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  チェス イン コンサート(2012/01/29)

青山劇場
★★★★☆
フローレンス:安蘭けい
アナトリー:石井一孝
アービター:浦井健治
フレディ:中川晃教

 繁忙期スタートにつき、唯一行ける日程だった公演に行ってきました。全体的にとても面白くて、このレベルの作品がコンスタントに見られたら国内ミュージカルの観劇数減らなかったろうなあとしみじみ思ってしまいました。ちなみに、舞台自体は良かったですが、カーテンコールの千秋楽あいさつは苦手でした・・・。やっぱり板の上で役者さんが衣装を着たまま素に帰るのは苦手です。普通のカーテンコールは素と役の間にいる感じがして、それが好きなのに。ものすごく感動してたんですが、役者さんがこの作品を上演するにあたってどれだけ苦労したとか語られてすっかり冷めてしまった・・・。この習慣なくなってほしいなあ・・・。いや、私が千秋楽に行かなければいいのかもしれませんが、これだけ上演期間短いと選択権ないの・・・。
 というわけで最後の最後で感動が吹っ飛びましたが、舞台自体は良かったです。あくまでコンサート、お芝居じゃないのでストーリーは分かりづらかったのですが、場面場面はしっかり演じてくださって満足です。本公演があった上でコンサートをやってるんじゃないかと思うくらい役者さんたちは役が肌にしみ込んでいるみたい。私は今回が「チェス」という作品完全初見だったので物語について行きづらいところはありましたが、「コンサート」と銘打ってるので十分です。なんとなく本当は作品を上演したかったけど客入りが難しそうだからコンサートにしたのかなと。東西冷戦時代でソ連で亡命で、ストーリーを前面に押し出したら観客が逃げていく雰囲気がありますから・・・。でも個人的にはチェスという一つのゲームがある種の代替戦争となり、個人の思惑とは別に政治が動き、人の心が亡命という選択を取らせる・・・という部分はとても好みだったのでこのキャストで作品版を見たいと思いました。キャストの皆様は本当に素敵でした〜。フレディはエキセントリックな雰囲気がまさに天才と思わせてくれました。素行は悪いけど、絶対に人には真似できない能力を持ってるのが感じられる。アナトリーはいかにもチェスチャンピオンというインテリの雰囲気。物語の中で最も変化する立場なので、もっと心の揺れ動きを見たかったという意味で一番作品版を見たい人かも。アービターの浦井さんは久しぶりに見たのですが、確かにいい役者さんですね。狂言回しのような立場、癖があるのに丹精。この実力者、アルフレートとかにしちゃ勿体ないでしょ、役者の無駄遣い。トートを希望する声の大きさに納得でした。こういう実力のある王子様じゃない若手の活用方法って日本にはないものか・・・(ドイツだったらジキハイとかジーザスとかファントムとかトートとかルケーニクラスだな・・・)。フローレンスの安蘭さんはあまりいい印象がなかったのですが、なかなかかっこよくてほれました!知的な美女だけど、この人ももっとお芝居の部分が見たかった・・・!
 そして皆様個々の褒め言葉に「歌がうまい」と付け加える必要がないほどうまかった〜。日本でもこのレベルの作品ができるんじゃないですかー!比較的歌詞も聞き取りやすく、なんでこのレベルの作品が量産できないのか帰って首をかしげるほどでした(苦笑)。ダンサーの踊りもクラシックを基調にしつつもクラシックバレエとは一味違って魅力的。道化のような軽やかさで、面白かった。曲は聞いたことがないかと思いきや、やはり何曲かはどこかで聞いた曲。かなり癖のある音程ですが、すんなりいい曲だと思える力のある曲でした。でも、玄人向けというのもちょっと分かるかも。迫力はあるけど、「奇麗」とはちょっと違う、でもとても魅力的でした。演出もシックで好きでした。セットも衣装も白、黒、そして灰色に統一されていてとてもセンスがいい。オケも「バンド」でなくちゃんとミュージカルとしての人数がいて、久しぶりに音楽も満足!もう1週やっていたらもう1枚チケット足してもいいと思えました。たった4日で終わってしまうなんて、もったいない!ぜひぜひ、この成功を糧に作品版の上演につなげてほしいです。
 それにしても、梅芸主催の公演は最近面白いものが多いですね。役者のレベルは上がってるので、こういう刺激的な作品を生み出す団体にはぜひぜひ頑張っていただきたいです。

ミュージカルその他
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(2012/01/29(Sun) 23:07:25)





