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  壁抜け男(2012/02/19)

四季劇場(秋)

デュティユル :  飯田洋輔
イザベル :  樋口麻美
部長・刑務所長・検事 :  青木 朗
八百屋・娼婦 : 丹 靖子
デュブール医師・警官2・囚人・弁護士 :  寺田真実
B氏(公務員)・警官1・看守1・ファシスト : 金本和起
C氏(公務員)・乞食・看守2・裁判長 : 川原信弘
画家 : 永井崇多宏
M嬢(公務員) : 戸田愛子
A夫人(公務員)・共産主義者 : 久居史子
新聞売り :  有賀光一
★★★★

 繁忙期のおかげで最近なかなか舞台に行けないのですが(いや、まあ、でもたまには稼がないと旅行にも行けない・・・)、この週末は珍しく予定なしの2連休ということでせっかくだから何か見に行きたいなあと思っていました。バレエ関係もいいものが多かったのですが、前日にエビータを見たためにミュージカル気分だったのでこちらに。「平凡な公務員そのもの」の飯田さんデュティユルが見てみたかったのです。前日にしては上出来なB席が取れたり、バックステージツアーがあったり、結果的にはとってもお得な公演になりました。

 全体的なことを言ってしまうと、前に見た時の方がレベルが高かったなあと。娼婦はまえも丹さんだったけどあの時は歌えていたのに今回は「お年寄りは大切に!」としか言いようがない状態だし、画家とM嬢は悪くはないけど、ちょっとあくが足りない。部長と検事はもうちょっと語ってほしいなとか。思い出補正もあっていまいちと思うところもあったけど、面白かったと思えた一番大きな要因は飯田さんのデュティユル!石丸さんのデュティユルも悪くなかったのですが、彼が一番ぴったくり来るのは「野生の女」のフローランで、生まれながらに恵まれた才能を持っていて、それをひけらかさず、それが嫌味にならない、そんな不思議な人だと思っていたので、このさえない公務員というのがどうもしっくりこなかった。役者さんだから技術でなんとかしていたけど、それが分かってしまった感じ。飯田さんの場合は逆で、技術的にはまだ足りないところもいっぱいあったし、主役として中央に来るにはまだ物足りない。でも、「デュティユル」そのものでした。不器用でさえなくて、周りの空気を読まず行動するところが周りをいらつかせる。同僚たちが目障りに思っていたのがすごくよく分かった。そしてデュティユルというのは本当にとんちんかんで、停電してすぐに気にするのが花の水やりとかそれはおかしいだろうと突っ込むべきなのに、なぜかこのデュティユルだとそういう的外れなことを考えるのに納得してしまう。壁を抜けられてとまどってくるくるぱあだ〜と目を回してるところもすごく納得。変な振り付けと思わず、そんなことをしそうだと思える。さえないところと人とずれてる感じがデュティユルという役にぴったりで・・・って、なんだろう、このほめてるのに全然ほめてる気がしない感じは(笑)。でもとってもかわいくて、やってることがすっとんきょうでも温かく見守りたくなる感じがしました。
 イザベルの樋口さんかわいかった〜〜〜。彼女が出てくると周りがぱーっと明るくなるという人がいたけど、納得。「あこがれの人」という言葉にピッタリの明るくかわいらしく華やかな雰囲気。もうちょっと歌にパンチが欲しいかなあと思ったけど、登場時間そんなに長いわけではないのにちゃんとヒロインとしての存在感がありました。デュティユルと比べて年上のような年下のようなちょっと不思議な雰囲気。基本的にデュティユルの方が年上に思えましたが、つやっぽいからたまに彼女の方が年上に見える面白いバランスでした。

 個人的に大好きな警官2と弁護士は今回もとっても素敵でした〜。医者はそこまでよくなかったけど、警官2のちびっこくてちょこちょこしているところがとても素敵だった。弁護士も一体何回司法試験受けたんだよと突っ込み入れたくなるところがつぼにはまりました。そしてこちらもちびっこくてかわいい♪B氏、C氏もさり気なく歌がうまくって耳が至福。公務員の適度に力が抜けた感じも、看守のちょっと気合いの入った感じも良かった。個性的ではないけど、堅実にうまい人も大事。A夫人はもともと好きな枠なのですが、小柄な体にメガネがキュートで素敵ですし、パンチのある凛々しい高音がかっこよくて満足です。新聞売りはもうベテランだからその透明感のある声は大満足。でも、彼なかなか出世しないなあとちょっと微妙な気分にも(苦笑)。

