近頃見たもののメモ書きです。
基本的に、ネタばれ有。
辛口というか、好き勝手言いたい放題。




       2003年


タイトル 団体/場所 日にち 一言感想
キャッツ 場所 03.06.15  はるばる行ってきました、静岡〜♪ 縦長ながらもしっかりキャッツワールドで嬉しかった。 それを見るだけでも、はるばる行ったかいがあるってものです (あと、街中走ってるキャッツバス〜♪)
 
クレイジー・フォー・ユー 劇団四季
四季劇場(秋)
03.05.28  前回の観劇後、ちょっとへこみまして、もうきれいな思い出は思い出としてとっておくという 気持ちになってしまったんですが、光枝ザングラーが見たくって、思わず前日予約(をしてもらいました、 母上、サンクス)。
 一幕は、正直いまいちだったんですが、二幕は、一幕の分も楽しんでました。 なんだか分からないけど、なんか楽しいやっていう気分、ある意味最高ですね。 どこがどうよかったというと難しいんですが、「そう、私はこれが見たかったの!」という気分にさせてくれました。 光枝ザングラーも、ちょって予想と違った雰囲気でしたが、やることなすこと妙におかしく、 見てよかったという思いです。
 凄く面白かったんですが、良くも悪くも、型どおりといった感が抜けませんでした。 悪くないけど、飛びぬけていいわけじゃないって言うか、なんか「もっと面白いんじゃないか」という、 喉に小骨が引っかかったような感じがありました。 私は好きだけど、人には勧めづらいというか。 正直、2月の段階でこんな感じだったら、チケット買い足したと思うのだが・・・。 (って言うか、近頃この手の感想が多いような気がする・・・)
 最後に一言、ピートがかわいい!!!! そのほか、男性アンサンブルに妙に目が行きました。 細かい所で、大変楽しかったです。
ハムレット 劇団四季
パルテノン多摩
03.05.18  「え?」っとびっくりするくらい面白かったです。 なんか雰囲気がいいほうに違ってて、凄く面白かった。
 始まってすぐは「うん、四季のハムレットだ」って感じだったんだけど、 ハムレットが狂気を装う所から俄然面白くなってきた。 かなり疲れてて眠かったけど、眠いと思わなかった。
 やっぱり、ハムレットが、変わってた気がしました。 なんか、狂気からにじみ出る、妙な色気が、まず魅力的でした。 で、一言で言ってしまえば「マザコンハムレット」かな? 父親に対しての敬愛の念を、彼がいなくなってしまったことによって、 母親にすべて回してしまった感じとでもいうのでしょうか。 父への愛が強いからこそ、彼に愛されていた母への愛が強いって気がしました。 そして、母への強い愛が、オフィーリアにも向いてる気がしました。 彼女のことを愛している、だから母のようになって欲しくない。 「尼寺へ行け」は、本当に、彼の愛の表れのような気がしました。 あと、レイアーティーズへの友情が良かった。 最後の決闘の所は、とにかく最高でした。 どれだけ彼を敬っているかが分かって。あんな目で見られたら、レイアーティーズも辛いだろうな。 剣を刺された所は、怒っているというより、悲しく思ってるという感じでした。 それまでハムレットが彼をどう思ってたか分かっていたから、苦しくって仕方なかった。 ハムレットと、ガートルード、オフィーリア、レイアーティーズとのシーンがお気に入りです。 残念だったのが、クローディアス。 前に見たときと同じような演技で、あれれといった感じでした。 ポローニアスが、相変わらず絶好調だっただけに、何か物足りない。 ホレイショーは、いいんだか悪いんだか、ただ、存在感が、早川さんに比べて薄かった気がします。 悪いわけじゃないけど・・・むむむ。
 東京で見たときとは、全く別物でした。 このハムレットなら、好きだな。 見たかった「下村ハムレット」に、ようやくここに来て出会えた気がします。
青い鳥 劇団四季
NHKホール
03.05.10  懐かしいドリーミング! タイトルほど中身が変わってなくて安心しました。 言いたいことはいろいろありますが、一番最初に「やっぱり大好き!」と言いたい。
マンマ・ミーア! 劇団四季
四季劇場(海)
