近頃見たもののメモ書きです。
基本的に、ネタばれ有。
辛口というか、好き勝手言いたい放題。




       2003年

12/20 ライオンキング
12/14 夢から醒めた夢
12/13 ひかりごけ
12/6 ハムレット
11/30 くるみ割り人形
11/29 放浪記
11/23 夢から醒めた夢



11/15 オンディーヌ

11/8 マンマ・ミーア

11/2 Jekyll&Hyde




10/31 Elisabeth
10/19 マンマ・ミーア

10/6 美女と野獣




9/21 マンマ・ミーア

8/23 ノートルダム・ド・パリ








8/16 異国の丘

8/9 レ・ミゼラブル

8/3 レ・ミゼラブル

8/2 マンマ・ミーア
7/13 レ・ミゼラブル

7/6 エルコスの祈り











ライオンキング 劇団四季/四季劇場(春)
03.12.20
 家族観劇です。 右田ムファサが見たい見たいと騒いでる母上が一人います。

夢から醒めた夢 劇団四季/四季劇場(秋)
03.12.14
 このころにはメンバー一斉交代が終わってるのでしょうか。 かなり怖いような楽しみなような・・・。

ひかりごけ 劇団四季/四季劇場(自由)
03.12.13
 暗いのかな・・・暗いよな・・・。 日下さんを見に行くのが楽しみなのです。

ハムレット BUNKAMURA
03.12.06
 色々あって当日券で行く。 面白かったけど、バランス悪し。

くるみ割り人形 東京文化会館
03.11.30
 マラーホフってどんな踊りをする人?ということで行ってまいります。 やっぱり年末はくるみだ♪

放浪記 芸術座
03.11.29
 いっぺん見とけーという母上のお言葉に従い、行ってきます。 しかし、何時間あるのかな、それが不安・・・。

夢から醒めた夢 劇団四季/四季劇場(秋)
03.11.23
 下村配達人が偉そうでした。 藤原エンジェルはめちゃくちゃかわいかったー! まさにエンジェルでした、はー、かわいいかわいい。

オンディーヌ 劇団四季/四季劇場(自由)
03.11.15
 2幕が人気ですが、実は3幕が好きなんです。 皿洗いの女が好き。 今回はすごく厳かな感じでつぼにはまりました。
 全体の感想をいうと、なんか妙にちぐはぐ? 衣装が変わって、前回とはまったく違う作品のようでした。 でも、ちぐはぐの原因はそこじゃなくて・・・・石丸さんのハンスかなーと思っています。 なんか誠実そうな雰囲気がにじみ出てるんです。 だから、ベルタにオンディーヌ、そしてベルタと心変わりするように見えない。 ルックスは完璧だっただけに、本当に惜しいです。 (母上の感想なのですが、ハンスが一つ一つの行動に理由付けをしてるように見えて、 オンディーヌやベルタが彼のことをたぶらかしてるように見えた、だそうです、なるほど)
 野村さんのオンディーヌは保坂さんとまったく違って、贅沢な経験してるなと思いました。 大人じゃないけど、本物の子供じゃないけど・・・と言った感じで、役柄に ぴったりなのかもしれません。 記憶をなくしたところがとにかく良かった。 無邪気な彼女の声を聞いて、「人間の」幸福を知ったオンディーヌは変わってしまったんだと感じられました。
 収穫だったのは広瀬さんの侍従。 光枝さんとは一味違う面白いおじさんでした。 予想以上に面白くて、幸せ。
 いい劇場だなーと思ったのが、水界の王の魔術のシーン。 あの小さな劇場で、あれだけ派手なことができるなんて! 演出に対して拍手が起きたのを聞いたのは久しぶりです、感動しました。
 ところでこれはずっと思ってるのですが、一幕のハンス、台詞が詩になってませんか? ずっと疑問に思ってるのですが、特に韻を踏んでるわけでもないので何がなんだか。
 ビオラントの目にある星も確認できたし、結構満足です。

