近頃見たもののメモ書きです。
基本的に、ネタばれ有。
辛口というか、好き勝手言いたい放題。




       2004年

6/19 DIVA 2004

6/20 ひばり
6/26 ジーザス・クライスト
スーパースター






5/3 LEADING MEN

5/23 この生命は誰のもの?

5/30 エリザベート




5/1 Tanz der Vampire
5/1 Tanz der Vampire
5/2 Les Miserables

5/2 Les Miserables
4/4 エリザベート

4/24 エクウス
4/25 ユタと不思議な仲間たち
4/30 Tanz der Vampire
3/6 ハムレット
3/14 ハムレット
3/14 アンデルセン
3/21 マタイ受難曲
2/07 思い出を売る男

2/14 思い出を売る男

2/21 ソング&ダンス3



1/10 銭形平次

1/11 アンドロマック

1/25 エスメラルダ







ジーザス・クライスト=スーパースター
(エルサレムバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.06.26
 最愛ミュージカル、久しぶりの再会です。 そんなわけで辛口です。
 下村さんのヘロデは最高でしたー! やっぱり好きだーーーーー!!!

ひばり 劇団四季/四季劇場(自由)
04.06.20
 アヌイの作品は好きなので、大変楽しみです。 戯曲読んだけど、ラスト以外はすっかり忘れてるし・・・。

DIVA 2004 Bunkamuraオーチャード
04.06.19
 あまりにUweが素晴らしくって、マチネだけのつもりが結局マチソワ。 本当に大満足でした♪

エリザベート 帝国劇場
04.05.30
 やっぱり綜馬さんは素敵だという結論に親子で達しました(笑)。
 棺から起きだすところで「命のないものが何かに操られて起き上がる」という感じがあって、 そこから「やっぱり素敵」モードに入りました。 序盤の初々しさが素敵といい、そしてだんだん深みと味わい深さが増して行く後半もまた素敵と思う。 ひとつの帝国を支える、その重さと孤独。 その中に見える、一筋の、若いころからまっすぐに消えないエリザベートへの思い。 若いころから彼の中心にあるものは変わらず(帝国とエリザベート)、でも、彼は確かに 変わっていってる。 うーん、本当にしみじみ眺めているだけで満たされる方です。  でも、今日一番素敵だったのは一路さんのエリザベート。 こんなにきれいな人だったとは、知らなかった。 魂まで透けて見えそうな感じというか・・・どこか人間離れしてるというか・・・・。 精神がもろいというのも違うし、強いというのも違う。  誰でもない誰か、それがエリザベートだったのかもしれません。 自己をすごく主張しているのに、白という色に溶け込みそうだった。 こんなに心に届く「私だけに」を歌う人だとは、知らなかった。 本当に素敵でした。
 「私が踊るとき」はやはり好きです。 声質がこの二人はあってると思います。 いやー、この歌は派手なんで、とにかくそれが好き♪ 山口さんは、やっぱりトートがいいなと。 伸ばし方がちょっと歌詞的に微妙かと思うところもありますが、やっぱりかっこいい。 浦井さんのルドルフも、久々に見たらかなりかっこよくなっていた。 やっぱり「闇が広がる」はよいです。
 今回の問題は、2幕で一部スピーカーから妙な音が出ていたということで・・・。 舞台自体はやはり、さすが本当によかったので、もったいないです。
 一度目のカーテンコールで、綜馬さんが「ありがとう」と口を動かしたように見えました。 確証はありませんが、なんか、本当に幸せそうで印象に残っています。 山口さんは最後には客席に下りる階段を下りたり、降りようとして躓いたり、上ろうとして躓いたりと、 こちらをはらはらさせてくださいました。 ラストの盛り上げ方は、さすがうまいという感じです。  ご挨拶では綜馬さんが山口さん&村井さんにどつかれていたり、山口さんが綜馬さんにどつかれたりと、お祭りでした。
 おなかいっぱい、ありがとうございました!

