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今年見た舞台

 今年は海外に3回も飛んだせいで、お財布の中がえらいことになっていますが、いい舞台は色々見ることができました。
 観劇回数は36回。
 減らしたと言ってこれかよ!と自分で自分に突っ込み。
 内訳は国内が18回、国外が18回。
 国内は四季が11回、東宝が5回、バレエが2回。
 国外はStage Entertaimentが6回、ウィーン劇場協会が4回、オペレッタ劇場が2回、そのほかが6回。
 作品数でいくなら22本。
 1年のうちに演出の違う同作品を見たのは4本。
 とまあ、観劇の全体数に比べたらずいぶんとバリエーションに富んだ観劇をすることが出来ました。
 多少四季に偏ってはおりますが(苦笑)。

 さて、その中でベスト3を出すとしたら以下のとおりになります。

・Romeo&Julia
・Mozart!(ブダペスト・オペレッタ劇場)
・Falco meets Amadeus

 最初は順位を決めようかと思っていたんですが、考えたまま年が明けそうになったのでやめました。
 でも、正直Romeo&Juliaは頭一個出てる感じでしょうか。
 一本筋の通ったストーリー、一見奇抜でありながらも丁寧な演出、歌唱力、演技力、その他プラスアルファを持った役者さんたち、ストーリー性のあるアクロバティックなダンスを軽々とこなすアンサンブルさんたち、そしてこれがあるからウィーンミュージカルはやめられない、単なるBGMになっちゃってないオーケストラ。
 私がミュージカルに求めているものが一通りそろっている作品でした。
 素晴らしかったです。
 そして、来年もまた見に行きたいです。

 ブダペストのM!はどちらかというとストーリーが好きです。
 歌とかオーケストラに対して「あと一息!」と思うことはありましたが、その辺はヨーロッパ、さすがにうまいです。
 物語は途中突っ込みたくなるところはありつつも、最後のシーンで全てをひとつのテーマとしてまとめた手腕に感動。
 しばし呆然となってしまったラストシーンは忘れがたいです。
 この演出、かなり本気で輸入を希望しております(笑)。

 FMAはブログ上ではちっとも騒いでいませんが、私の中では大ヒットの真っ最中です。
 実在のミュージシャンFalcoの半生を彼の音楽とモーツァルトの曲でつづるというものです。
 第6感を働かせて行ったのですが、もう、あごが外れるほど音楽が素晴らしかったです。
 ウィーン劇場協会の作品のオケと同じか、それ以上か・・・。
 一つ一つの音に深みがあって、それでいて軽やかで、なおかつ物語性に富んでる。
 もう一度このオーケストラを聴きに行きたいです。
 オーケストラが良いと、作品としてのふくらみが全く違うんですよね(うっとり)。
 そして役者さんたちも「歌がありえないレベルにうまい」上に、芝居もうまい。
 演出もスムーズでしたし、なかなか面白かったです。
 ストーリーとしては途中で息切れしている感じもしましたが、実際のFalcoの事を調べたときミュージカルの中にいたFalcoと重なって見えたため、ある意味作品としては成功してるんじゃないかなと思っています。
 作品自体も気に入っていますし、このオペラハウス自体、とても気に入りました。

 というわけで、見事国外の作品ばかり出揃いました・・・・。
 やっぱり欧州はいい役者といい演出家といいオーケストラを持ってるなあとしみじみ感じました。
 「歌だけ俳優」とか「演技だけ俳優」とかいないあたり、さすがです。

 来年こそ観劇回数を減らすつもりなのですが・・・果たしてどうなるんでしょうか。
 欧州ミュージカル発掘の旅はまだまだ続けたいです。
 「これ駄目」と思うこともありますが「これよこれよこれ、私はこういう作品を求めていたのよ!」と思うことが結構あるので、がんばって旅に出たいです。

 最後によかった役者さんたち。
主演男優:Dolhai Attila(Mozart!:タイトルロール)
(ありえないレベルで歌がうまく、どこまで本人か分からないほど魂のこもった演技)
助演男優:Szabo P.Szilveszter(Mozart!:コロレド)
(動きは小さいのに考えてることがはっきり分かる。脳みそを見詰めているシーンが怖くて怖くて泣けた)
主演女優:Maya Hakvoort(Elisabeth:タイトルロール)
(神々しいまでの皇后陛下でした)
助演女優:Pia Douwes(3 Musketiere:ミレディー)
(一つ一つの動きが、言葉が魅力的で釘付けでした)

 今年はいい作品に沢山出会えましたが、いい役者さんにも沢山出会えました。
 来年も、いい出会いがありますように!