マンマ・ミーア 劇団四季/四季劇場(海)
03.11.08
 念願の最前列♪ 最前は良いからいっぺん見とけという母上の言葉に従い見に行ったのですが、 やっぱり素晴らしかった! この席でもう一度見たいなー。
 キャストも、結構ベストに近かった。 平野さんのロージィ、絶対良いと思ってたんですが、良かった! 「縫い目ほどかなきゃ」というせりふがどーーしても聞きたかったんですが、聞けて幸せでした。 「いや、どんな昔だって、そりゃ入ってなかったろ」といった感じで。 普通のおばさんといった感じがすごくつぼにはまりました。 まだ全体になじんでない雰囲気があったので、こなれたころにもう一度みたいです。 保坂ドナ、美波里ターニャ、平野ロージィはそれぞれみな雰囲気が違って、 不思議な魅力がありました。 みなそれぞれ素敵だったなー。 美波里ターニャの魅力は相変わらず炸裂していて、一列目で釘付け。 おば様とは呼びません、お姉さまと呼ばせてください!! 保坂さんのドナ、休んでほしいという思いと、まだまだ見たい!という思いと・・・。 あ、しばらく見ないんで、その間にゆっくり休んでください(笑)。 喧嘩っ早そうで、本当にかっこいいお母様です。 二幕のはじめ、ソフィとけんかした後一人になるところが好き。 ほんとにほんとに娘が大事だからこそああ言うふうに言うことしかできなかった。 このシーンがあるから、ドレスを着るシーンが泣けてくるんだと思います。 ソフィを椅子に座らせる時のどこか嬉しそうで寂しそうなところが本当に好き。 このあたりの二人の会話がとにかく印象的です。 「何百人となんて寝てない」という台詞、今まではソフィに言ってると思ってたんですが、 会場にいる人たちに念を押してると言うように見えました。 荒川サム、やっぱり好きです。 気が弱くて「ドナなんて怖くない、あまりね」というところに説得力があるわりに、 いきなりすっとんきょうなことを言い出すところがしっくりくる。 一番最初、ホテルをこまごま見て回るところを見てると、胸にぐっと来るものがあります。 八巻ハリー、好きだーーーー!! 彼のギターの音が舞台から零れ落ちてくるのを聞けただけでも最前列には価値があると思いました。 栗原ビルは見るたびに良くなっています。 でも、平野ロージィとの相性はいまいちだったかな? まったくどうでもいい話ですが、ビルの謎ダンスにはまってます。 たまにやってます。 吉沢ソフィ、かわいいなー。 ドレスを着るシーンの「私にはがっかりした?」が好き。 普通の女の子っぽいところが好きです。 スカイにパパが三人とも現れちゃってどーしよ!と訴えるところとか、本当にかわいい。 一番好きなのは、サムにも「ヴァージンロードを歩こう」と言われて どうしようーー!とパニックになりながら踊るところです。 いやー。かわいいかわいい。
 最後はいつものように踊って終わり。 やっぱり、楽しいですこの作品。

Jekyll&Hyde MUSICAL DOME KOELN
03.11.02
 なんか色々思うところはありましたが、十分すぎるほど楽しみました。 昼夜共に見ましたが、夜の方が圧倒的に面白かった! アンサンブルチェックも始めてしまい、しっかりどつぼにはまれた一日でした。

Elisabeth Theater an der Wien
03.10.31
03.11.02
 原産地で見れてうれしい・・・以上の何か、すごいものがありました。 あれもこれも、ああ、日本まで持って帰りたい! エリザベートという女性を好きになれただけでも、幸せ。 ルキーニからチョコレートもいただけたし、幸せ〜〜♪

マンマ・ミーア 劇団四季/四季劇場(海)
03.10.19
 愛しい荒川サムと野中ビルは去ってしまい、かなり寂しかったのですが、楽しかったです。 個々の役者の力強さより、まとまりのよさを感じました。 この間見たときは一番面白い時期は過ぎたなーと感じたのですが、今日はなんだか持ち返したのか? と感じられました。 やっぱりこの作品、面白い♪
 芝さんのサムはねー・・・・母上の言葉を借りるなら、最初と最後の10分はいいサム。 ある意味最後がいいのでいいのかもしれませんが。 主張が強くて、慣例に従うタイプに見えないというか、ドナと一対一でけんかできそうというか。 荒川サムだとそれが無理そうで、彼女の強さを受け止める余裕見たいのが感じられて、 そこが好きでした。 でも、ホテルにやってきてすぐ、建物を見てるところは好きだなー。 そうなのです、最初と最後の10分はすごくいい。 さすが母上、ファンだけあってちゃんと見てるな。
 なんかもー、自分でもいい加減にしようと思うのですが、とにかくハリーが好きです。 やっと気づいたのですが、私、暇があると彼ばっかり見てます。 なんだろ、なんだかわからないけど彼は素敵なのです。 ふとした表情にとにかくひきつけられる。 ぼやっとしたところも、珍しく引き締まった顔してるときも。 お嬢さんたちに襲われそうになって(笑)困ってるところとか・・・・かなりつぼにはまり続け、 可能な限り彼の姿を追っていました。 いいなー、なんか分からないけど、かっこいい・・・っていうのとも違うんですけど。 素敵っていう言葉が近いかな? ゆったりとしたところがとにかく好きです。
 保坂さんは少し復活された感じでしょうか? 今日もパワフルで素敵でした。
 そしてカーテンコールではもちろん踊ってまいりました。 ほかの作品では前の人が立っても結構へそまげて立たなかったりするんですが、 この作品だけは真っ先に立つ(笑)。 なんか最後にのりにのって、それがこの作品の魅力じゃないかと思うんです。 無駄に長いカーテンコール、ある意味、この作品のメインでもあると思います。 こういうカーテンコールがほかにもあるのはなんだけど、この作品だけならいいなと思う。 笑い声も多く、最後ものりのりで、ほかのミュージカルにはできない、マンマ・ミーアならではの 楽しみがありました。
 いやー、楽しかった!

