかな気持ちで見送ることができる。そのときナルトが少しだけ寂しそうに笑ったのも、そのあとすぐに「皆の火影」の顔になったのも、本当に全部いいなあと思うエピローグです。
 19日は昼夜ともダブルカーテンコールあり。昼は巳之助さんだけ振り返って背中の火影の文字を見せびらかしているようでした。夜は隼人さんも振り返って、でも背中になにも書いてないからか、ちらりと顔を正面に向けてくれて、それはそれですてきでした。

 と言うわけで、いろいろ書き出したいこと書けたので終わり、あと数回、ラストスパート楽しみます!

 最後にちょっとだけ。
 20日昼に珍しくすごいミス。3代目が最初のシーンで「4代目火影うずまきミナトに限って…」と言い直す隙を与えぬ程の堂々とした言い間違えがありました。客席が静かにざわついてまして…。どこかでフォローが入るかなと思ってたら7班登場シーンで「なあ、サクラちゃん(不明)」「(不明)」「そうだ4代目火影は波風ミナトだ」というナルトの声が結構大きく聞こえました。花道から遠かったので細かいところは聞こえませんでしたが、ナルトが「波風ミナト」と言っていたのは結構はっきり聞こえたので、ちょっと安心しました。
 余談その2。16日夜、綱手様が噛み噛みで。「マダラ」がなかなか言えず大変なことに。まあそんな日もあるよねという気分で胸の内にしまっておこうと思っておりましたが、18日の夜話で自分から話してくださいました、「天照大噛み」だと(笑)。
 余談その3。笑也さんの夜話でも隼人さんのイベントでも、隼人さんが役作りには本当に苦労されたという話があり。でも、この話は72巻をあくまで短縮したものであり、隼人さんは原作をちゃんと知っているわけで。それでもサスケになるのは本当に大変だというのが、サスケという役を物語ってるなあとしみじみ思っております。

その他舞台
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(2018/08/23(Thu) 00:06:16)





  新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/10) マチネ ・ソワレ

 3回目、4回目の観劇です。このくらいになるといろいろ自分の中でも整理されてきますし、ああ、あそことここが繋がっているのかとか、あれ、この台詞聞き逃していたとか、いろんなことがわかってきます。そういう意味でもとても楽しいマチソワ観劇でした。(席は花道隣の席と花道なんて全く見えない3階席センターだったので、大変バランスは良かったです)

 回数を重ねると好きなところはますます好きになり、苦手なところはますます苦手になるものですが…1幕の前半はやはりなんというか気持ちがうまくつながらないというか、助長というか、なんだろう、おさまりが悪い。これをやらねばならぬというのはわかるのですが、なんかもう少しどうにかならないかとかもやもや考えていると自来也が出てきてようやく面白く…と思ったところに場面転換で幕がしまってかなり時間が費やされるのがものすごく気になりました。せっかく盛り上がってきた気持ちが途切れてしまう。同じ幕が閉まるのでも、3幕の本水のところはいいんです、あれは仕方ないとかありますが、気持ちがすごく盛り上がるし、幕が開いた後も本水で幕が開いた瞬間に物語にのめりこめる。でも1幕だとそこまで気持ちも盛り上がってないし、幕が開いても当たり前だけどそこまで気持ちも盛り上がらない。新しい作品なのだから、やはり場面転換は気にしてほしいと思いました。
 あと、1幕の音楽が段々耳障りになってきたなと。ストーリーが転換するところでそれに合わせて曲が変わるのですが、演技がうまい人がやってる後ろでそういうBGMが聞こえるとかえってチープになると感じました。あと、ミナトとクシナのシーンもうるさいかなあと。南座の時はもう少し取捨選択してほしいなあと思いました。

 今日中に書き上げてしまわないといけないのでざっくりと。
 猿之助さんのマダラ、ようやく見ることができました。ああ、なるほど確かに愛之助さんと造りが全く違う。出てきた瞬間、闇が動いたのかと思いました。禍々しい、「なにか」。それが九尾の力を得て実体を得て、自分が望むままに力をふるえるようになった気がしました。完全に私の直感で語っていますが、愛之助さんは最初は「個」であったのに最後は恨みや執着のような概念になった感じがしました。逆に猿之助さんは、漂う闇の一部だったものが、最後に実体を得たように思いました。雰囲気が逆。でも、どちらにしろ九尾の力を手に入れてからのほうが強いという感覚は変わりません。本当に同じ脚本で同じストーリーの流れで、こんな風に雰囲気が変わるのかと驚かせました。それにしても猿之助さんが演じて、「澤瀉屋!」と声がかかると、一気に歌舞伎らしくなるなあと思いながら見ていました。