 少ないメンバーで綴られる小作品なんで、全体的にもうちょっと個性にパンチがきいてたら良かったなあという希望はあります。あと、初演の時みたいに生バンドが欲しい〜〜。ストーリー的にすごく好きというわけではないですが、いい作品を見たなあという満足感がある舞台でした。あと、つい最近Notre Dame de ParisのDVDを見ていたので、ああ、フランスミュージカルだなあと思ったり。たまに見ると楽しい作品を久しぶりに見ることができて、とても楽しかったです。(何年も前に覚えるほど見た作品の感想をいまさら言うのって難しいですね・・・)

 バックステージツアーは良かったのですが、会員以外も参加OKなのにじっくり見せてくれたのでものすごい時間がかかったのが残念と言えば残念かな。待った甲斐はありましたけどね。実はこういうイベントに参加したことはほとんどなかったので、初めて秋劇場の舞台に立ちました!とにかく舞台の裏が想像以上に広くてびっくりでした。そして客席がとても近く見えました。セットも小道具もとても作り込まれていて、そこを仕事場とする人たちのことが、久しぶりにうらやましく思えました。

劇団四季全般
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(2012/02/20(Mon) 00:29:51)





  ボニー&クライド(2012/01/21)

青山劇場
★★★☆

ボニー: 濱田めぐみ
クライド: 田代万里生
バック(クライドの兄): 岡田浩暉
ブランチ(バックの妻): 白羽ゆり
テッド(ボニーの幼馴染の保安官): 中河内雅貴
ヘンリー(クライド父): 中山昇
シモンズ刑務所長: 芝崎健太
クロウソン看守: 戸室政勝
ジョンソン保安官代理: ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事: 徳垣友子
アンジェラ: 家塚敦子
クレア: 保科由里子
エレノア: 宇野まり絵
キャミー(クライド母): 明星真由美
ヘイマー特別捜査官: 岸祐二
牧師: つのだ☆ひろ
バド保安官代理: 戸井勝海
エマ(ボニー母): 池田有希子
シュミット保安官: 木場勝己