この生命は誰のもの? 劇団四季/四季劇場(自由)
04.05.23
   うーん、困った・・・・。
 もしかして、石丸さんの演技苦手かも、などと感じてしまいました。 役柄と合わなかった気もするんですが・・・。 端正な顔立ちと、上品な雰囲気と、ちょっぴり品のない「早田」と言う人間とが正面衝突してるような気がしました。 彼がどんな人間なのか、よく分からなかったなー。
 結局主役がよく分からないというのが始終頭を回っていた感想でした。 ストーリーは結構面白かった。 セットのつくりも面白いし、病室の雰囲気も好きだ。 ラストも余韻があって好き。 でもなんか、物語に入り込めず取り残された感じがしました。 深刻な物語だけど、もっと軽やかな部分があるのかなーなどと思いつつ見ていました。 四季にしては珍しく、ひとつの作品としてのまとまりも少なかったような。
 ちょっと、なんとも言いがたいです。(2004/05/23)

LEADING MEN Raimund Theater
04.05.03
 月曜日ってドイツのミュージカルはおやすみなのねー、ということではるばるウィーンまで。 小金持ってると、人間何するか分かりませんね。
 Alfons Haider,Jesper Tyden,Mate Karius,Darius Mersteinのコンサート(アルファベットの上の点々省略)。 知ってる曲はほとんどありませんでしたが、めちゃくちゃ楽しんでまいりました。 会場一番人気はどう考えてもJesper。 歓声とか、拍手の大きさが格段に違う。 私はMateに夢中でした、かわいー! 色物担当といいますか、おどけた顔がなんとも言えず、かわいい。 脱ぐのがお好きなのか、二の腕立派ーとか、胸板厚いーという感想が頭の中を今も駆け巡っています。 やんちゃなお兄さんのようでした。 JesperとMateの二重唱がありまして、Mateがそのとき始終裏声なのがおかしかった。 ちなみにこの曲のあとの拍手は、鳴り止まないんじゃないかと本気で心配するような迫力でした。 さすがだ、ウィーン。
 MateのZwischen Traum und Wirklichkeit(「愛と死のロンド」)とJesperの Warum kannst du mich nicht lieben(「何故愛せないの?」)が聞けたのはすごくうれしかった! 繊細で壊れそうだけれど力強かったJesperのヴォルフガング。 いつかやってくれないでしょうかね♪

Les Miserables Theater des Westens Berlin
04.05.02
 上演中に2度以上しゃべった観客はつまみ出していいという法律を作ってください、いやもう、本当に。 Uweジャベールは見ることができませんでしたが、Olehバルジャンは見ることができました。 しかし、周りに4名もしゃべってる観客がいたら、集中力も途切れるさ・・・・(涙目)。
 幕が開いた直後に出てきたのは、たいそう小物のバルジャン。 器が小さいというかなんというか・・・。 だからこそ、司教様に出会って自分というのが砕けてしまったのが分かる。 生まれ変わるか、死んでしまうか、二つに一つ。 これってジャベールと対照的なのかと、マチネのことを思い出しつつ考えました。 出来れば1回の舞台で感じたかったのだが・・・・。 「彼を帰して」はうわさにたがわず、劇場いっぱいに満ちるようなやわらかい声。 彼自身は気付いていなくても、その姿、その心は私の中にある聖職者のイメージと重なりました。 ラストシーンも、本当にきれいだった。
 アンサンブルにもう少し迫力があるとうれしかった。 ロンドンで見たあの気迫は何かの幻だったのだろうか・・・。
 しかし、改めて短縮版の無意味さを感じました。 元に戻してくれー!
 余談・マチネよりソロパートがあったと思うVeit。 テナルディエのシーンで「ひどいところね」「毎度のことさ」カップルだったはず。 バリケードでは下手端っこで恋人(多分)の肩を抱いて眠っていたのが印象的。 そのほかはすでに(以下略)。 お元気そうで何より♪

Les Miserables Theater des Westens Berlin
04.05.02
 マリウスがかっこいい!! というのが一番の感想でした。 きらきら一人光り輝いていて、いかにも「一目ぼれしそうな」タイプでした。 ただし、背が高すぎて遠近法が狂ってるような気分になるのが難点。 だから、エポは本当に小さく見えました。 子供っぽくで、だからマリウスに女性として相手にされないのが分かる。 でも、ひたむきなところがすごく、かわいかった。
 ジャベールが結構面白かった。 バリケードで開放されたとき、途中まで背中を丸めていたのに、一度足を止めて背筋を伸ばしたのがとても印象的。 その後バルジャンと再会したときには、目は落ち窪み、強烈な執着心しか残っていないように見えた。 バルジャンしかもう見えなくなっていて、誰からも疎ましく思われるんじゃないかという雰囲気。 完璧な規律を作り上げ、そこに自分を当てはめていった。 その規律を自分で破ってしまえば、あとはもう自分を壊すしかない。 恐ろしさと悲しさがひとつになっていて、自殺しなくてはおかしいと思えるジャベールでした。
 余談・第一声がVeitだったような気がするんですが、はてさて。 (その後もあちこちで見かけたが、すでに記憶のかなた)