 なんかぼんやりと物語の輪郭が見えたのですが、これは大人たちが生み出したいろんなわだかまりを、ナルトが、サスケがそれぞれ別の形で引き継いで、けれどそれをお互いに改称した話なのかなあと思いました。なんとなくぼんやりとした感想ですが。(そう思うと、九尾関係でいろいろ苦労したナルトをもっと見たいとか欲が出る。サスケが上の世代の禍根すべて背負ってしまったのは感じたので)
 1幕のナルトがすごく子供子供していてかわいくて、まあそれはともかく夢は大きいけど全然実力がそれに追いつかなくて。でも、そんな自分を受け入れて、でも自分の夢は曲げず、徐々に夢を語るにふさわしい自分になっていく。ちゃんとナルトの成長物語になっていました。九尾に乗っ取られそうなときはちゃんと化け狐で、少年から成長していく様子も見れるし、全幕通していろんな面が見れて大変楽しいです。
 ミナトは目で見ると確かに巳之助さんなんですが、本当に声は別人。これは初めて見た時からそうなのですが「ナルト」と呼びかける声色がとても好き。あれこれ言葉で語らなくても、どれだけミナトがナルトを思っているか、その一言に込められてる気がするんです。
 サスケは本当に手のひらくるくるなんですが、なんとなく腑に落ちてきたというか。イタチを殺したあと空っぽになってしまって、兄の死を、兄の思いをどう消化すればいいかわからなくて、考えが定まらなかったのかなと。だから最後に、自分にとっての火影とはなにかを語った時、ようやく彼の考えに筋が通ったように見えました。あと、大蛇丸に言われたこと、意外と彼の心に残っているのだと思わされました。
 しかし、隼人さんのサスケは本当にイケメン。本水のシーンで3階からオペラグラスで覗いていても一瞬のすきもなくイケメン。瞬きをしているのか疑わしい暗い目を見開いていて、またそれが美しく、大変魅力的でした。ようやく真正面から最後に横たわっている二人を見ることができたのですが、なんか2回ともサスケのほうが手を失っていることが分かりやすかったです。本当に些細な位置の違いだとは思いますが。
 イタチはゆったりした服を着てゆったりした動きをしているしなにを考えているかわからないので、一息に動き出すとその素早い動きに驚かされます。緩急の付け方が本当に見事。サスケとの対決の時ダミーと入れ替わるのはあの部分と分かるにはわかるのですが、理屈としてはわかるけど本当にあの瞬間に入れ替わったのかと目を疑う素早さでした。
 鬼鮫は厭味ったらしいよく通るいい声が印象的です。彼も基本的にゆったりと動いているし武器も大きいのに殺陣になると動きが大きく素早く、見ごたえがあります。

 最後のエピローグのシーン、ちょっと今まで勘違いしてたかなと。サスケの雰囲気が明らかに「数年後」で。着ている服の雰囲気だけかと思いましたが、メイクを明らかに変えているというか、カーテンコールで青年時代に戻ったというか。ナルトも確かに少し年を経た感じ。カカシがサスケに語っている内容は直後のものに思えましたが、それ以外は数年たってからの物語のように感じました。あの直後にナルトが火影に就任したというのはやはり少し違和感があり、でも7代目火影まではやってほしいので、このふわっと時系列がずれた感じは良いなあと思いました。ところでサスケが左手を失ったのははっきりしていますが、ナルトはどうなんでしょう?上手の階段を上った時は右手が見えていたのですが、そのあとのシーンであえて右手を見せないようにしていた、あるかないかわからないあいまいな状態にしていたので、ちょっと気になりました。サスケの台詞で片手を失ったことに言及しているから、見えないほうがいいなあというわがまま…(まだ言う)。
(書くところないけど、ここのサクラとサスケの身長差が大変大変好みでした)

 他にも何かあった気がするけど時間切れ。おやすみなさい。

 (メモ:マチネの7班登場時のセリフは、サクラ「今日はなんか静かね、ナルト」ナルト「なんか疲れちまった」だったかと)

その他舞台
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(2018/08/11(Sat) 02:51:14)





  新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/05) マチネ

 結構おもしろかったけどチケット増やすほどでもない…とついったで呟いた約15時間後には追加チケットで劇場にいた不思議。私が悪いんじゃないんです、ちょっと公式でチケットの残り具合見たらちょうど座りたかったところに空席があったのがいけないんです…。