 濱田さんの舞台復帰公演、見てきました!
 しかし久しぶりに見てしまった、言っていることはわかるけど伝えたいことがわからない作品・・・。脚本レベルで話は分かるのです、でも役者を通してしまうとそれがいっさい伝わってこない。役者は歌もうまい、演技もうまい、でも伝わってこない。原因はキャスティングと演出と演技かなあ。
 最初っから不安だったのですが、不安的中して予想通り作品の完成度の下げていたのは明らかに田代さん。これはもう、彼の責任じゃなくてキャスティングした側の責任じゃないかなあ。育ちの良さがにじみ出てるんですよ。「こんなところから抜け出したい!」と言っていても、「ああ、やっぱりイギリスの名門校の寄宿舎は校則厳しいか・・・」と思ってしまうようなノーブルさ。これは彼の育ちのいい雰囲気を生かせなかったキャスティング側に問題があると言い切ってしまいたくなるくらい、雰囲気が合わなかった。それでも彼も役者、物語の後半で銃を振り回しているところは予想外にはまっていました。でも、やっぱり問題は育ちの良さ。テントで暮らしていたと言っても、大らかなお父さんとキャンピングカーで旅行に行った姿しか浮かばない。堅実に暮らしていたはずなのに、銀行に土地を奪われ、雨風すらろくにしのげない生活になった。きっと食べるものすら事欠く、着るものもろくにない惨めな生活だっただろう。まじめに生きてたってろくなことはない、どうせだれも助けてくれない、そんな焦燥感、権力に対する憎しみ。そして誰にも気にとめられず見捨てられるものの惨めさ。金があればなんでもできると思うから強盗をする、権力へのいらだちがあるから銀行を襲い警官を撃ち殺す、誰にも気にとめられない存在だったから新聞の一面を飾ることに喜びを感じる。こうだったんじゃないかなあと、せりふを聞きながら思っていました。でも残念ながらそれが伝わってこなかった。その原因はいろいろあると思いますが、一つおおきなものが彼の品の良さだと思うのです。生きていくことに対する焦燥感のようなものが感じられなくて、彼の行動原理がいまいち伝わってこなかったのが残念。彼のキャラクターが生きていたのって監獄で暴行を受けてたシーンくらいでしょうか。あんなかわいい顔した子がいたら、そりゃねえと思ってしまいました(苦笑)。歌はすごーくよかった。役者としても思ったよりタイプじゃない役をしっかり演じていた。だからこそもったいなくて仕方ないのです。
 ボニーの方は若さが足りないなあとキャスティングの時から思っていましたが、やっぱり足りなかった・・・。こちらも焦燥感が足りないのかなあ。穏やかに特に目立つこともなく静かに生きていく人生もよいものだということを全く理解できない幼さ。全体的にかわいらしくて年齢は感じさせなかったけど、どうしても田代さんを引っ張っていくのに役としてはついていく感じのちぐはぐさがありました。ボニーってまだ若いけどちょっと大人びた感じの女性なんじゃないかと思いました。だから、ある程度年齢を重ねてしまうと難しいのかもしれません。死んだように生きるくらいなら華やかに派手に生きて殺された方がまし、そこまでの焦燥感を感じなかった。見ているうちに、濱田さんと田代さん逆がいいんじゃないかとさえ思ってしまいました(笑)。名声を得るために犯罪に手を染める危険な女と彼女にあこがれるまじめだけが取り柄だけどそんな人生に希望を見いだせない青年。なんかそっちの方がしっくりくるのです(と舞台を見ている間に思ってしまった・・・)。
 一番よろしくなかったのは、「時代」が描けていなかったことかなと思います。史実では彼らは一種のヒーローであり、彼らをかくまう支持者もいた。抑圧された時代、だからこそ生まれたアンチヒーロー、彼らを支持する人々。そういうものがあってこそ、ボニーの「死んだように生きるよりまし」という言葉が生きるのではないでしょうか。。「死んだように生きる」という言葉の意味が私は分かるし、世の中にあふれてる。でもそれが舞台の上にない。ブランチは幸せそうだった、無理をしてるとも思わなかった、だから彼女が神に感謝して生きるのは当然だと思ってしまった。バックが自分で稼げない、愛する女に貧しい思いをさせている惨めさというのが伝わってこなかった。ほかの人たちも決して不幸には見えなかった。ふつうに楽しく生きているように思えた。だからボニーとクライドが犯罪者になったわけがわからなかった。二人が世の中に支持されていたというのが伝わらなかった。そして二人の味方が多く、一見華々しかったという側面がないと、実は二人ともそんなにおもしろおかしく生きていたわけではないといういわば「影」の部分が生きてこない。そういう側面が脚本からは伝わってくるし、二人の情報をWikipediaレベルで読んでも伝わってくる。でも舞台からは伝わってこない。いい作品なんだけどもったいないなあというもやもやしたものが残りました。
 曲はどちらかというとアメリカのスタンダードナンバーに近いかな。聴いたことがある曲も彼の今までの作品というよりはスタンダードジャズナンバーに近いし。アンサンブルの曲と神父の曲は迫力がないし聞き取れないしがっかり度が高かったのですが、二重唱はとっても耳が幸せ。男同士女同士の重唱ってなんてきれいなんでしょう・・・。CDがほしいんですが、BWも日本もこけた感じがするので難しいかな・・・。
 キャストがよく作品も好みなのになんかいまいち喉に骨が引っ掛かったような作品ですっきり説明できないなあ。演出もセットも悪いわけじゃない。ちょっと暗転というか出たり引っ込んだりが忙しいけど、照明はきれいだったし薄暗いセットも好みだった。ブランチは歌はうまいしかわいかった、テッドの誠実さもとてもよかった。ボニーの母親には本気で泣かされたし、保安官も良かった(こっちサイドの曲ももうちょっと欲しかった)。でもいろんな好材料がうまくかみ合ってなくてちぐはぐなままという印象でした。うーん、もったいない・・・。