Tanz der Vampire Neue Flora
04.05.01
 「Thomasのファンやって、ここまで追っかけてきてよかったなー」 「また来るからな、ハンブルグ!」というのが正直な感想です。 ダンスにもう少し迫力が出ると個人的にはうれしいので・・・つまりまた時間がたってからまた行くということなのですが。 背筋がぞくりとするようなかっこよさがあちこちにちりばめられていた作品で、 またそのかっこよさに浸りに行きたいです。
 3回連続のPaulヘルベルト、かわいくてかわいくて、なんかつぼにはまっています。

Tanz der Vampire Neue Flora
04.05.01
 いまいち迫力不足かな、といった感じでした。 Felixが見られなかったのは、本当に残念。 Alexanderクロロックでした。 声質的には彼のほうがクロロックっぽいかも。

Tanz der Vampire Neue Flora
04.04.30
 「ゴシックコメディ」というのは日本人の引き出しにないよなーと思いつつ眺めておりました。 Thomasのクロロックに馴染むまでにかなり時間がかかったのは横においておいてと。

ユタと不思議な仲間たち 劇団四季/四季劇場(秋)
04.04.25
 これってそんなに頻繁にやって楽しい作品かなと思いつつ。 ユタとJCSは作品的には全然違うのに、キャストは妙に重なってるので、両方ともキャストが気になって仕方ない。

エクウス 劇団四季/四季劇場(自由)
04.04.24
 仕事(涙)。

エリザベート 帝国劇場
04.04.04
 この少し前に母親が見に行っていました。 かなり打ちひしがれて帰ってきました。 何があったのかと疑問に思っていましたが、見に行って納得。 前の演出を返してー!
 えーと、問題は「主役が誰か分からない」。 元からエリザベートが主役なのかトートが主役か分からない作品ではありましたが、今回はそれにルキーニが加わった気がします。 何故そこでむやみに目立つ。 東宝のルキーニが苦手で、ずっと「ルキーニもダブルにしてくれ!」と言い続けていたので、それも手伝ってどうにもこうにも物語にはまりきれず。 「エリザベートの半生」」なのか、「黄泉の帝王の恋の物語」なのか、「ルキーニの裁判物語」なのか。 まずはそれをはっきりさせてくれ、話はそれからだという気分でした。 無論、電飾は論外。 あるために安っぽくなってる感じ。 変えてくれというより、無くしてくれと感じました。 トートダンサーもなー、「変わるの!?」と悲鳴を上げた母上の横で「やった、変わるのね♪」といった私さえ「元に戻して」と言いたくなるし。 なんか彼らだけ違う世界を生きてる感じ。 踊りだけ見ると面白いらしいんだけど(母上談)、どちらにしろ私は苦手なタイプの踊りだから、多分受け入れられることはないと思う。 一幕のラストはウィーンを意識したのかもしれないが、なんか中途半端。 「私だけに」は前の演出がすごく好きだっただけに、ごちゃごちゃしてるだけのシーンになってしまって残念。 ラストシーンは何がなんだか意味が分からず。 結局エリザベートは、トートは、何を求めたの?
 役者の方々はよくなっていた。 それだけに、演出がすごいことになっていて本当にもったいない(演出がだめだと役者がよくてもはまれないタイプなのです)。 綜馬フランツの味わい深さがなんとも言えず好き。 山口トートはやっぱりさすがだった。 「私が踊るとき」はウィーンより好きだ、訳詞を除けばの話だけど。 初演にはまったときから、これは役者の魅力を味わう作品だと思ったけど、それが強まった感じがする。 演出を変えたのだから両立してくれると信じていたのに・・・甘かった・・・・。
 ああ、なんだかんだいいつつ、前の演出が好きだったんだと感じました。 そしてやっぱり、綜馬さんのフランツは最高です♪ (2004/05/23)