  MarjanとLukasのお仕事

ウィーンのロミオとジュリエットやザラとアルフレート(TdV)で人気のMajanとLukasですが、次のお仕事はミュージカルでなくてデュオユニットとして歌を歌う模様
役者さんの二人が好きなので、ちょっと残念です。

欧州大陸側ミュージカル
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(2012/01/26(Thu) 00:48:15)





  BWレベッカ開幕延期

今春開幕予定だったレベッカが開幕延期とのこと
開幕時期は未定です。
私の周りにもBWに行く計画をたてている方はいたので、とても残念です・・・。


欧州大陸側ミュージカル
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(2012/01/26(Thu) 00:46:13)





  ボニー&クライド(2012/01/21)

青山劇場
★★★☆

ボニー: 濱田めぐみ
クライド: 田代万里生
バック(クライドの兄): 岡田浩暉
ブランチ(バックの妻): 白羽ゆり
テッド(ボニーの幼馴染の保安官): 中河内雅貴
ヘンリー(クライド父): 中山昇
シモンズ刑務所長: 芝崎健太
クロウソン看守: 戸室政勝
ジョンソン保安官代理: ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事: 徳垣友子
アンジェラ: 家塚敦子
クレア: 保科由里子
エレノア: 宇野まり絵
キャミー(クライド母): 明星真由美
ヘイマー特別捜査官: 岸祐二
牧師: つのだ☆ひろ
バド保安官代理: 戸井勝海
エマ(ボニー母): 池田有希子
シュミット保安官: 木場勝己

 濱田さんの舞台復帰公演、見てきました!
 しかし久しぶりに見てしまった、言っていることはわかるけど伝えたいことがわからない作品・・・。脚本レベルで話は分かるのです、でも役者を通してしまうとそれがいっさい伝わってこない。役者は歌もうまい、演技もうまい、でも伝わってこない。原因はキャスティングと演出と演技かなあ。
 最初っから不安だったのですが、不安的中して予想通り作品の完成度の下げていたのは明らかに田代さん。これはもう、彼の責任じゃなくてキャスティングした側の責任じゃないかなあ。育ちの良さがにじみ出てるんですよ。「こんなところから抜け出したい!」と言っていても、「ああ、やっぱりイギリスの名門校の寄宿舎は校則厳しいか・・・」と思ってしまうようなノーブルさ。これは彼の育ちのいい雰囲気を生かせなかったキャスティング側に問題があると言い切ってしまいたくなるくらい、雰囲気が合わなかった。それでも彼も役者、物語の後半で銃を振り回しているところは予想外にはまっていました。でも、やっぱり問題は育ちの良さ。テントで暮らしていたと言っても、大らかなお父さんとキャンピングカーで旅行に行った姿しか浮かばない。堅実に暮らしていたはずなのに、銀行に土地を奪われ、雨風すらろくにしのげない生活になった。きっと食べるものすら事欠く、着るものもろくにない惨めな生活だっただろう。まじめに生きてたってろくなことはない、どうせだれも助けてくれない、そんな焦燥感、権力に対する憎しみ。そして誰にも気にとめられず見捨てられるものの惨めさ。金があればなんでもできると思うから強盗をする、権力へのいらだちがあるから銀行を襲い警官を撃ち殺す、誰にも気にとめられない存在だったから新聞の一面を飾ることに喜びを感じる。こうだったんじゃないかなあと、せりふを聞きながら思っていました。でも残念ながらそれが伝わってこなかった。その原因はいろいろあると思いますが、一つおおきなものが彼の品の良さだと思うのです。生きていくことに対する焦燥感のようなものが感じられなくて、彼の行動原理がいまいち伝わってこなかったのが残念。彼のキャラクターが生きていたのって監獄で暴行を受けてたシーンくらいでしょうか。あんなかわいい顔した子がいたら、そりゃねえと思ってしまいました(苦笑)。歌はすごーくよかった。役者としても思ったよりタイプじゃない役をしっかり演じていた。だからこそもったいなくて仕方ないのです。