劇団四季全般
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(2012/01/22(Sun) 01:11:44)





  真田十勇士 〜ボクらが守りたかったもの〜(2011/12/09)

天王洲銀河劇場
★★★★

 下村さん目当てに見に行ってきました。こんな写真(ご本人ブログ)見せられちゃ、ファンとして行かないわけにはいかない(笑)。彼以外知っている人がいなくって不安だったのですが、異文化交流としてとても楽しかったです。

 たまに時代ものを見ているとき「演技じゃなくてただのコスプレ(正確にはそれ以下)」と思うことがあります。日本のミュージカルであれば、貴族階級のはずなのに所作がなってない、ドレスさばきが下手など。小説や漫画やドラマでも、着ているものや背景は時代がかってても、考え方が現代的でなぜその時代を選んだか分からないことは珍しくありません。そういう意味で、この作品を「時代もの」でなく「ファンタジー」という演出家の意見には完全同意。褒め言葉として「コスプレもの」と言いたい。着物をベースにしてるけどゲームのように派手な色遣いの衣装、なんでもありありルールの設定。派手な照明に、スクリーンに映る光の効果、武器が合わせられるたびに重ねられる鋭い効果音、大音量の音楽。見た目がとにかく「かっこいい」。徹底してかっこいい世界を楽しむものとしてすごく面白かったです。ストーリーも分かりやすく、雑魚をなぎ倒し、イベントがあり、ボス戦があり、ピンチには仲間が助太刀に登場し、絶対に勝てない大ボスイベント戦闘があり・・・ああ、こんなゲーム昔やったわ(笑、多分、制作側は私と同世代と思う)。ゲームのような世界、もしくは昔行った明治座の時代劇。もちろん明治座の時代劇はちゃんと時代ものですが、「出演者がかっこいいことを楽しむ」という意味で似たようなものに思えました。明治座は年配世代を目当てとした「かっこよさ」を追求し、この舞台は若い世代を目当てとした「かっこよさ」を追及しているという意味で似ていると思いました。ストーリーに突っ込みどころがあるのも、まあ、仕方なし(苦笑)。セットは工事現場のような簡易なセットでしたが、暗転大嫌いな人間としては照明やスクリーンを使うことでスムーズに場面を転換していたのが気持ち良かったです。特に川辺のシーンや牢獄のシーンは音と照明で確かにそこにないものを見せてくれていました。またセットが簡易であったり、ゲームっぽいと言いつつCGではないので人間ができることは限りがあるというのに、セットや演出の面で「足りない」と感じることはありませんでした。キャラクターは個性も服装も武器もそれぞれゲームのようにはっきり異なり、知ってる役者さんが一人しかいない私でもすぐに見分けがつく親切設計。分かりやすい見せ場、分りやすい決め台詞、分りやすいかっこいい死にざま。プログラムはこれまたゲームの攻略本のようにかっこいい衣装付き写真とキャラクターの説明つき。アンサンブルの殺陣は効果音があるからということを差っぴいても派手でかっこいいし、実際何度繰り返されても全く飽きない。ちょっとストーリーが何箇所か納得できない突っ込みどころがありましたが、「ああ、楽しかった」と言って劇場をあとにできました。感情が高ぶると怒鳴り合いみたいになるのはあまり得意ではないのですが、それを含めてちゃんと一つの世界観としてまとまっていたので不思議と気になりませんでした。こういうタイプの作品を見るのが初めてなので、よく分かってない部分があるかもしれませんが、世界観や「見せたいもの」がちゃんと確立していて、とても楽しかったです。
 ストーリーはもう史実ほとんど無視して(多分)、分り易く「覇者となることを目指す悪人とそれを討とうとする指導者とその部下たち」の物語。細かいイベント(としか言いようがない)なんかも時代劇と言うよりは明らかにゲーム。「宿命の兄弟対決」まではなんとか設定が生きていたのですが、「人を無気力にする麻薬」「不思議な力を持った宝玉」「宿敵からの毒にむしばまれる主君(幸村)」のあたりの設定が途中までは生きてたのに最後はぶん投げられちゃったのが残念だなあと。とくに幸村が余命幾ばくもないことを悟った時、ただ武術の才覚があるだけの小娘に「わしが死んだらお前がわしの代わりとなれ」と言いだしたときはおまえなに言ってるんだと全力で突っ込んだものですが、最後までその台詞の真意はつかめず。と言うかそれ以前にこういう主従友情ものは女なんかいらない・・・。あと、ちょっと結末が個人的にはいまいち。最初のシーンとつながったようには思えなかったことと、「ゲームのよう」と言いつつ、ゲームでは全滅してクリアすることはできませんが舞台だったらそれができるので、全員の死にざまも見てみたかったと思うのです。