03.03.  母上が月一ペースで通ってるのを見ているうちに行きたくなって、前日予約で行ってまいりました。 いやー、やっぱり面白いですね。 前回はまだまとまりがありませんでしたが、今回は一つの作品として、断然面白かったです。 笑って泣いて、たっぷり楽しめました。 目的の一つだった美波里ターニャ。 素晴らしい!! そのおみ足を見るだけでも価値がありますね、私のより絶対きれいだ。 うーん、やっぱり美しさは年齢じゃないのね・・・・。 ペッパーがしっかりほれてしまうわけが分かりました。 あんなお姉さま(おば様?)に惑わされない方が間違ってるわ。 森ターニャもどちらも好きです。
 一番泣けてきたのは「2人の夏」。 輝いていた懐かしい日々が見えるようで、二人ともそのときを本当に大切に思ってて、 だけど、今の人生を後悔してるわけじゃなくて。 いいなー、こんな恋してみたいわー。 木村さんのソフィは、まさに夢見る女の子といった感じでした。 今までと違ったタイプのスカイに、一目ぼれしてロマンティックな結婚式に憧れるわけが よく分かりました。
 元気なおじさまおばさまが見れて、なんだかこちらも幸せに。 やっぱり、いい作品ですね〜♪ 2幕冒頭の、ソフィの夢の中のドナを見るのが密かな楽しみのわたくし。 保坂さん、さすがです、わはわはわは(ごまかし笑い)
コンタクト 大阪 03.03.  坂田さんのイエロードレスが見たかったのに・・・とか思っててごめんなさい(土下座)。 素晴らしかったーー!! えー、ちょっと言い辛いんですが、2部は眠かったです。 この一週間大変忙しかったため、休憩時間は親子してねこけてました。 ヤバイな、こんなんで大丈夫かなと思いながら観た3部。 もうね、本当に凄かったです、観ているうちに眠気がどんどん吹っ飛んでく。 どんどん目が覚めて作品にひきこまれていく。 高久さんのイエロードレス、一体、何があったの!?と思うほど素晴らしかった。 ちゃんとジャズっぽく踊ってたし、色っぽく笑う。 そうよ、私はこれが見たかったのよ! アンサンブルの方もそれぞれ「これが見たかったの!」というものを見せてくれました。 東京の千秋楽と比べても全く遜色がないです。 日本人のダンサーはテクニックは素晴らしいけど表現力がないと言ってたこと、訂正します。 踊りでいろんなものを表現していた、それがしっかり伝わってくる。 色っぽくて危険でな場所。 そこで生きる人たちが、確かに舞台の上にいた。 何もかも、本当に素晴らしかったです。 こんなに品のないダンスが見れるなんて思ってなかったよー!(飛び切りの誉め言葉) 下村さんも随分肩から力が抜けてて、面白くなってました。 母上と、「これだよねーー!」と大いに盛り上がりました。 東京でこれをやって欲しかったんだよ、とも思いましたけどね。 また観たい!!
ライオンキング 福岡 03.03.  博多弁のティモンとプンヴァが見たくって行ってしまったよ、わはは。 いやー、よかったです! ちょっと油断すると、何言ってんのか分からなくなる2人組みのまくし立てるようなトークに、 すっかり翻弄されました。そのほか、東京では見られない演出の違いもあり、 ぎりぎりでしたが行ってよかったという思いでいっぱいです。 ティモン&プンヴァのしゃべってる所だけ抜粋したCDとか出ないでしょうかね(笑)。
Jekyll&Hyde Theater
an der Wien
03.02.17  ジキル&ハイドがセカンドに変わってました。 なんか、それだけで舞台を冷静に見ることが出来てしまったような・・・。 楽しかったのは楽しかったんですが、普通に冷静に「楽しかった」といえるものでした。 前日のは、もう、理性がぶっ飛んでしまうものだったからな。 そんなわけで、印象が薄いです。 でも、このハイドと、ファーストルーシーとの組み合わせは見てみたかったので、結構嬉しかったです。 もとから、この日、ファーストジキル&ハイドは休みって事は分かっていたので。 外から覆い被さるような恐ろしさのハイドと、ハイドの手の中に落ちていく演技が大変細かいルーシーと。 これはこれで見ごたえがありました。 アターソンも素敵だったなー♪
 行ってよかったと思える3公演でした。 本当に、楽しかったー!!!