マタイ受難曲 よく知らない
04.03.21
 母上のご友人の関連らしい。 よく分からないけど、まあ、今年はジーザスあるから聖書のお勉強。

アンデルセン 劇団四季/四季劇場(秋)
04.03.14
 すごく昔に見た記憶があります。ワンダフルワンダフルコペンハーゲン♪未だに歌えます、ここだけ。 あと、「1+1は」で始まる歌があったような・・・・これもずいぶん長いこと口ずさんでいました。

ハムレット 劇団四季/四季劇場(自由)
04.03.14
 一回でいいと思ったんだけどね・・・気付いたら二枚取ってた・・・・。

ハムレット 劇団四季/四季劇場(自由)
04.03.06
 全国公演が大変よかったので、ひそかに楽しみ。

ソング&ダンス3 劇団四季/四季劇場(秋)
04.02.21
 ダンサーはなんとなく見当がつきますが、シンガーはいったい誰が来るのか・・・どきどき。

思い出を売る男 劇団四季/四季劇場(自由)
04.02.14
 「やさしい物語」、そんな言葉が合うような気がします。 「時間が短く感じられた」、よく、それを褒め言葉として聞きます。 でも、この作品は「時間が長く感じられた」を褒め言葉として使いたいです。 一つ一つの場面にいろんなものが込められて、とても密度の高い時間を過ごすことが出来ました。 暗い時代の話であり、ラストも大団円とは言えない。 でも、劇場を出たとき幸せに満たされているのを感じる。 そんな作品でした。
 空気の感じられる作品が好きです。 今でない時代、ここでない場所を感じさせてくれる作品。 この作品は、「空気」を感じることが出来る作品でした。 私の知らない時代の日本の空気。 それが舞台の隅々から感じられました。 そして「思い出を売る男」の周りの空気は、街の空気とは違う。 そこだけ異空間のようになっていて、特別やさしい空気に包まれている。 本当に不思議な世界でした。
 そんな世界だったからこそ、悲しくなるはずの物語が悲しくなく、 不思議なくらいやさしく感じられたのかもしれません。 知らない時代のはずなのに懐かしくもありました。
 えーと・・・・、広告屋については・・・・10年前の彼で見たかったです。 今より野暮ったくって、よかっただろうな・・・・。 ちょっと影の親分に見えてしまったのですよ(苦笑)。
 一応ストレートプレイとしてくくられていますが、私にとってはミュージカルです。 音楽があるからこそ語られる物語。 是非また見てみたい作品です。

思い出を売る男 劇団四季/四季劇場(自由)
04.02.07
 こんな物語があるのかと、しみじみ感動。 詳しくは上を参照。

エスメラルダ メルパルクホール
04.01.25
 つまり登場人物が原作どおりだからって、それは特に問題にならないのね、うん。 なんというか「踊りのついでに物語」」という感じでした。 物語の深みという点では全く物足りないので、ちょっと期待はずれ。 どんな物語だったか、もう忘れた・・・・。
 知人が出ていたのですが、やっぱり彼女の踊りは好きだ♪ そっちのほうが楽しかったです。

アンドロマック 劇団四季/四季劇場(自由)
04.01.11
 び、微妙・・・・。
 前回の公演のときと比べて、そりゃ悪くはなってないが・・・よくなったかといわれると・・・・。 ピリュス様はてれがなくなったような気がしますが、威厳もついでになくなったような・・・。 悪くはないけど、何か物足りない。
 坂本エルミオーヌの姿だけが鮮明に記憶に残ってます。 なんか、すごかった。

銭形平次 明治座
04.01.10
 北大路欣也さんが好きなんで、明治座にはたまに行っています(笑)。 こういう作品には、普段見ている舞台とは全く違ったルールがあると分かってるので特に多くは語りません。 「平ちゃんかっこいー!」、こう叫べればいいのです。 とはいえ、演出が一部助長で、「かっこいい」と叫ぶのに支障をきたしていたような気がしないでもないのですが・・・。 十手を取り上げられ、このまま仕事が出来なくなったらどうするかという状況で、 「そのときは二人で何とかしましょう」と明るく話していた平次とお静。 本当にいい夫婦で、見ているこちらまで幸せになりました。
 ところでこの作品のパンフレット、なかなか面白いです。 物語とは直接関係ありませんが当時の江戸の様子の説明があったり、平次の投げた物を含むお金のことが 書いてあったりと、知的好奇心をくすぐるものになっていました。 些細なことでも時代背景や風俗のことを書いてくれるとそれだけで作品に入りやすくなるので、 現代もの以外はなるべくこんな風に書いて欲しいです。