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ブダペストM!の思い出
東宝版M!の再演に行くまでにブダペスト版のことをあれこれ書こうと思っておりました。
まだ時間はたっぷりあると思ってたあのころから早3週間。
終電間近帰り+土曜出勤の生活は終わりませんでした・・・。
そんなこんなで明日見に行くので、とりあえずメモが気程度にブダ版の思い出語り。
アマデはヴォルフガングの一部に見えました。
逆は成り立たなくって、あくまで「ヴォルフガングの一部」。
アマデには全く感情が無くって、とにかく曲を書くだけ。
ヴォルフガングの中にある「作曲する」部分の具象化のように見えました。
でも、今考えてみるとアマデは音楽そのものの具象化だったのかもしれないと思います。
ヴォルフガングが何を考えても浮かび上がってくる音楽そのもの。
そう思うと、ヴォルフガングが死んだ後もアマデだけ残ることにも納得がいきます。
Dolhai Attilaのヴォルフガング。
ほんとーに、大好きです。
今好きな役者さんを上げろと言われたら、日本の下村さん、ドイツのThomas Borchert、ハンガリーのDolhai Attilaと答えるくらいには好き!
この人は他の役を演じることができるのかと疑問に思うくらいヴォルフガングそのままでした。
体格がいいから若くは見えない。
でも性格はやんちゃというか、馬鹿というか、成長してない所しかないから、「子供の部分を残したまま大人になってしまった」というのがひしひしと感じられた。
例えるなら、自分がまだ子犬であると勘違いしてる大型犬(笑)。
もう体は成長してるのに、まるで子犬みたいに暴れまわって、人に甘えて、ことあるごとに吠えまくってる。
周りにいる人間にとってはかなり迷惑極まりないと思うけど、見ている分には本当にかわいくって仕方ない。
だから、彼がその体格に見合った年齢に見えると・・・その方が当たり前なのに何故か物悲しい。
1秒だって立ち止まって考えることが出来なかったお馬鹿なヴォルフガング。
ナンネルがお金の問題で好きな人と結婚できないと知るとすぐに「じゃあお金を送ってあげなきゃ」と思い、曲が出来上がるとその次の瞬間に「さあ、お祝いだ!」と切り替わる、本当にお馬鹿なヴォルフガング。
喜怒哀楽がはっきりしていて、とにかく全ての気持ちが極端で、中途半端なところに気持ちが落ち着いていない。
そんなところが大変魅力的でした。
これだけすごい芝居が出来て、歌がまためちゃくちゃうまいんだから、すごい役者っているもんだ・・・。
高音部まで伸びやかに歌ってくれるところがまた、大変素敵です。
ルックス、歌声、演技、全てにおいて理想のヴォルフガングでした。
また会いたい・・・・。
Szabo P.Szilveszterのコロレド。
彼にも出会えてよかった。
彼は歌がうまいとか演技が素晴らしいというより、「強烈」という言葉のほうが合ってる気がします。
「神よ何故許される」での血を吐くような「アルコー!」という叫びは、一生忘れられないかも・・・。
1幕では感情を抑えた演技だったので、2幕での形振りかまわない様は本当に「強烈」としか言いようのないものでした。
近頃「Az Egyszeru ut」(新曲)のことを思い出すとなぜか泣けて仕方ないです。
大の大人二人が必死になって求めたもの。
二人が求めたものは違うものだけど、同じもの。
形を持たない「それ」のことを思うと、何故か悲しくなります。
曲は本当に派手でかっこいいのに・・・不思議です。
ナンネル、役者さんを含めてぴんと来ることはありませんでしたが、まさにヴォルフガングの影にいる人だと感じられました。
ヴォルフガングがああだったから不幸になってしまった人。
それは幼いときからずっと続いていて・・・・。
ヴォルフガングの味方になるしかなかった彼女は、彼の味方になり、しかしヴォルフガングのせいで不幸になった。
そう思うと、やるせないです。
コンスタンツェ。
やっぱり「コンスは彼女が一番いい!」と思える人には出会えなかったのですが、色々納得のいくコンスでした。
ヴォルフガングに恋して夢中になったのは本当。
でも時が流れて、彼女は天才であるヴォルフガングとも、人間味あふれすぎるヴォルフガングとも付き合っていけなくなった。
アマデを持たないヴォルフとも、アマデを持ったヴォルフとも付き合えなくなった彼女は彼を見捨てた。
1幕冒頭のシーンでは非常に冷たいコンスタンツェでしたが、それには納得させられました。
コンスタンツェ、あなたは悪くない、悪いのはヴォルフガングだ。
そう思えるヴォルフガングとコンスタンツェに出会えたのは、ちょっとうれしかったです。
とりあえずこんなもので。
小池さんの演出は肌に合わないと分かっているので、役者さんたちの演技を楽しみに、行ってきます!
[233] ゆず (2005/08/06(Sat) 03:11:19)
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