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J&H この役者さんが好きだった
現在、絶不調にホテルが見つかりません。
あんまり更新しないのもなんなんで、とりあえずストックを置いていきます。
J&Hが見たい。
見た行ったら、見たい。
実は前回の旅行のときチェコのJ&Hに行こうかどうしようか迷ったのだが、色々あってやめた。
そんなわけで、今、ものすごくJ&Hが見たい。
久しぶりに帝劇に行ったら曲が聞こえてきたもんで、なおさら見たい。
そんなわけで、別に今書かなきゃならんものでもないんだけど、思い出語り。
だから私はこの作品が好きなのよ・・・・。
ジキルで一番好きなのはやっぱりThomas Borchert。
そんなにあちこちで見たわけでもないのに、勝手に「世界一のジキル♪」と呼んでます。
怒ったり不快さを示したり憤ったり、そんな人間的な感情もしっかりあるけど、それでも一番似合う言葉は「清廉」。
「善人」なんていう鼻につきそうな役を真正面からやってたけど、鼻につくことはなかった。
彼のことが好きな人の気持ちも、彼のことを煙たく思う人の気持ちもよく分かった。
本当に、大好き。
ハイドはちょっと迷うな・・・・解釈の余地が大きいせいか、色々面白いものを見ることができた気がします。
極悪紳士Thomas Borchertか、それともケダモノDrew Sarichか、どちらか迷うところ・・・・。
二人とも同情、共感の余地なし!という最悪人間でしたが、なんとは言えない魅力があって惹きつけられました。
ルーシーはこれも勝手に「世界一のルーシー」と呼ばせてもらってるAnna Montanaro。
他の所を見るつもりでいても、無意識のうちに彼女に目が行ってしまうくらい魅力的だった。
天性の娼婦、でも、心には確かに純粋さが生きている。
今まで見た中で一番よく笑っていたルーシー、でも彼女が一番不幸に見えた。
自分が不幸であることさえ知らないように見えた彼女のルーシーが、一番好きです。
ジキルの婚約者、リザ、もしくはエマ。
彼女については「この役は絶対この人!」という人に会ってないなあ。
でもまあ、個人的にジキルと仲良くやってるのが見れればいいので、そういう意味でジキルがThomasだったときのLilian Martiが好き。
本当に息がぴったりで、見ていて幸せになった。
ジキルがDrewだったときのリザ、Silvia Vicinelliもなかなか素敵でした。
色々「弱い」リザだったんですが、だからこそラストシーンで彼女がジキルの元に駆け寄ったところが印象に残っています。
弱いところを持っていても好きな人のためになら強くなれるっていうのも、なかなかかわいい。
Nicole Seegerのリザは結構面白かったんですが、何せそのときのジキルが全くリザの事を顧みてくれなくって、魅力が発揮できていなかったのが残念。
それ以来「リザの魅力、生かすも殺すもジキルしだい」なんて言葉が頭の中をぐるぐる回ってます。
アターソン、Boris Pfeiferの「命がけでジキルを守ってくれそう」という雰囲気にかなりはまりました。
普段は足取りも軽い悪友だけど、いざとなったら真剣に気にかけてくれる人っていいなと思う。
そういう意味で、池田さんのアターソンも好きだった。
かる〜いところも、まじめなところも両方とも素敵だし、はまってた。
カルー卿はThorsten Tinney!
ラストシーンで娘を見詰めるまなざしが忘れられません。
娘の選んだ道を何もいわず見つめるその姿に惹きつけられました。
この作品のラストシーンで彼がそこまで魅力的でいいのかという問題も無きにしも非ずですが(笑)。
ネリーは・・・Dagmar HellbergかBrigitte Oelkeで悩むところ。
ドイツ語圏の演出だとネリーに持ち歌が一曲あって話の中で重要度が増すんだけど、それが本当に素敵だった。
人生の厳しさを知ってるネリーと、悲しさを知ってるネリーかな。
二人とも表にはっきりと現すことはないけどルーシーのことを思っていて、そこが好きだった。
サイモンは、外れがないと言うか・・・・。
蔑む目がぴたりとはまってるDietmar Seidner、とにかくねちっこくていやみったらしい石川禅さん、明るい声色がなんかむかつくFrank Rainer Roebling 。
それぞれタイプは違うけど、みんないい感じに徹底した「嫌な奴」で素敵でした。
サイモンって判りやすい役なんで好きなんですよ♪
スパイダーはやっぱりWolfgang Sailer!
頭がすごく切れそうなところとか、スラムを仕切ってるんじゃないかと思えるえらそうなところとか、商売のためなら平気でへりくだるところとか・・・。
目つきが本当に冷たくって、怖いところが、すごくいいと思う。
かっこいいです。
プールはRainer Friedrichsen。
彼についてはその存在がすごく好きだった。
品が良くって、有能そうな執事、そのもの。
自分の仕事をしっかり心得た上でジキルを思ってる。
そんな線引きのうまさが好きでした。
まとっている空気が本当に素敵だった〜。
ビーコンズフィールド夫人はCaroline SommerかそれともBeatrix Reitererか・・・・。
Caroline Sommerはこれは他人を蔑むような目が素敵。
背中に鉄でも入ってんじゃないだろうかと思える姿勢のよさも素敵。
Beatrix Reiterer火遊び大好き未亡人と勝手に思い込み(笑)。
自分が愛され、敬われるのは当然のことと思っているあたりがまた素敵。
上品だけど心根はろくでもない。
そんな彼女たちが本当に好きです。
と、まあ、好きな役者さんたちの名前を並べてみました。
この人たちをいっぺんに舞台に上げたら「世界一素敵なJ&H」が出来るわけじゃないと思えるあたり微妙なんですが(笑)。
ああ、皆さんもう一度見てみたいなあ・・・・。
[115] ゆず (2005/04/19(Tue) 02:08:53)
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