 そんなわけで、2回目の観劇です。なんとなく流れが(自分の中で)すっきりしたので、昨日より楽しめました。ちょっと不思議に思ったのが時間の流れの感覚。この作品は、90分、60分、40分という大変バランスの悪い時間配分になっているのですが、あまりそれを感じませんでした。若干長さの違いはありつつも、バランスよく3部に分かれている感じがしました。

 音楽をもう少し減らしてほしいという部分があるのですが、だからといって、場面に音が合っていないわけではないんですよ。不思議に思っていたのですが、なんというか、原作をその音楽を聞きながら読んだらいいかもしれないという気がしました。音のない漫画の世界に一つの解釈として、この音を乗せるのはいい、そういうイメージです。だから「俳優の声」という音の情報のある世界では、音楽が情報過多になっていることがある気がしました。場面転換とか殺陣のシーンとか、すごくうまく使われているところもあるのですが、特に三忍のシーンなんかはもう少し「静寂」を楽しみたいと思いました。

 感想の流れのバランスとか考えないで書き始めますが、猿弥さんの自来也が本当に好きで好きで。すごく奇抜な格好なのに自然にそこにいてくれる安心感とか、高笑いのかっこよさとか。3代目の口寄せのあたり、術者の命と引き替えに…という、「はいはい、よくある設定ね」と斜に構えてる私のようなかわいくない観客に対しても、彼が命を削ったことを感じさせる説得力。現実離れした物語を、今目の前で起きてることとして表現してくれるのが本当にさすがとしか言いようがありません。印を結ぶ手の動きがきれいなのも、彼が「手練れ」だと感じさせてくれてとても好きです。
 綱手との関係性も好きです。そこに踏み込んでくれないことは分かりつつも、過去になにがあったか語ってほしくなるような二人の関係。「仲間」と一言でまとめてしまうのももったいない二人の距離感。二人のシーンはお互いに対する信頼感が感じられ、とても気に入っています。というか、原作で大好きだった二人の関係、まさかこんな形で再会できるとは予想もしてなくて、本当に感謝しかありません。
 綱手についてはもう、姿も形も声も雰囲気も全部イメージしたままというか、もう今まで彼女の声や動きにどんなイメージを持っていたか思い出せません。全部ひっくるめて本当に魅力的な綱手様。「歌舞伎」という手法のおかげで、20代と言われれば20代に、50代と言われれば50代に見えるような年齢不詳の美しさがまた素敵。大蛇丸に弟と恋人のことを持ち出されて強い姿が一瞬で揺らぐのがとても好き。けれどやはり人の上に立つべき人というか、なるべくして火影になったというか、彼女が真ん中にいてくれると安心できる雰囲気。そういうところが本当に綱手様だと思うのです。