美女と野獣 劇団四季/京都劇場
03.10.06
 ずっと見に行きたいと思ってたましたが、行ってきました!! ・・・・ああ、出費が痛い・・・・でも幸せ・・・・。 下村ルミエールが見たい、そんな一念だけでした。
 そんなわけで、東京公演以来のBBです。 ああ、その時から一体どれだけたったんだろう。 女子高生だった私は社会塵となり、ルミエールはハムレットになり、ポット夫人は帰らぬ人となり、 ガストンはバルジャンになり、マットはアンジョルラスになり・・・って、初演メンバー何人残ってんだよ!! なんか色々感慨深いものがありました。
 全体の感想としては、BBってこんな浅いものだっけ?という感じでした。 ディズニーだから仕方ないじゃんっていうんじゃなくって・・・なんかもっと楽しい作品だと思ったんですが・・・。 最初のパリの街のところとか見てて、かなり懐かしくてわくわくしてたんですけど、 部分部分、本当に「あれ?」としか言いようのないところがありました。 しばらく見て分かったのは、個々としてはそんなに悪くないのにってこと。 それなのに、なんか全体のまとまりが悪いというか、なんというか・・・。 困ったのがガストンとルフウ。  この二人がなんなのか、最後まで分かりませんでした。 明戸さんのルフウ好きなのに、いったい何があったの!?って感じです。 全体的にすごく重い。 ルフウって性格も体ももっと軽いと思っていたんですが・・・。 ガストンはなんかまじめそうだし・・・。 いい悪い以前に、本当によく分からない二人でした。 ガストンもルフウも、すごーーく重要なんだと思ってしまいました。 (関係ないが、アメリカはともかく、フランスってマッチョがもてるのか?)
 木村ベルは・・・まあ可もなく不可もなく。 気が強くて、若いなーって感じでした。 型通りとでもいうのでしょうか。 もう少しかわいいほうが好みかもしれません。 演技としては理咲さんを思い起こさせるところがいくつかあって、懐かしかったです。 (彼女のベルが一番好き)
 そして、今回個人的に一番楽しかったのが下村ルミエール、吉谷コッグスワース、横山ポット夫人♪ もう、言葉もありません、皆様「そのもの」。 横山さんのポット夫人は多分見たことあるのですが、すっかり忘れております。 何を間違えたか、彼女、今回の京都が初だと思ってたんですが、見ているうちに「あ、彼女長いこと この役やってる」と確信しました。 そのくらい、まさにそのものずばりといった感じのポット夫人でした。 暖かい声と優しい演技、素敵な人です。 もう何が良いとかじゃなくって、まさにイメージするままのポット夫人。 私の国語力じゃ、それ以上のことは言えません。 吉谷さんのコッグスワースも同じ。 本当にそのもの。 作品に自然に溶け込んでいて、面白い。 ルミエール、コッグスワース、ポット夫人のところは本当に「長年苦楽をともにした」って言う雰囲気があって めちゃくちゃよかったです。
 で・・・困ってるのが佐野ビースト。 いいのか悪いのか、よく分からない。 ただ、声が優しいのに、最後に出てくる王子様があれれだから、損してるなーとは思いました。 声が怖ければそれでビーストの迫力は出るし、声が優しいならそれに見合った容姿だとうれしいし・・・。 わがままで見た目は怖いけど、中身はかわいいという感じはすごく出てました。 ただ、ところどころすごくいいというのと、なんか違うという思いが入り混じりました。 よく覚えてないんではっきりいえないんですが・・・なんか小粒だったのかな? 悪くないけど・・・といった感じでした。 王子様姿は・・・その・・・素顔はかっこいいんだから、もっときれいにメイクして! とだけ言わせてください・・・・・・。
 で、見たくて見たくて仕方なかった下村ルミエール♪ 彼については理性ぶっ飛んで好きってことは分かってるんで、良いだのなんだのは言いたくないのです。 ただ、とにかく好き、それだけ。 行って良かった、また見たい、やっぱり大好き! それが素直な感想です。
 えー、細かく行きますと、まず、化粧濃くなってません?(爆) ごめんなさい、でも、なんか記憶にあるよりずっと白くなってた気がしたんで・・・。 まともな感想に移ります。 意外と薄味でびっくり。 もっと濃いいーーーー感じだったと思ったんですが、意外と薄味あっさり。 記憶と違ってびっくりしましたが、悪いというんじゃない。 この差はいったいどこから来るものなのかしばし考えていました。 多分、私の記憶にあるのは好き勝手ぶっ飛んでるルミエール、この日見たのは話をまとめる側に回ってる ルミエールなんじゃないかなーというのが今思ってることです。 どっちでもルミエールとしては間違ってないと思います。 ただ、ぶっ飛んでるルミエールはもう見れないかと思うとそれはそれで少し残念です。 ぶっ飛んでないけど、でもどこかはじけてる。 それが今の下村さんのルミエールなんだなーと感じました。 あ、でも、色気はもすこしあったほうがうれしいかも(笑)。 とにかく楽しいルミエールでした。 見ていてこっちが楽しくなり、肩を落としているとこっちが寂しくなるルミエール。 ベルがいなくなったところをコッグスワースに伝えるところとか、 ちょっとまだのりが重いかなーと思うところもありましたが、 あの重い衣装で軽やかにはねるルミエールが見れただけでも幸せー。 そういえば、今回のバベットトは・・・本当に年離れてますね。 尻に敷かれてるというよりは、尻に敷かれてあげてるという感じがしました。 やろうと思えば主導権握れるのに、わざと彼女に譲ってる。 それで幸せそうなルミエールが素敵でした。
 思い出せる順からいってみます。 「がんばり続けるしかないんだ」とコッグスワースに励まされるところ、 力なく手をあげるところがかわいー。 そのあと、魔法をときに来てくれた〜♪とはねる姿もかわいい。 ベルとビーストの初めての出会いのシーン、勤めて明るくしようとするむなしさが好き。 ビーストとルミーとポット夫人のシーン、「言えてるー」の表情に始まり、椅子のかげに隠れるところ、 手だけを出して同意を示すところとか、調子よく姿を表すところとか、かわいー! このあとのシーンは、ポット夫人と並んでまさに保護者といった雰囲気でした。 「了解キャプテン!」の後、張り切ってしょくだいポーズとるところがかわいかった。 バベットとのやり取り、相変わらず声が犯罪的に素敵〜♪ 送り狼なその声にくらくらなのはいつものこと。 ずっと見張ってたのにのあとの切り替えはもうちょっと露骨なほうが好き。 ビーアワゲスト、だんだんと盛り上がってきて、とにかくわくわくする。 ベルというお客様(しかもかわいいお嬢さん!)といられて幸せ幸せという喜び、 とにかく、見ていて幸せ楽しい!! 二人並んで踊ってるところが、本当に兄妹みたいでかわいいというかなんというか・・・幸せ。 この笑顔が見たかったの、この盛り上がりが見たかったのー!! 怪しくなく、とにかく素敵な笑顔、これが見たくてはるばる追っかけてきたの!! 見ていて楽しく、幸せになる舞台もまた良いね〜♪と思いました。 「本でいっぱいです」の肩の落としっぷりがかわいい。 そのあとの間抜けさも素敵。 二幕、ビーストを見守る姿が好きだったわ。 あれやこれやと相談している感じのところもかわいくってずっと見てました。 贈り物の相談してるところとかも、本当に親身だから、こっちも真剣になってしまう。 この辺、本当に幸せで、見ていても幸せ。 「ピンクだ!」「ほめるんです!」このあたりのやり取り大好き!! 本当にビーストを心配するルミエール、ああ、ビースト愛されてるなーと思えて、それもまた幸せ。 階段の上り方教えるところも好き。 人間に戻れたら、ああ、ここも幸せそう。 (チップに語りかける口調が好きじゃー!!) ほうきさんにちょっかい出して、バベットに怒られてるところもかわいい。 ルミエールとコッグスワースとビースト三人のシーン。 もう、ワンセットで好きなんでルミエールがどうとかは言いません。 幸せになります。 この後はポット夫人の優しい声に酔いしれました。 コッグスワースとのやり取りも好きですよー、うきうきしてて。 「これで魔法は解ける」ああ、この明るさが悲しいのです。 そのあとの足取りの重さ、見ていて苦しい。 お城襲撃、このライトが当たるところは確か下村ルミエールが一番きれいなシーン、オペラグラスが 構えられる位置にいる方は準備しておくように!(笑) 「やれやれ」の言い方が好き。 そして、好きで仕方ない人間に戻ってからのルミエール! 白い鬘がよくお似合いです。 きれいだよー、かっこいいよーー。 この喜び方、とにかく見ていてうれしい! はじけてて素敵。 王子様を前にしてひざをつく姿がこれまた素敵。 後姿にもときめきます。 コッグスワースとのやり取り、何もかも型にはまってて、それがとにかくいい!! 型どおりっていうんじゃなくて、役そのもの、苦楽をともにした同僚。 ふざけあうところがもう最高。 バベットのお尻を追っかけて行く彼の姿、なんだかんだ言いつつ、わがままな彼女が 好きなんだなーと感じました。 年は離れていてどこかでこぼこなカップルですが、ぴったりなのかもしれないと思えました。 そして彼女の方にキスをするルミエールを見て、このシーンだけは嫉妬せずにいられなかった、 若かった私を思い出しました(笑)。
 以上、ざっとですが好きな場面でした。
 ところで、何箇所か演技が変わってました。 「ムッシュー、暖炉にあたりなさい」、ここはコッグスワースにあてつけるように言ってた。 ベルの戸の前に立っているところ、誰も来ないか左右を見渡していた。 両方とも結構好きだったんで、なんか残念でした。 (あともう一箇所あるはずなんだが、これがどうしても思いだせん・・・) (↑思い出した、「お前だなルミエール」って言われたあと、最初うなずいて、そのあとで首振ってた、ここだ) ただのわがままだというのは分かってますが。
 うーん、やっぱりもう一度みたいです、一回だけじゃ物足りない!! 最後、コッグスワースのほうを向きながら、「やったな」というようにサインを送るルミエールを見て、 本当に、本当に来てよかった!と思いました。 ああ、また、何度でも見たい・・・下村ルミエールはやっぱり素敵だ・・・。