 ボニーの方は若さが足りないなあとキャスティングの時から思っていましたが、やっぱり足りなかった・・・。こちらも焦燥感が足りないのかなあ。穏やかに特に目立つこともなく静かに生きていく人生もよいものだということを全く理解できない幼さ。全体的にかわいらしくて年齢は感じさせなかったけど、どうしても田代さんを引っ張っていくのに役としてはついていく感じのちぐはぐさがありました。ボニーってまだ若いけどちょっと大人びた感じの女性なんじゃないかと思いました。だから、ある程度年齢を重ねてしまうと難しいのかもしれません。死んだように生きるくらいなら華やかに派手に生きて殺された方がまし、そこまでの焦燥感を感じなかった。見ているうちに、濱田さんと田代さん逆がいいんじゃないかとさえ思ってしまいました(笑)。名声を得るために犯罪に手を染める危険な女と彼女にあこがれるまじめだけが取り柄だけどそんな人生に希望を見いだせない青年。なんかそっちの方がしっくりくるのです(と舞台を見ている間に思ってしまった・・・)。
 一番よろしくなかったのは、「時代」が描けていなかったことかなと思います。史実では彼らは一種のヒーローであり、彼らをかくまう支持者もいた。抑圧された時代、だからこそ生まれたアンチヒーロー、彼らを支持する人々。そういうものがあってこそ、ボニーの「死んだように生きるよりまし」という言葉が生きるのではないでしょうか。。「死んだように生きる」という言葉の意味が私は分かるし、世の中にあふれてる。でもそれが舞台の上にない。ブランチは幸せそうだった、無理をしてるとも思わなかった、だから彼女が神に感謝して生きるのは当然だと思ってしまった。バックが自分で稼げない、愛する女に貧しい思いをさせている惨めさというのが伝わってこなかった。ほかの人たちも決して不幸には見えなかった。ふつうに楽しく生きているように思えた。だからボニーとクライドが犯罪者になったわけがわからなかった。二人が世の中に支持されていたというのが伝わらなかった。そして二人の味方が多く、一見華々しかったという側面がないと、実は二人ともそんなにおもしろおかしく生きていたわけではないといういわば「影」の部分が生きてこない。そういう側面が脚本からは伝わってくるし、二人の情報をWikipediaレベルで読んでも伝わってくる。でも舞台からは伝わってこない。いい作品なんだけどもったいないなあというもやもやしたものが残りました。
 曲はどちらかというとアメリカのスタンダードナンバーに近いかな。聴いたことがある曲も彼の今までの作品というよりはスタンダードジャズナンバーに近いし。アンサンブルの曲と神父の曲は迫力がないし聞き取れないしがっかり度が高かったのですが、二重唱はとっても耳が幸せ。男同士女同士の重唱ってなんてきれいなんでしょう・・・。CDがほしいんですが、BWも日本もこけた感じがするので難しいかな・・・。
 キャストがよく作品も好みなのになんかいまいち喉に骨が引っ掛かったような作品ですっきり説明できないなあ。演出もセットも悪いわけじゃない。ちょっと暗転というか出たり引っ込んだりが忙しいけど、照明はきれいだったし薄暗いセットも好みだった。ブランチは歌はうまいしかわいかった、テッドの誠実さもとてもよかった。ボニーの母親には本気で泣かされたし、保安官も良かった(こっちサイドの曲ももうちょっと欲しかった)。でもいろんな好材料がうまくかみ合ってなくてちぐはぐなままという印象でした。うーん、もったいない・・・。