Jekyll&Hyde Theater
an der Wien
03.02.16  最高。
 これ以上の言葉がありません。 今まで見た舞台の中で一番感動したかも。 2幕の後半は、ほとんど泣きっぱなし。 この日からしばらくは、ふとした瞬間に涙がこぼれてくるなんていうことが続きました。 凄いもの観ちゃったよ♪
 キャストは前日のルーシーがリサに、ルーシーはファーストキャストになってました。 このルーシーとハイドの組み合わせは最高です。 彼女がハイドの手の中に落ちて行く所が色っぽくて恐ろしくて、怖いくらい素晴らしかったです。 ひとつひとつの愛情がいろいろな形で積み重なり、それが最後に繋がっているのが、 はっきりと分かりました。 ラストシーン、何もいうことが出来ません。 ただ、素晴らしかった、そうとしか言えません。 この舞台を見ることができたことを、ただ、神様に感謝。
Jekyll&Hyde Theater
an der Wien
03.02.15  うわーーん!! これが見たかったんだよー! 9月の時のリサがルーシー、リサはファーストでした。 ずっとずっと観たくて仕方なかったファーストジキル&ハイド。 ジキルは相変わらず素晴らしく、ハイドはさらに性格が悪くなり、大変楽しかったです。 リサとルーシーの組み合わせは個人的にこれがベスト。 「In his eyes」は本当に素晴らしく、また、今までこの歌の意味がどうしてもつかめなかったのですが、 目から鱗が落ちるようにあっさり分かりました。 リサとジキルの息もぴったり、見ていて幸せなため息がこぼれるほどでした。 このカップルも、この日が一番好きだな。 ジキル&アターソン&サイモンの三人をファーストで見たいと言う夢もしっかりかない、 幸せで仕方ありませんでした。 やっぱり好きだ、と、うっとり思ったものです。
 ラストで、記憶と違ったどんでん返しがあり、本気で目を疑いました。 こ、こんな解釈をするのか、そうか・・・・。
クレイジー・フォー・ユー 劇団四季
四季劇場(秋)
03.02.  好きな作品でした。 あー、なんか、過去形で言いたくなってしまいます。 久しぶりにお目にかかれた代好きな作品。 久しぶりに生で聞く大好きな曲、大好きな台詞、久しぶりに見る大好きなシーン。 本来ならそれだけで嬉しいはずなのに、今回はかえって沈みました。 この台詞はもっと面白かった、このシーンはもっと楽しかった。 そんな言葉ばかりが浮かんで仕方ありませんでした。 台詞の掛け合いがどうもちぐはぐ。 それより何より女性アンサンブル! 期待は全くしてませんでしたが、その予想は少しも裏切られませんでした。 日本で、女性ダンサーより男性ダンサーがうまい作品を見ることになるとは思わなかったよ。 男性陣がうまいだけに、女性ダンサーの不ぞろいが際立って見えました。 でも、ベテラン陣は素晴らしかったです。 酔っ払いザングラー&ボビーは最高でした。 いやー、これ見ただけで劇場に足運んだ価値ありました。 やっぱりここは素晴らしいですね。 他にも、部分部分、やっぱり私、この作品好きだー、と叫びたい気持ちになりました。 なんか・・・もったいないな、という気分です。 もっともっと、面白い作品だと思ったんだけどなー。
ジキル&ハイド 日生劇場 03.01.  見に行こうか見に行くまいか、さんざん考えた上で見に行きました。 「マルシア〜♪」と言って出かけて「アンサンブル〜♪」と言って帰ってきました。 すごいよアンサンブル、こんなにレベルが高いのを観ることが出来るなんて! 演出に難ありなんでかなり損してますが、それにしても、本当に凄い! あまりに凄くて、最初はしばし呆然としてました。 あと、池田さんのアターソンが本当にかっこよかった。 見れば見るほどほれ込んでしまいました。 エマは、まだましでした、難ありだけどね。 初演のときより、好きです。 マルシアのルーシーは、やっぱりいいですね。 浜畑さんのカルー卿は文句も出ないです、本当にすばらしい! CDを聞いてると歌に難ありと思うけど、生を見ると言いたいことが痛いほど伝わってきて、大変面白かったです。 サイモンもかっこえかったなー、嫌みったらしくて最高。 もう一度見に行くかどうか、悩みました、結局、財布の中身があまりに寒かったんで諦めましたが。
 しかし演出・・・どうにかならんのかしら? 火がつくとか血が派手とか、ビーコン夫人の殺害方法とか、「面白い」と思ったところは 他の公演地でも見られたものだし・・・。 面白くないところはいくらでもあるし・・・・。 いちいち上げてたらきりないんでやりませんが、せめて連続殺人シーンだけでも素直に楽しませてくれ。 やっぱり違う演出家で見たいです。
冒険者たち 新宿だったはず 03.01.  四季との付き合いは長かったのに、初めてこの作品をみました。 っていうか、こんなに暗い作品だったの!? 面白かったけど、なんとも暗い作品にびっくりしました。
 イカサマ素敵ーー!! ありがちなキャラクターですが、なんだか目が行ってしまいました。 ぼんやりとのやり取りは最高。 このシーンを思い出すと、また観たくなります。
 ストーリーを知らなかったせいもあって、 子供みたいにはらはらしながら見ていました。 面白かったけど、でも、あまりに救いがないような。 キャラクターが面白くて(ノロイとか、特に)、結構楽しかったんですが、 「こんなのありか!?」という気分で観終わりました。