[492] ゆず (2005/12/28(Wed) 22:54:37)




Re:今年見た舞台

>Yuzuさん
こちらこそ、Yuzuさんと会えてうれしかったです。
宝塚について色々と勉強させていただいてます、ありがとうございます。

R&J、いい作品でしたよね。
ウィーンもいいですが、フランスのDVDもいい、他の国のCDもいいと、現在泥沼にはまっている真っ最中です。

J&Hははまると奥が深い世界ですよー、ふふふ。
仲間が増えたようでうれしいです。
BW版のビデオも、好き嫌いは分かれるとは思いますが、なかなか面白いですよー。

来年も、よろしくお願いします!

>しょうこさん
ご無沙汰してしまってすみませんでした。

オーケストラを聞き分ける耳があるかどうかは分かりませんが、多分歌と同じように「景色の広がりを感じるか感じられないか」ということで判断してるのではないかなあと思っています。
でも、素人ですので前日に聞いていたオーケストラの良し悪しにひきづられてはしまうんですけどね(苦笑)。

奏者の良し悪しでなく常設オケかという話、目からうろこが落ちる思いでした。
ケムニッツは、おそらく常設オケなんだろうなという雰囲気でしたから。
見に来ている方も、ミュージカルを見に来たというところもあり、オーケストラを聞きに来たという雰囲気もありました。
ボンのレミゼもオケが良かったんですね。
やはり、オペラ劇場のミュージカルは奥が深そうですね。
いつもながら興味深い話、ありがとうございます。

四季のオケが駄目なのは、あくまで奏者は「BGM演奏係」で指揮者が「BGM演奏係のまとめ役」と、劇団から扱われてるからかなあと思ってしまいます。
四季より指揮者を重要視している東宝は、四季に比べたらずっとまともなオーケストラになっていますし。
技術の向上より、意識改革のほうが重要なのかもしれませんね。
そちらの方が難しいのもまた事実ですが・・・。

[496] ゆず (2005/12/30(Fri) 01:55:41)




追記

そういえば、ボンのOperで観たレ・ミゼのオケは良かったです。さすがOperのオケと思ったような・・・(記憶が既に曖昧(T_T))舞台全体としてもあまりミュージカルミュージカルしていなくて、文学的でしたし、良いものを観たなぁ、と思ったのは確かです。いろいろひっくるめて、さすがオペラの国々なんでしょうかね〜

[495] しょうこ (2005/12/29(Thu) 06:13:31)




オーケストラ

お久しぶりです。
拝読していてふと思ったのですが。
オーケストラの良し悪しって、もしかしたら奏者の良し悪しではなく、常設オケかどうかっていうところもあるのではないかと。ウィーンの劇場教会オケも、ケムニッツのテアターオケも、そのミュージカルだけでなく、オケとして活動しているわけですよね。指揮者もきっとそういう人がやっていて。
エッセンやベルリン、日本なんかは、バイトオケなのでオケとしてのアイデンティティがなく、そこが違いとして聴こえるのではないかと思いました。
それにしても、ミュージカルオケの違いを聞き分ける耳をお持ちとは、凄いですね(◎o◎)私にはいつもBGMにしか聞こえません・・・

[494] しょうこ (2005/12/29(Thu) 05:51:38)




Re:今年見た舞台

こんばんは。
今年ももう終りますが、YuzuはゆずさんのHPに当たることができて本当に良かったと思っています。ありがとうございました。
−『R&J』−
Yuzuも今年一番の舞台でした。
来年もお互いに素晴らしい舞台にめぐり合いたいものです。
とりあえず、J&H…ゆずさんが大好きだといっていたミュージカルにYuzuは嵌っていきそうな予感です。。。
良いお年をお迎えください♪


[493] Yuzu (2005/12/29(Thu) 01:44:04)



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