 巳之助さんのナルト、本当にナルトなんですよ。初めて見た時には「あー、なんか素のままで演じられて楽そう」と思ってしまったくらい、本当にナルトなんです。バカはバカでも大バカ者で、実力に見合わないからって、身の丈に見合った小さなことばかりを言うことの意味のなさを感じる、そんな一本筋の通ったナルト。彼の一本気が周りを動かしていくのがストーリーとしてとても魅力的ですし、ファンのはしくれとしても大変ミーハーしやすい魅力を持っているのですが、なぜかわからないけど終幕に近づくにつれてサスケばかり見ている。ちょっと不思議に思いつつなんとなく舞台を振り返っていたのですが、作品として若干ナルトへの愛情が過多なのかもしれないと思いました。舞台では軽んじられている感じはしましたがそれはあくまでも実力がないだけのだからというように感じられました。うっすらとした原作の記憶だと彼はもっとネガティブな感情を周りから向けられ、そして自分自身の中でもそんな感情と向き合っていた気がするんです。だからクシナやミナトがナルトを愛していたということになんだか救われたような気がした…と思います。なんとなくナルト自身がそこに来るまでに、自分の意志を通すだけの強さを持っていて、周りの大人たちからも支えられるようになっていて、それでいてさらにかなり尺を取ってクシナとミナトの話があったので、なんだか愛情過多に感じてしまったように思います。
 逆に終盤のサスケは本当になにもありません。大蛇丸とはああいう関係ですし、兄はもういないし、両親の記憶にすがることもできない。サスケが短時間でくるくる立場を変えるのが最初は不思議でしたが、今回はどこか納得できました。すがるところが本当になにもなかったんだなと。サスケはイタチの思いを継いでイタチを生かそうとしたというよりは、自分は生きたままでイタチと心中するような、そんな風に考えているようにさえ見えました。だから終盤はそんな彼がどうなってしまうのか心配で心配で目が離せなかったのかもしれないと思います。ただ、そのあたりはナルトの目線でも同じで、ナルトのまっすぐな思いに引きずられてサスケのことが心配になったのかもしれません。このあたりの感覚は次回以降に保留で(見る回数が多いとこういう答え合わせが楽しい)。
 まあでも、どちらを見ているにしろ最後の二人の本水での大立ち回りは大変魅力的で。席が前方になったからかもしれませんが、セリフが聞き取りやすくってうれしかったです。気のせいかもしれませんが、前日よりも動きがすっきりしている気がしました。あれだけ必死で、死に物狂いで、でもちゃんと計算して動いていて…役者さんてすごいな…。こういう演出で必死に二人でけんかすることでしかわかり合えないと感じられるところが大変気に入っています。というか私自身、「このシーンが描きたくって72巻全部やるって言ったんだな、よし、付き合おう!」という気分でチケットを取ったこともあり。本水での終幕での立ち回り、体力的に厳しいでしょうに本当に死に物狂いで動いていて、でもお互いにナルトであり、サスケであるところからはみ出さない二人を見ることができて、なんというか、細々作品として言いたいことはあるのですが、まあいいかという気分になります。本当に見事の一言です。あと、隼人さんのサスケはここが一番きれいなのは間違いない。
 この話はナルトとサスケの物語で、台詞は本当に原作からよく取ってきてるし、筋は確かに変わりはないのですが、サスケの印象がかなり違いました。隼人さんのサスケの根っこは最後に見せたようなどちらかといえば朗らかな性格なのかと思えました。すべての憂いがなくなり、そして自分が孤独でないこともわかり、元来の朗らかさを取り戻したというか。誇らしげに腕のない片手を見せたその姿は、それがナルトとのつながりであると語っているようで、原作はこの後どうなるのか知りませんが、このサスケはどんなに不自由をしても義手をつけることはないだろうと思えました。
 まあ、そうなるとどうしてもナルトの右手が義手であることが分かりづらいのが不満で。サスケが旅に出たのとナルトが火影に就任したのは時系列が違います。物語のエンディングとして、サスケが旅に出たのもナルトが7代目火影になったことも1場面で表現されるのは譲れませんが、もう少し時系列が違うことがわかりやすくならないかなあと思いました(原作そんなに読んでないと言いつつ、最終巻の流れはとても好き)。

 そのほかのこと。
 巳之助さんのミナト、本当にさわやかイケメン声を含め別人で、完全にお前誰状態で、相変わらずすごいと思わされてました。こちらはこちらで、素直にかっこよくて好きです。笑三郎さんのクシナも大蛇丸と全くの別人、こちらは言われても気付かないレベル。物語全体の長さに比べて彼女のシーンはちょっと長い気がする…と思いつつも、クシナが背負わされたもの、彼女が歩んだ人生、聞いているうちに引き込まれます。あと、最後に赤ん坊のナルトに語りかけるときの、涙をこらえながらというクシナと、そんな悲しさを吹き飛ばすようなミナトのバランスが好きです。
 愛之助さんのマダラは人外というか、「個」を持っているよりは執念の塊といった感じがしました。この物語は「二人で力を合わせて悪を倒しました」がクライマックスではないけど、やはり圧倒的存在感が欲しい役柄です。そんな中で愛之助さんのマダラは人とは思えない存在感となんとも言えない独特の色気を放ち、印象的でありながらも、見事きれいさっぱりやられてくれて、ああ、悪を倒したのだという達成感もあり、その存在感のバランスとやられ方が見事だったと思います。
 市瀬さんのイタチはとにもかくにも見た目が美しく。なにを考えているかわからない、背景を明かされたら心を全部捨ててしまったようなその冷たい存在感が美しく、また、まさに「目にもとまらぬ」素早い動きが見事というか、これがまた美しいというか。2幕のサスケが大変見目麗しいこともあり、大変見ごたえのある兄弟対決でした。二人とも動きが素早く美しいとしか表現できないのですが、動きの本質が異なるのがまた魅力的なのです。
 サクラちゃんが本当に女の子でかわいかったです。しかしかわいかっただけに、彼女には彼女の物語と戦いがあっただけに、もっと見たくなってしまうというジレンマ。そのエピソードにはこのエピソードがあってそこからここに繋がって…などと、無理は承知で見たくなってしまいます。サスケを見る目が乙女でかわいいというのもありますが、かわいい女の子なりにちゃんと忍としてかっこよく、だからこそもっとかっこよいところも見たかったというジレンマ。綱手様との修行の踊りも美しく、この二人のシーンがもっとほしいとか、欲はどんどん出てきます。(あと、サスケが里を去るシーンで、口では「うざい」と言いつつも大変優しく応対するサスケがなんかかっこよかったです)
 カブトの存在感が好きです。最初のナルトやサスケに対しては圧倒的に強いと感じさせつつも、自来也が出てきたら「私はこれで」と去っていくレベルの強さ。あくまで大蛇丸の手下であり、強さもそのくらい。嫌みったらしいところが妙に2枚目に見える雰囲気も含め、大変バランスがよいカブトでした。
 三代目、かっこいいですね!こういうところにぽーんと実際年を重ねた方を使えるのが歌舞伎の強みだと思ってしまいます。無理なく「じいちゃん」で、無理なく「長」。初代や2代目に対する敬意も魅力的。物語の序盤を締めてくれる存在だと思います。
 カカシについては本当に脚本的にいろいろもったいないなあと思うのです。嘉島さんのひょうひょうとした雰囲気に見合わぬ見事な動きを見せてくれるたびに、もっとかっこよくならないかなあとか思ってしまうのです。(そして、キャストが決まった時点では脚本なんてできあがってなかったことに気づいて頭を抱える)