劇団四季全般
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(2012/01/22(Sun) 01:11:44)





  眠れる森の美女(2012/01/15)

(公社)日本バレエ協会 関東支部 神奈川ブロック 第29回自主公演
神奈川県民ホール

オーロラ姫:大滝よう
フロマリンド王子:清水健太
善の精リラ:樋口ゆり
悪の精カラボス:小林洋壱

 こういう公演の感想ってちょっと難しいなと・・・。いつも見てるプロの公演とも違う、でも発表会ではない。素直にけち付けず見れるレベルではないけど、でも見どころはある。本当は舞台に知り合いが出てるくらいのフランクな距離感で見るのが正しいかなあと思います。膝が・・・とか足が・・・とかこまごま突っ込まず、みんな頑張ってる!!くらいの気持ちで見るべきかなあと。あ、衣装とセットは上品で素敵でした。オーケストラはひっくり返ることはありませんでしたが、金管の音がぼやけていたのが不思議な感じ。

 お目当ては清水さんの王子です。2009年のローザンヌガラ以来です、本当に久しぶり・・・(涙目)。新国立に入ってくれないかなと淡い期待を抱いていたのですがそれもなく、ずっと待ち焦がれておりました。そんなわけでチケット代の半分は2幕、残りは3幕位の気持ちでいたのですが、予想外によかったのがカラボス!男性的でもなく女性的でもなく、純粋に「魔女」。憎まれ役なのに醜くなく、美しいけど魔性であり、演技派だけどちゃんと技巧の見せ場があり・・・。堪能いたしました。オーロラはオーロラを演じるだけの高い技術はあったのですが、ちょっと堅かったかなあと。お姫さまらしい柔らかさというか華やかさがいまいち伝わってこなかったのが残念。短いシーンだったせいか、フロリナやシンデレラの方がそういう華やかさを感じました(でもこの二人のどちらかでオーロラを見たいかというとまたちょっと違うかも)。リラも華やかだったけど、もう少し大きな存在感が欲しいと、彼女はベテランだと知ってるからちょっとわがままを言ってみる。
 清水王子はとっても素敵でした!少し年齢を重ねたせいか、よりスマートな雰囲気になってる気がする。ただ舞台に上がる回数が少ないから、やっぱりそんなに簡単にはやせないよねとは思ってしまったけど・・・。技術は安定して高いし、やっぱりあのエレガントさは他に代えがたいです。最初はちょっと高慢な王子様かなと思いましたが、リラに出会い、森に導かれてその幻のような世界の中でオーロラに惹かれていく物語はとてもロマンチックでした。このあたり、コールドのどこか幻想的な踊りと、それに惑わされる王子の姿というのがとても物語があって気に入っています。3幕のグランパドドゥは心から堪能いたしました・・・・。清水さんの鉄壁のサポートは健在。女性のサポートに回ると女性を引き立てることの集中するのに、なぜかその時の方がかっこいいんですよね。生まれながらの王子という雰囲気と優雅なサポート。うっとり夢見心地の時間を過ごせました。
 こういう公演を見るのは久しぶりだったのですが、男性ダンサーの数が増えていたのにびっくりしました。もちろんバレエ団から来ている人もいるのですが、これだけ男性が舞台にいるとそれだけで雰囲気があって素敵と思えました。清水さん素敵素敵と言ってる間に終わってしまった感はありますが、楽しかったです。

Kバレエ
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(2012/01/16(Mon) 23:04:59)





  旅行記 2011/07/05(火)

 この日から気温も上がり、前日昼寝もしっかりしたせいかようやく元気に。チェックアウトをするとき、家族経営だったのか中学生くらいの息子さんがフロントにいました。支払いの時の私のサインを見てとても楽しそうにしている。「とてもきれい」と言ってくれた。そういえば前日はアジア人にすれ違わなくて、この子にとっては漢字も珍しいんだなあとちょっと感慨深く思ってしまったのでした。
 さあ、昨日できなかったから今日は観光するぞ!と思ったのですが、うまく荷物を預けられずスーツケースを引きずって街に出ることに。こうなっちゃうと行動範囲が限られてしまうのが残念です。あまり邪魔にならないように狭い範囲で街歩き。小さくてかわいい街で、うろうろ散歩しているだけで楽しかった!もっとのんびりしたかったのに、残念。






 朝市的なもの。ブルーベリーをひと山買う(写真忘れ)。この時期ドイツでは謎の食中毒がはやっていたので生野菜は食べないつもりだったが、どうもブルーベリーは私の中で生野菜に含まれなかったらしい。2日ほどで完食。そこまですっごく美味しいというわけでもなかった、安かったけど。そういえばサクランボも売ってましたが「甘いサクランボ」と「酸っぱいサクランボ」が売っていたのがびっくり。酸っぱいのはケーキやジャムになるのかしら?
 駅の周りにはなにもありませんでしたが、このあたりにはショッピングセンターから食べ物どころまでちゃんとありました。
 帰りもタクシーに乗って駅へ。行きでちょっと歩きはしんどいと感じたので・・・。道すがらいかにもドイツという、緑と赤煉瓦色の屋根のコントラストが美しい景色に出会いました。全ての景色を写真にとどめたかった!
 駅の周りをしばらくうろうろしてからFuldaへ。30分ほどの短い旅です。

 Fuldaは最初、都会という印象でした(笑)。いえ、この二日間うろうろしていたところが余りに牧歌的だったので(笑)。普通の街だなと思いつつホテルへ。ビルの一部がホテルになっている感じの「Peterchens Mondfahrt」。今回はちゃんとエレベーターもありました(笑)。部屋は6階。欧州のホテルはダブルベッドが多くて、ダブルベッドの部屋に泊まるのは珍しくないのですが、あまりにかわいい造りで珍しく「どうせ一人旅ですよ!」と毒づく(笑)。窓の外の景色は本当に見事でした。うまく写真に撮れなくて残念だったのですが、赤茶の屋根に教会の尖塔。中世の面影を残しているとガイドブックに書かれた街を上から眺めるのは本当に気持ち良かったです!窓を開けると鳥の声とどこかの教会で鳴っている鐘の音が聞こえる。ああ、私いまヨーロッパにいる!






