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ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン(2012/11/08)
ジーザス・クライスト : 神永東吾
イスカリオテのユダ : 金森 勝
マグダラのマリア : 高木美果
カヤパ(大司教) : 金本和起
アンナス(カヤパの義父) : 吉賀陶馬ワイス
司祭1 : 佐藤圭一
司祭2 : 清水大星
司祭3 : 真田 司
シモン(使徒) : 本城裕二
ペテロ(使徒) : 玉真義雄
ピラト(ローマの総督) : 村 俊英
ヘロデ王 : 下村尊則
四季劇場(自由)
★★★★
金曜日。仕事も終わり、さっさと帰ろうかと思いながらツイッターを眺めていたら、ちょっとした騒ぎでした。「芝さんのジーザスが病欠で代わりに神永さんがジーザス」。当日券がS席ありになってるのを確認して、ちょっとだけ考えて、浜松町まで行く電車に乗りました。巡り合わせがあれば行ってしまえ、私の信条です。実は、今日は鞄の中にめがねが入っているから行く気になったのです。私は近視でめがねなしでは舞台なんてとてもみれないのですが、普段は持ち歩いていません。今日は仕事の関係でたまたま持ち歩いていました。この偶然にのっからない手はない、といったわけです。ちなみに観劇用の度の強いめがねではありませんので、残念ながら細かい表情までは見えておりません。その点ご了承ください。
神永さんのジーザス、最初は声も安定せず、本当にここにいていいのかちょっと不安げに感じました。しかし、おもしろいことにそういったことが「こういうジーザスもあり」と思えました。神永さんのジーザスは神の力を与えられてしまったふつうの青年。病を治すことができるから英雄のように祭り上げられてしまったけど、基本的には心優しいだけのふつうの青年。どこか所在なさげに不安にしているところも、そんな風に祭り上げられた青年の不安定な心のように思えました。ストーリーとしては一通り筋は通るのですが、もう少し主役としてのオーラがほしいと思いましたがそれはこれからに期待したいです。声は音程が合っているところはきれいに出ていますが、中途半端に高いところは地声にするか裏声にするか定まってなくてちょっと不安定に感じました。演技も、序盤は特に群衆に紛れていたのでもうちょっと研究してほしいなと。「今宵安らかに」で退場していくとき、ジーザスの後ろ姿を見失うなんて初めてでした・・・。ホサナでも、むしろほかのジーザスはいろいろ工夫していたのだと改めて気づかされるほどでした。けど、ホサナのソロは声がぴったりで、澄んだ青年の声がよく響いていて、このあたりからこのジーザスがどんどん好きになってきました。病人たちに詰め寄られるあたりの差し出す手が優しくて、だからこそ自分に与えられた力と役目とそしてそれに伴う期待に戸惑っているように感じました。最後の晩餐はユダが魂までも傷つきながらジーザスを裏切ろうとしているのに、そこまで気合いが入ってなくてちょっと残念・・・と思っていたら、ユダが去った後、差し出さした手をどこか戸惑うようにみていて、彼は自分がやったことによって失ったものの大きさに、ようやくここで気づいたように思えました。ユダはジーザスを失うことの痛みに気づいていたけど、ジーザスはユダが去ってからようやく彼を失う痛みに気づいた・・・という感じでしょうか。ゲッセマネはさすがにもうちょっとがんばってほしいのですが、ひとり取り残された心細さのようなものがすごくしっくりきました。曲の前に使徒たちに語りかけるときも、どこか状況を理解していない、どうして自分は孤独なのかと問いかけているようにも思えました。捕らえられてからの荒野の転がり方はもう一息かと思いましたが、むち打たれ終わる寸前、このままこの人は気を失うのではという力の入り方に目を奪われました。そしておそらく今までみた中で一番痛々しかったスーパースター。十字架を引きずってよろめいたのは本気だったと思うのです。ちょっと手に汗握りましたが、だからこそ、そこにあるのが美しい聖書物語でなく、ふつうの青年が血を流しながらつづった血なまぐさい現実だと感じられました。磔の姿も大変美しく・・・これ、急ごしらえなんかじゃありませんね。まだちょっと早いとは思いましたが、ちゃんと稽古を重ねているように感じました。こういうデビューの仕方でなく、せめてダブルキャストでだして、観客も心の準備の上で迎えられたら良かったのにと思ってしまいました。良いジーザスだっただけに、このデビューの仕方がちょっともったいなかったです。
というわけで、最初はどうなるかと思ったのですが、幕が下りたときはちゃんとジーザスを見たという満足感がありました。むしろ、マイナスだったのが群衆・・・・えーと・・・今期1回目なのですが、なにこのこぢんまり上品にまとまった群衆・・・。迫ってくる迫力がない、どこかはみ出している勢いがない。ジーザスの群衆なんだから!もっと勢いがないと困る!
ユダも最初は勢いがなくって金森さんどうしたんですかだったのですが、裏切りのあたりで魂が入ってくれてほっとしました。安定していいのであまり書くことがないのですが、あの伸びやかなだみ声はすばらしいです。最後の晩餐でジーザスから手を振り払われた後の、もうすでに正常な人間ではないようなふさぎ方がみごとでした。そして相変わらずカーテンコールでは目がユダのまま、戻ってきてませんでした。
シモンは前回の公演の時に気に入った方だったのでうれしい♪今日も元気いっぱいでした。
ペテロも今期新しい方初登場だったと思いますが、気に入りました。ちょっと癖があるけど基本的には澄んだ声。三度の否認のところは足が震え腰が引けていて、ペテロの人間くささを感じました。
そして安定の下村ヘロデ。もう、この人なにもんでしょうね、なんでこんなに楽しいんでしょう。すばらしい脚線美と金のおぱんつみれて、ファンとして大満足です。
というわけで、神永ジーザスデビューの感想でした。芝さんのジーザスも見たいですが、このまま続投でも個人的にはぜんぜんオッケーです。芝さんの体調不良が悪いものではありませんように・・。
[1924] ゆず (2012/11/09(Fri) 23:47:06)
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