 とりあえず今回はこのあたりで。後はメモ書き。
 序盤の、なんか気合いの入ってないような入ってるようなだらけてるナルトが好き。「俺の右ストレートを!」(左手シュッシュ)
 1幕のサスケがかっこいいと思っていたのですが、2幕はそれに磨きがかかって驚かされましたよ!誰このかっこいい人、1幕にいた?(いました)でもまあ、一番かっこいいのは本水のシーンです、びっくりするほど色男でした。そしてやたらと水が遠くまで、きれいに弧を描いて飛んでおりました。このシーンに行くまでのところ、花道をかけていく二人の腰を低くした走り方、大変美しかったです。歌舞伎役者さんたちの、重心が下の方にある動き方がかっこよくて好き。
 大蛇丸とサスケの直接対決も美しさ磨きがかかって好き。このときの大蛇丸がまた、悪役はこうでなくちゃというまがまがしさと迫力と美しさで最高です。歌舞伎ファンの方にはおなじみなんでしょうが、サスケの海老反り、大変きれいでした。
 カカシに初めて出会ったときの3人、見事バラバラで、いやー、このガキどもまとめる之大変だっただろうなあ、と思わせる。
 この公演から、病室でナルトサスケの決闘を止めたカカシ先生の手に「イチャイチャパラダイス」が!リクエストにお答えして作った小道具?それとも元から作ってたの?
 九尾が抜かれると人柱力は死ぬ…という設定が分かるような分からないようなという感じでちょっともったいなかったです。

その他舞台
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(2018/08/08(Wed) 22:49:19)





  新作歌舞伎 NARUTO -ナルト- (2018/08/05) マチネ

 ワンピース歌舞伎見た後、国立劇場での歌舞伎鑑賞教室に行ったり(2か月連続)、シネマ歌舞伎の弥次喜多行ったり、巳之助さんと隼人さんの夜話に連れていってもらったり、まあ、そんなこんなが下の記事からありまして(あ、名古屋の観劇記まとめてなかった)、ナルトに行ってまいりました。原作ファンの友人と一緒だったのですが、お安めの席で見やすいところで土日で…と選んだら2日目、愛之助さんのマダラの初日になりました。
 歌舞伎の経験値は上記の程度(その前に2度ほど歌舞伎座に行ってますがその程度)、ナルト原作は一通り読んだことがある程度のどちらのファンとしても中途半端な感じです。ちなみに一番好きなキャラクターは綱手です。