 と言いつつも、そういう突っ込みどころも、多分「細かいこと」なんだと思います。大事なのはそれぞれのキャラクターがかっこよく生き生きしていたこと。間違いなく、これはそれを楽しむための作品です。幸村はもう少し序盤に情の厚いところを見せてほしかったですが、大阪夏の陣の前の力説は迫力がありましたし、後半は確かにこの人についていきたいという主君でしたし、なにより渋い声とおもざしにど派手な衣装が不思議とマッチしてて素敵。クールな中に熱い思いを秘めた才蔵と冷ややかで冷徹な半蔵の対比も面白かった。この二人の対決シーンが一番ゲームチックだったのですが(言ってることの内容も演出も)、イケメン二人の殺陣シーンはなかなか目の保養でした。小介は知的な雰囲気でかっこよかった、この人の言うことなら信じられるという雰囲気。海野は変なキャラで面白い。六郎の仇討をするところの熱さが素晴らしかった。三好入道兄弟はさすが双子ということで声が重なるととてもきれいに響く。登場シーンのしゃべり口調が完全にかぶってるところがおかしく、だからこそ最後に二人で死んで行くのが泣ける。甚八は身のこなしが軽やかで素敵。十蔵はつかみどころのない雰囲気、貴重なおっさん枠(笑)。六郎はなんでもありでおもしろかった。優しくて力持ちっておいしいなあと思うのです。鎌之介はちょっとかわいい。ちょっとセリフに難があったけど、ちゃんと舞台の上で強くなっていくのが分かった。「今度は父上を守れた」というあたり、もうちょっと幸村が父親のようなものであったというところ突っ込んでくれたら好みだった。雪乃はいなくてもいいと言いつつ、戦う女の子は嫌いじゃありません。佐助が座長らしいんですが、舞台慣れしたない感じがひしひし伝わってきて・・・しかし、キャラクターと本人の頑張ってる感じがうまく重なっているのが興味深かったです。戦いが怖くて逃げだすシーンなんて時代劇でやられたら蹴飛ばしますが、「ファンタジー」で一人の青年が感じる感覚としては正当なものと受け止められました。徳川側部下3名は強烈な個性と堅実な殺陣が「なかなか倒せない中ボス」の迫力を持っていました。
 そしてお目当て下村家康はとっても良かった!私の中で下村さんと岡さんはなんか似通ったところを感じるのですが(自分用の女用着物を持っていても誰も驚かないであろうあたりとか・・・)、同時期の小規模公演で方や普通の人間になろうとしていて、方や化け物道を極めようとしているのがとても興味深かったです。プログラムにのっているものとほとんど差分のないど派手な衣装とメイクで出てきて、若干芝居がかった悪役をけれんみたっぷりに演じてくれるだけで最高です!そこに出てきただけでエクスデスや大魔王バーンのように(ああ、年代が出る・・・)こいつには勝てないという威圧感をたっぷり出してくれるのがとてもうれしい。杖やら槍やらお得意の「棒」を使った殺陣も若い人たちのような速さがないのにちゃんと「最強の悪人」に見えるのが素敵。強くてカリスマ性があって残忍で高笑いが似合って・・・ああ、なんて素敵な悪役!三好入道兄弟との対決シーンで勝負はついてるのに「虫けら」となじるところといい、気分が高揚した時の扇さばきの美しさといい、勝利を確信した時の高笑いといい。とても楽しかったです。