マンマ・ミーア 劇団四季/四季劇場(海)
03.09.21
 愛しい八巻ハリーの声がちょっとなんだったのが悲しかったのですが、やっぱり行ってよかった!
 この日は当日券で行って、しかも、絶対前売りだったらこんな後ろの席座らないよという席でした。 でも、行ってよかったと思える内容でした。 お目当てだった荒川サム、やっぱり素晴らしかった!! 荒川サムと保坂ドナをもう一度見ておきたくて(明らかにオンディーヌで抜ける二人) 劇場まで行ったのです。 その価値は十分にありました!! 何が特別良いか本当によく分からないんですが、とにかく並んでるとしっくりくる。 ドナとサムだと、自然に思える。 SOSが一番好き。 荒川サムに絞るなら、ソフィに離婚について話すあたりの苦々しさがなんとも心に残りました。 どこか変わり者で、でも気が弱いところがあって。 ハリーとは違った意味でやわらかい雰囲気で。 いい悪いでなくて、本当に素直に「サム」だと思えます。
 あと、特に印象深かったキャストは青山さんのロージー。 なんかかわいくって良いですね〜♪ 栗原ビルとのやり取りがつぼにはまりました。
 望月ペッパー、やっぱり好きです。
 なんというか、スターティングキャストが前に見たときより増えていたせいか、 すごくまとまりのいい感じがありました。 客席ののりは悪かったんですが・・・私は楽しかったと思う・・・。 カーテンコールで踊って、幸せな時間を過ごせました。 楽しかった♪
 このキャストならまた行きたいですが・・・保坂さんと八巻さんに休みを!と思います。 ほんと・・・お疲れ様です・・・。