 1幕が終わって、もうとにかく怒涛の専門用語で、これ、初見の人ついていけるのかと思いましたが、原作を知らない人は知らないなりに楽しんでいるようなので、なんかそういう、こういう人はどう思うのかなあ的な感想は横に置いておいて、初見の感想です(何度か行きます)。あとネタバレ配慮なしです。
 作品の雰囲気として、原作を知っている身としては、ワンピースがああなって、ナルトがこうなるというのはすごくしっくりくるものでした。スーパー歌舞伎と新作歌舞伎の違いとかそういうものはあまり感じなくて、純粋にワンピースとナルトの作品性の違いに思いました。そういう意味ではすごく素直に楽しめました。全72巻をまとめると言ったのはまさに言葉通りで、原作を一通りしか知らない私でもあちこちうまく名台詞名シーンをつなぎ合わせているのはわかりました。ただ、どうしてもその分見せ場と山場ばかりで、また死にかけたー生きてたー、みたいに感じてしまったのが少しもったいなく思いました。展開が早すぎて若干物足りなさを感じるような、でもあそこもここも書きたいというのはわかるような、そんな感じでした。あと、場面転換で幕が完全に閉じてしまうのが何回かあったのはどうにかならないかなあと。
 とても話しやすいところとしては、綱手と自来也が、まあ、予想はできていたけど本当に予想以上に魅力的で本当にありがとうございますというところです。綱手はビジュアルを見た時はやっぱり歌舞伎に寄せるからそうなるよねという感じだったのですが、見ているうちに綱手にしか見えなくなってくる。特に5代目火影になってからは完全に綱手そのもの。火影として貫禄はありつつも、きつくなりすぎない、でも堂々たる雰囲気で、もちろん美しく。綱手の強さ弱さ、いろんな面が見えて、でも火影にふさわしい、人の上に立つにふさわしい人物に見えて、大変眼福でした。中途半端な原作ファンですが、こういう風にイメージしたものがそのまま3次元になるのを見るのはやはり楽しいものです。猿弥さんの自来也については、ワンピースのジンベエが好きすぎたのでなにひとつ不安はなかったのですが、まんま自来也というか、飄々としていながらもちゃんと芯の通ったいい男で、大変魅力的でした。遠目でも術の印を切る手の動きが美しく、そんな些細なところまで惹きつけられました。
 ナルトについては話しにくいというかなんというか…。本当にナルトそのものだたとしか言いようがなく、登場時のちょっと緩い感じのところからずっとナルトで、なんかかえって感想を言いづらいというか。素でそのまま演じてるような感じで、はたと我に返ってそういえば巳之助さんが演じてるんだということに気付くような感じです。ほかの人の演じ方に不満があるわけではなく、ただ本当に一番そのものだと感じました。原作を読んだときはナルトの成長を感じたのですが、この公演ではあまり感じず。成長をしたのではなく、ただ自分の意志を貫き、最初は気持ちだけだったものが、最後はちゃんとそれに見合った実力を持ち、まわりにそれを認めさせた…という物語に思いました。そういう風に筋が通っていて、分かりやすい物語でした。
 逆に若干途中までの流れが分かりづらかったのがサスケ。イタチの本心が徐々に明かされていくこともあり、なんか周りに流されてくるくる立場を変えているように見えてしまっている部分もありました。原作と感じ方が違ったけれど納得をしたのは最後の最後、自分にとっての火影とはなにかを語ったあたり。イタチの思いを継ぎたいというか、失ってしまった兄をなんらかの形で生かしたいというか…そんな、自分から孤独に突っ込んでいくのではなく、逆に孤独に突っ込んでいくように見えて、誰かに寄りかからずにはいられない、そんなサスケに思えました。だからナルトと戦って、そこでナルトの方に寄りかかっていいことを知ったというか。最後の場面が左手を失ったことをどこか誇らしく思っているように見えて、彼にとってはそれが己が孤独ではないことの証なのかなあなどと思いました。
 最後の本水での立ち回りはすごかったのですが、若干怪我しないか心配になったりならなかったり。あといい場面ですが水音でセリフが聞こえないのはもったいないなあとか、ナルトが右腕を失ったことが分かりにくくないかなあとかそんな感じです。

 サクラちゃんが本当に女の子でかわいいとか、大蛇丸さすが存在が見事だし色気があるとか、マダラの人外感がすごかったとか、イタチの殺陣が大変美しく見惚れたとか。カカシについては、原作読んでると6代目火影も納得なのですが、やっぱりそこまでは盛り込めなかったのか、ちょっと強い人程度になってるのが残念でしたという原作ファンのわがままです。

 走り書きですが、とりあえず「1回目見ました」のメモ書きです。久しぶりに通う公演なので、この後どうなるか楽しみです。

その他舞台
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(2018/08/06(Mon) 00:11:41)




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とんぼのせなか管理人ゆずの 舞台にまつわるあれこれのことやらその他いろいろが書き散らしてあるブログです。 「役者殺すに刃物はいらぬ、うまいうまいと褒めればよい」という言葉を胸にあちこちの劇場を飛び回り中。
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