 というわけで、異文化交流楽しかったです。「下村さんがどういう仕事を選ぶのか」という好奇心で行きましたが、なかなか楽しかったです。1回見るだけならともかく、おばちゃんもうこういう作品マチソワする体力ないと思いつつ(音量が大きいせいかすごい疲れた)、機会があったらまた見てみるのも悪くはないと思っています。

劇団四季全般
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(2011/12/10(Sat) 00:59:13)





  劇団四季ソング&ダンス The Spirit(2011/10/21)

ツイッターに流そうかと思ったレベルの取りとめのない感想なのですが、長くなりそうだったのでこちらで。
ちなみに私はソング&ダンス1作目から見ているかなり古参のファンです(笑)。
近頃あんまり見てないけどね。
李さんと飯田さんの区別がつかないと言って李さんファンの母親に怒られるレベル(笑)。
「知ってる」と胸張って言える人は阿久津さん、智恵さん、青山さんくらいなもんです。

【ヴォーカルパート】
李 涛、阿久津陽一郎、種井静夫、飯田達郎
井上智恵、真 優香、青山弥生

【コーラスパート】
神永東吾、廣瀬聖人、光田健一、真田 司

【ダンスパート】
水原 俊、萩原隆匡、西尾健治、大森瑞樹、朱 涛、玉井晴章、斎藤洋一郎、斎藤准一郎
加藤久美子、駅田郁美、相原 茜、相原 萌、相馬杏奈、須田綾乃、井上佳奈、高田直美

四季劇場(秋)
★★★☆

1幕はまずショーなのか新作のプロモーションなのか新しい物語なのかはっきりさせるべきだと思った。
「ノートルダムの鐘」があまりにもきっちりしてて、このまま上演しちゃえばいいじゃないかと思うほど素晴らしくて、かえって足を引っ張った。
そもそも私はこの曲を聴き込んでる(ただしベルリン版(笑))から曲は好きで、でももう日本ではキリスト教の絡むものは見たくないしディズニー版はフロロが司教補佐じゃなくて面白くないから見たくないし、と思っている人間さえもぐっと引っ張り込むシンプルだけど堅実なセットと根っこのしっかりした骨太の芝居で四季でこの作品をやってほしいとしみじみ思いました、本気でセットはこれで良い。
結局そこまでのめり込み、でも次のシーンからどんどんショーになってしまったけど私の頭の中はノートルダムで、ディズニー版も良いけどやっぱりフランスミュージカルの方がいいよねなどと考えてしまい、全然舞台に集中できませんでした。
もっと最初からショーであればここまでノートルダムの世界に浸ることはなかったし、もっとちゃんとプロモーションをしてくれるなら中途半端な気持ちのままでは終わらなかった。
そういう意味ですごくもったいなかった。

家に帰ってきてから親(学生時代からモダンダンスをやってる)がばっさり切り捨てたけど、ダンスが古い。
言われてみれば確かにそう。
ポールダンスにしろ客席参加にしろ手品にしろサッカーにしろ応援団にしろ新しいことはやろうとしてるのは分かる、でもダンスの新しさってそれじゃないよね。
加藤さんのダンスってもっとわくわく楽しかった、でもそれがない。
バレエは公演期間が短いから比べちゃいけないのは分かるけど、それでもKバレエの方がわくわくするし純粋に楽しい。
新振り付けのバレエだったらあんなに次の動きが分かる振りばっかりじゃないよ。
良かったと思える部分がフォッシースタイルの見本みたいな踊りだけじゃだめだと思うんだ。

2幕の方が若干持ち直した気がします。
まずショーとしてある程度割り切って見れたこと、あと、私加藤さんの踊りは太鼓の音で見るのが好き(笑)。
どっかで見たことがあろうと、好きなものをまた見れるのならテンションは上がるのです。
そして最近「日本でオリジナルミュージカルを作るとしたらどういうものがいいか」というのを考えた時、やっぱり日本的なものがいいという思いが来るのですが、こてこてとはいえ着物系列は日本人にしかできないことよねと、しみじみ嬉しく思ったのがあります。
(夏に見たドイツのオリジナルミュージカルで日本人はこんなにきれいに十字は切れないが、じゃあ日本人にしかできないことってなんだろうと考える機会があったのです)
もうちょっと客席が熱気を持ってくれれば楽しくなりそうなところがあるのですが、客席の沸点を低くできる、純粋に盛り上がれる曲が少ないのが残念なところ・・・。