ノートルダム・ド・パリ 牧阿佐美バレエ団
03.08.23
 あらすじ読んでびっくり、原作の短縮版みたい! オリジナルストーリーがここまでないノートルダムもあるのねと、かえってびっくりしてしまいました。 と思ってたら、フェビュスが死んだような感じだったのでびっくり。
 2幕は結構面白かったんですが、なんていうか・・・ちょっと型どおりすぎるかなと。 私がこの作品に求めてるのは、たぶん狂気と正気の境目のようなものだと思うのです。 原作自体、最後のほうなんて本当にテンション高いし、特にフロロとか。 だから型どおり踊ってます!って感じはどうもだめでした。 フロロとエスメラルダは結構好きです。 お互い言いたいことがはっきり分かったので。 黒い布をまとったエスメラルダはなんか本当にきれいだった。 ラストは、真っ白い衣装で出てきてほしかったけどなー。 ほどけた髪が哀れで色っぽくて、かなり好き。 フロロはタンバリンの音に苦悩してるところで目を引かれました。 ぼーっと見てたんですけど、そのときからしっかり見るようになりました。 フロロとエスメラルダのシーンが好きっていうのも変な話ですが(笑)。 嫌い、って言うのを前面に出した踊りも珍しいでしょう。
 ちょっと消化不良ですね、やっぱり。 もう一度来たら見たいけど・・・といったところです。 やっぱりノートルダムの登場人物ははじけてるほど、理性がどっか行ってるほど(グランゴワール以外)好きです。 多分、それが答えじゃないかと、思ってます。