 とりあえず時間があるので劇場へ。ホテルから5分程度の距離でした。歩いている途中にアイスクリーム屋さんを発見。アイスクリームを食べる気になる気温だったので1Kugel(ひとすくい)買う。たしか70セントか80セント。安いです。ヨーグルト味のアイスクリームをおやつにぶらぶら街を歩くのが夏の欧州旅行の楽しみです。本当に安いんだもの・・・。
 アイスクリーム屋さんの向かいの信号がアンペルマンでびっくり!ご存じの方はご存じの通り、旧東ドイツの信号機です。Fuldaは旧西側のはずなのに、なぜここに・・・。街中の信号はほとんど普通のものでしたが、ここともう一か所だけアンペルマンでした。謎です。




 ちょっと小ぢんまりした感じの劇場。

 お昼ご飯はKaufhofのフードコートへ。1皿いくらの総菜盛り合わせを食べました。興味本位で取った春巻きは何とも言いがたい、残念な味。野菜の味がなんか違うのです。イモを焼いた物はいつもの通り、とてもおいしかった!飲み物は相変わらずのビターレモン。おやつにヨーグルト。

 街のあちこちに女教皇のロゴやディスプレイがあって、街全体で成功させようとしている意気込みを感じました。
 さて、バスターミナルやショッピングセンターのある通りを抜けると、そこは一気に中世の世界!ボニファティウスさんの像に感動し(ミュージカルボニファティウスはもちろんこの街初演で、一度見てみたい作品です!)、花あふれる街並みに感動し、いかにもドイツな建物の続く街並みに感動し、そして街の象徴であるドームの美しさに感動し・・・。観光客も少なく、いかにもドイツという雰囲気でその場にいること自体が楽しい、すばらしい街でした。ここのドーム付属の美術館がこの旅で唯一行った美術館でした。小さい美術館でしたが、どこか憂いと色気を含んだ「この人を見よ」が見られて満足。しかし、古い像が貴重なのも、日光が大敵なのも分かるけど、薄暗い中に手が折れた古い聖人像が並んでるのはちょっとホラーでした。










 せっかくだからと・・・イタリアンカフェで食べたアイスクリーム。


 もちろん夕飯なんて入るわけがない(笑)。だめな大人の旅の見本。夕食サンドイッチ。モッツァレラははやってるのか元々たくさん作っているのか、よく見かけます。モッツァレラとトマトのサンドイッチかと思ったらオリーブ付き。オリーブは苦手だったのですが、これはオリーブのほのかな塩味がちょうどいいアクセントになってておいしかった!(というか、この旅行以降オリーブが好物のひとつとして食べられるようになった)




 そしてまだ日も暮れてない中劇場へ。ちょっと時間があったので劇場裏に行ってみて、感動!ここはガイドブックにも載っている「市公園」だったのですが、緑にあふれ、花があふれ、鳥が歌い噴水の美しい、すばらしい公園でした。日暮れまでの時間を楽しむ地元の人々を眺めながら、天国ってFuldaにあったのかとぼんやりと思いました。






 劇場は新しくてきれいで広々としていました。客席もちゃんと段差があって見やすい劇場でした。A〜Cがオーケストラボックスである場所なのかな、フラットです(スポットライトミュージカルの作品なのでテープです)。2列目から小さな段がついており、千鳥になっているので見やすかったです。最前列、6列目(実質9列目)、2階席2列目を見ましたが、6列目が全体見ることができてかつ近い、とてもバランスのいい場所でした。2階席は若干遠いのであまりよくなかったです。
 いい劇場に行い作品だったんですけどね・・・Mathiasに振られて泣いた・・・。

旅(2011/07/02-2011/07/10)
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(2012/01/14(Sat) 03:45:12)





  ベルリンクロロック交代時期

ベルリンのクロロックの2人目と3人目、Kevin TarteからThomas Borchertへの切り替え時期が5月12日であると発表されました
マチネがKevin、ソワレがThomasです。
2公演とも伯爵によるMeet & Greetを予定しているらしく、お祭りのような1日になりそうです。

私は現在遠くの海の彼方を眺めております・・・。


Thomas Borchert
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(2012/01/12(Thu) 01:59:25)





  あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。

香港食べまくり買い物しまくりツアーから帰ってきました。
普段は日本人に空港以外ほとんど会わないのですが、今回はあちこち会いましたw
そんな旅も楽しかったです。

今年が皆様にとっていい年になりますように。

日記
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(2012/01/02(Mon) 23:51:49)




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