しかしなんだかんだ言って阿久津君がかっこよくて智恵ちゃんがかわいかったので満足です。
二人がもっと若々しかったころからファンで、最近ご無沙汰していたファンらしく、新しい顔ぶれじゃなくってこの二人がやっぱり好きです。
最近アイーダでキャーキャー言ったばかりですし(笑)。
エビータよりかわいらしいけど同じくらい華やかなオーラを振りまいていて素敵な「お洒落は私の切り札」、色気のない、死ぬまでまっすぐ前を向いてそうなくらい実直な「迷いつつ」、これが聴けただけで満足です。
「香蘭と杉本の別れ」も阿久津君の生真面目さと智恵ちゃんのお嬢さんっぷりがキスにさえたどりつかずに別れた二人という感じでとても好きです。

色々考えてしまった観劇でした。


劇団四季全般
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(2011/10/21(Fri) 23:50:15)





  アイーダ(2011/08/06)

アイーダ  :井上智恵
アムネリス :大和貴恵
ラダメス  :阿久津陽一郎
メレブ   :金田暢彦
ゾーザー  :飯野おさみ
アモナスロ :牧野公昭
ファラオ  :維田修二

【男性アンサンブル】
黒川 輝、朱 涛、田井 啓、品川芳晃、江田あつし、河野駿介、森 健太郎、徳永義満
【女性アンサンブル】
松本昌子、宝生 慧、加藤久美子、大村奈央、駅田郁美、杏奈、高橋亜衣、濱田恵里子

★★★★★
 アイーダもう一回見たいなあ、智恵さんのアイーダいいって話だもんなあ、あ、そういえば去年マイルが失効する前にANAのクーポンに交換したんだけど、使っちゃわないともったないな。
 というわけで、今年2回目の大阪遠征となりました。本当に、海にいるときに通っておけばよかったのに!