異国の丘 劇団四季/四季劇場(秋)
03.08.16
 いろいろ言いたいことはあるんですが・・・やっぱり神田が一番かっこいいよなーという結論に 変わりはありませんでした。 というか、ボチさんがあんまりにも完璧人間なんで、好きになる余地がないというか。 見目麗しく家柄よろし、責任感があり人望があり、遊び心もありそれでいて 勉強もできて(本人がどう言おうと、できるようにしか見えないのです)って感じに いくらでもあげることができる。 ちょっとやりすぎ。 石丸さんが悪いってより、石丸さんじゃなきゃ嫌いになってたんじゃないかとすら思ってます。 もっとシベリアのことを中心にしたほうが面白かったんじゃないかと思ってます。 和平工作のことも、恋のことも、あまりに突っ込みどころが多すぎるんで、かえって ざっと流しちゃったほうがドラマティックでないかと思うのです。
 なんか、こうやったら面白いかなー、なんてことをずっと考えながら見てました。 あ、神田はかっこよかったです、もっと書き込めると思うんだけどなー、 ボチさんより、彼のほうがドラマティックに感じるんだよ。 趣味の問題なのかなー、うーむ・・・・。

レ・ミゼラブル 帝国劇場
03.08.09
マチネ
今井バルジャン、内野ジャベール、笹本エポニーヌ、井料ファンティーヌ、 剱持コゼット、岡田マリウス、三遊亭テナルディエ、峰マダムテナルディエ、吉野アンジョルラス。

ソワレ 山口バルジャン、高島ジャベール、坂元エポニーヌ、マルシアファンティーヌ、 河野コゼット、山本マリウス、駒田テナルディエ、森マダムテナルディエ、坂元アンジョルラス。

 マチネのチケットを取った自分に蹴りを入れてやりたかったです。 前の週が好きすぎたんで、このときは何がなんだか。

レ・ミゼラブル 帝国劇場
03.08.03
 ええと、とーーっても良かったんですが、よくよく考えたらこれが私にとってレミゼの 最低ラインかと思いました。 曲が良くてストーリーがよくって、演出がいいんだから、これくらい感動できて当然かなと。 いい物を見てしまうとあれこれキャストをえり好みしたくなります。 だって、さらに見るなら同じくらいいいものか、よりいいのがいいじゃないですか。
 今日はまったもの、駒田テナは、元から好きで今日も狙ってたから外すとして。 (下水道のところとか、結婚式のところは前回より好き、いいなー、やっぱり) 岡ジャベール、いやー、見に行ってよかった! 今日の本命は彼でした。 まだちょっとジャベールの揺らぎなき信念みたいなものが浅いかなーと思ったんですが、その辺は これから伸びていってくれることを期待します。 とにかく歌を聞いて、すごーーく気持ちよかった! 厳しさというか潔癖さというか、そんなところが良かった。 バリケードのところでもバルジャンのやり取り、悲しかったな。 戦いの後、一人座って思い悩んでるところも好き。 彼以外は見たくないってくらいはまりました。
 坂元アンジョ、ごめんなさい、予想に反してめちゃくちゃ良かったです、姿を見なければ。 この辺は予想通りだったな、でも、声は予想以上でした。 胸のすくような声、とにかく聞いてるのが純粋に気持ちよかった。 できれば彼ももう一度見たい。 身長があと10センチあれば、本当に文句も減るんですけどね。
 この三人、何がいいかって一幕のラスト。 テナ夫人も加わって、みんな疑うまい、って言うか、口をあければ声がちゃんと出るような感じ。 そしてそれぞれ色が違って、みんな違う明日を見てて。 最高でした、思い出すだけで頭がボーっとします。 だから、これがもう一度見たいんだよー!! ミュージカルってこれだよなと、しみじみ思いました。 美しい声が重なるって、もうそれだけで財産です。
 で、今日気に入ったもう一人、阿部グランテール♪ やっぱり、私グランテールって役が好きみたいです。 前回不満があったのって、彼のことが気に入らなかったからっていうのが大きかった気さえしました。 坂元アンジョの声を聞き、オペラグラスで阿部グランを見る、ああ、この幸せ。 最初は結構小奇麗でどうしたもんかと思いましたが、バリケードでのアンジョを見る目とガブとのやり取りに しっかりやられました。 というか、ある意味私はこれが見たくってレミゼに来てるようなもんだし。 それだけ好きだったんだと改めて感じました。 アンジョにすごく思い入れてるところとかね、酒ばっかり飲んでるけど、アンジョの声を聞いて 「これだからこいつはいいんだ」というように笑ったりね。 一人浮き上がってるけど、あの仲間に入ってるわけが分かった。 バリケードで本当にどうしようもないのが分かって、一人で酒瓶を机に打ち付けてるのが好き。 「死など無駄じゃないのか」と言ってアンジョを見上げるところが好き。 このときのやり取りがとにかく好きでね、アンジョがグランの肩をたたいてくれたところとか、 本当に好きだった。 そのあとガブを椅子からおろすところもいいねー。 ガブをバリケードから追い出すところ、戻ってきた彼を見つけて「死んじまえ!」と叫ぶところ、泣けた。 ガブの死に対する態度も好きだけど、一番好きなのはそのあと。 どこか途方にくれてる感じのところで、振り返ったときアンジョがバリケードの上で旗を打って、そして倒れた。 ここがもう、一枚の絵みたいに良くってな。 ああ、書いてて、また見たくなりました。 そんなわけで、阿部グランはどうしても見たいのです。
 って言うか、今日のキャストならまた見たいな、若人三人除いて。 コゼット(河野)、マリウス(山本)、エポニーヌ(新妻)、何が悪いってんじゃなくって、 きれいな三角関係に見えない。 マリウスのぽやっとしたところはかわいくって好き、それくらいかな。 別所さんのバルジャンは思ったよりは(あくまで思ったよりは)歌えててほっとしました。 雰囲気もやさしくて、強烈な何かはなかったけれど、安心して見られました。 ファンティーヌ(井料)はね、口を開かなければ一幕はオッケーです。 何か、すごい違和感がありました、特に二幕。 なんか怒ってるように見えました。 それって明らかに違うような。
 今日を個人的千秋楽にして、いい思い出のまま、封印したい気分です、楽しかった。

マンマ・ミーア 四季劇場(海)
03.08.02
 あー、やっぱりなんとも不思議に面白いです、この作品。 大作でも傑作でもないけど、すごーく好きだと思う瞬間がある。 見にきてよかったなーとか、好きだなーとか、そんなことを何度も思う作品。 まったく不思議な作品です。
 今日の目的は荒川サムと栗原ビル。 特に荒川サム。 芝さんの年季の入ったファン(品川キャッツからだ)である母上が荒川サムをべた褒めしていた。 母上がどちらかといえば荒川さんのことを好きじゃないということはよーーーく知っていたから大変興味があった。 大当たり、私もはまった♪ どこがいいっていうより、作品に溶け込んでるの。 柔らかな雰囲気とか、確かに荒川さんなんだけど、それ以上に「サム」なんだ。 芝さんのときに感じた疑問とか、すべて解消、これも母上の言ったとおり。 歌はちょっと迫力がなかったけど、SOSでドナと並んでるところとか、なんでもないところがすごく良かった。 そのなんでもないところがすごく良かったが重なって、話の中に溶け込んでると感じたんだと思う。 それ以外に言葉がないんだ。 ラストの申し出も、初めて納得した。 今まですごく突然に思えたんだけど、理由は分からないけど納得した。 サムならきっとそうするだろうなって。 かなりはまりました。
 唯一の欠点は・・・パパ三人風情似すぎ。 これは荒川さんのせいだけじゃないんですが、なーんかみんな雰囲気が似てるんですよね。 それがドナの好みだと言ってしまえばそれまでなんですが・・・。 って言うか、栗原さん、おとなしすぎ! なんかまじめそうで、冒険家に見えませんでした。 豪快な本を書いてるけど、実はまじめって言う感じでもないし。 もっと野性味をください。 ラストを見ていたら、なんとなくタガーを思い出してしまいました、懐かしい。
 あと、幸せだったのが美波里さんのおみ足。 またか!と言われそうですが・・・いいじゃないか、きれいなものは何度見てもきれいなんだから!! 思わずオペラグラスで追いかけました。 ああ、これを見るためだけでも来たかいがあったわ・・・。 一幕のラストでペッパーと踊ってるのを発見、色々納得(笑)。
 楽しかったんですが、ハリーとドナの喉の調子がちょっと心配でした。 二人ともほかにないってくらい好きなので、心配です。
 時間がたってじんわり広がってくる。 見てるうちになぜか分からないけど泣けてくる。 楽しかったです。

レ・ミゼラブル 帝国劇場
03.07.13
 当日券で見てきました。 所々涙を流し、母上にまず送った感想。 「愛がない」。 出演者の皆さん、個々の演技は(アンサンブルを除いて)良かったんですけどね。 いちいち上げてったらきりないんでやめますが、とにかく愛がない。 ある人もいるけど、なんか淡白。 全体的に軽い、薄い、愛がない物語でした。 面白かったし、見る価値のない舞台とは思いませんが・・・・もっとレミゼって、どこを見てもおもしろかった 気がする・・・。 感動する間もなく、なんか気付くと舞台が進んでる、あっさりした感じでした。 重くて気持ちが沈むこともなく、かわりにとてつもなく感動することもなく。 あっさり終わりました。 作品に力があるだけに、もったいない気がします。 いい作品なのに、それを生かしてないって言うか、殺してる気がするんですよね、特にアンサンブル。
 とにかく、アンサンブルが本当にどうしようもない。 ええい、音を外さずに歌えれば合格ってわけじゃないんだぞ! 人生の辛さ、それを跳ね返す生きる力の強さ。 すでに人生の辛さすらないんですが・・・・。 前回が完璧だったとは言いませんが、だからといって今回のレベルが低くてそれがいいというわけじゃないだろ。 年をとったせいか、作品のよさが以前より伝わり、おかげで腹立ちも倍増。 だめな作品にだめな出演者じゃここまで怒れませんよ。 いい作品だからこそ、いいキャストで見たいんだ、ただそれだけです。
 ちょっと個人評。
 バルジャン(山口)、唄上手いけど、なんか違うって言う違和感が最初から最後までありました。
 ジャベール(今)、最初はどうなるかと思いましたが、最後は良かったわ。ちょっと先々楽しみ。
 エポニーヌ(新妻)、歌がうまいのは分かったから、マリウスのこと愛してください、他は意外と良くて びっくりした分、On my ownがコンサートになっててがっくり。
 ファンティーヌ(井料)、歌はいまいちでしたが、雰囲気が良かったー、今日一番好きだった方。
 コゼット(河野)、歌えるコゼットだーってだけで感動できるのがなんとも。 周りの人を愛してください、っていうか、いなかったし。
 マリウス(岡田)、コゼットとそろって愛がなく、いなかった人。 学生たちのシーンでは結構いいとおもったんだけどなー。
 テナルディエ(駒田)、おもしろかったー!最後の結婚式のシーンはちといただけなかったけど、 全体的に汚い感じですごーく良かった、好きだわ、彼。
 テナルディエ妻(森)、いや、貫禄あります。テナルディエとそろって、楽しませていただきました。
 アンジョルラス(吉野)、口を開かなきゃオッケーー!!かっこいいしねー、カリスマあるしステキなんだけどねー。
 なんかこの感覚記憶にあると思ったら、こぎれいにまとまった時のJCS。 この作品はそうじゃないだろ!って気分。 岡さんのアンジョ、じゃない、ジャベールが見たいんで、今あるチケットとあわせてもう二回は行くと思いますが・・・。 なんつーか、「寂しい」が正解かもなー。

エルコスの祈り 日生劇場
03.07.06
 モニター招待公演、行ってきましたー!! ファミリーミュージカルの中ではダントツに好きな作品だったので、とても嬉しいです。
 タイトルが変わり、衣装が変わったんでどうなったかなと思ってたんですが、相変わらずでした。 相変わらず、写真で見ると妙だけど、舞台で見るとなんかかっこいい衣装。 あらはあるけど、なんかほろりと来てしまうストーリー。 見てる間中ずっと楽しいわけじゃないけど、見終わったとき、今日劇場にきてよかったなと、 ふっと幸せになる。 とっても不思議な作品。 やっぱり大好きでした。 どこがよかったーってよりも、誰がよかったーってよりも、ただ、一つの作品として、まとまってる作品。 傑作でも大作でもないけど、見に行ってよかったって気分にさせてくれる作品。 あー、やっぱりまだ観たいなー。
 藤田さんは相変わらず素晴らしいって言うかそのものだし、喜納さんはなんとも胡散臭くてかっこいいし、 そういう意味でも楽しみました。