 私が四季に通わなくなった理由はおもしろくない舞台に複数回当たったことと生オケを使わなくなって切れたということがあります。後者については問題継続中ですし改めてほしいのですが、前者については今年かなりいい舞台に出会えていると感じています。四季はキャストが読めない上にロングランの当たり外れがあるのですが今回のは間違いなく当たりでした。初日の直後に行ったときよりも、全体的に研ぎすまされていてとてもよかった!これだったら昼夜してもよかったかもしれないと思っています。(まあ、マチネだけ見て大阪のバレエ友達とおしゃべりして翌日マンママチネというスケジュールもなかなかいいものですが(笑))
 まず、悪いところを言ってしまいます。生オケにしてくれ、あと、やっぱり脚本レベルでいろいろ台詞が変に分かりやすすぎるので(メレブのゾーザーの説明や牢屋でのアイーダとアモナスロとの会話など)突っ込みはいろいろ入れたい。それと、桟橋のシーンはいい加減どうにかしてくれ、泣けるか否かと言ったら今回はさすがに泣けたが、命がけの迫力という意味では今回も0点です、どうにかしてくれあのシーン・・・。
 キャストで言ったら外れなしなんで、主役から。智恵さんのアイーダ、とってもかわいかった!濱田さんの方が王女然としていましたが、智恵さんはどちらかと言えば普通の女の子。自由奔放であるのは彼女の美点であるけれど、それは王女の資質ではない。王女になれない、王女になることを求められた、一人の恋する娘。自分が今までどれだけ愚かだったか捕らえられてから知り、奴隷であることを受け入れる姿、ヌビアの民を救うことを求められて逃げ出そうとする姿、可愛らしく、痛々しく、とても魅力的でした。今回はアムネリスがとても大人びていたこともあり、いい意味で子供っぽく見えました。ヌビアの救世主として君臨できるほど彼女は大人でもなければ強くもなかった。私の描いていたイメージのアイーダそのものでした。そして、恋する姿のかわいいこと!ラダメスに「愛してる」と言った辺りのやりとりが今までになく自然で、可愛らしく、二人でじゃれ合っている姿に心躍りました。歌の面では今までイメージしていた智恵さんのかわいい声でなくてびっくり。低く骨太で伸びやかなその声はアイーダにぴったりでした。ああ、やっぱり役者さんってすごい。
 ラダメスは今回も阿久津さん。前回見て気に入ったので今回もいてくれてうれしい!このまま完走でしょうか?前回もよかったですが、今回ますますよくなったなあと思っています。戦場に出て何かを奪うことしか知らなかったけど、それはそのことしか教えられなかったからで、とても実直で正直で、どこか不器用でさえあるところが彼の魅力だと思っています。「アイーダがラダメスに恋に落ちる」辺りは濱田さんとの方がよかったかなと思いましたが、2幕は今日の二人の方が好きです。アイーダに出会ってどんどん変わっていくところがとても自然。序盤の残忍さがなくなっていって、迷いながら自分の生き方を探しているところが好き。そして彼の年齢を調べて本気で驚いた、え、もうこんな年だったの!?ま、まあ、私が学生の頃から役者さんですからね・・・。Mathias Edenborn(ドイツ語圏ラダメスオリジナル、ウィーン版ベンヴォーリオが有名かな、今度エリザベートのフランツやります)に似てるなあと思いつつ見ていたのですが、老け役まっしぐらな彼より年上とはびっくりだ・・・。・・・今すぐクロロックやってくれないかなあ・・・(上背があって高音のでる役者が気に入ると誰彼なく同じこと言ってるので特に他意はありません、日本のシステムでは無理なことくらい私もわかってるさ・・・)。
 びっくり大当たりキャストの大和アムネリス。登場時は声はよく通るけど最初から王女然としてどこか知的なところがアムネリスっぽくないと思いましたが、ちゃんとアムネリスでした。阿久津ラダメスと並んでも身長にほとんど差がない、智恵アイーダと並ぶと親子のように身長が違う。ここまで身長によって役がせばまってしまうと思った人初めてです・・・。アムネリス、今までの二人は最初は頭の軽いおばかな子でしたが、彼女の場合はきちんと知的に見えました。それが違和感があったのですが、結局知的に見えても彼女は王女としてなにをすべきかなにを知るべきかを知らない人でした。頭がよくてもその頭の良さは美しさを磨くことにしか向かなくて、王女としてどうなるべきかということには向いていませんでした。そして徐々に彼女は王女としてなにをすればいいかを知っていく。自分の才能の使い方を知ったアムネリスは凛とした女王になる、その姿は本当に美しかったです。私はラブロマンスがあまり好きではありません。生まれ変わって再会するなんて普段ならときめかないものです。でも、アイーダとラダメスの時空を越えた再会はとても好きです。それは、二人の再会がアムネリスの望みだから。優しく二人を見守るアムネリスを見ると、これでアムネリスが救われたと思うのです。アムネリスはラダメスのことを確かに愛していたし、アイーダのことも友達と思っている。そして、王女であるアイーダとは本当の意味で友達になれたと思うのです。それを自分の手で、自分の意志で断ち切ったアムネリスにとって、それは納得した決断ではあれ心残りではあったと思うのです。墓の中で再会を誓ったアイーダとラダメスの物語は、そこである意味ハッピーエンドだと思うのです。けれどこの再会を見届けたとき、アムネリスの物語はようやく終わるともうのです。喜びや悲しみを超越したその暖かな笑顔に満たされました。
 遠征のお目当ての一人、飯野さんのゾーザー♪前回見たときは7年前に見たかったと暴言を吐きましたが、なんのなんの全然現役でした。この間見たときよりも凛々しくてすてき!飯野さんのゾーザーは力みがなくて好きです。「悪い人です」と正面切って言うような人ではない。むしろ彼自身は「息子に甘すぎる父親」と自分のことを評価していてもおかしくない。それなのにやっていることは身勝手で残忍というのが彼の魅力だと思います。偉そうな態度といい高音中心の歌といい・・・とにかく飯野さんの魅力を改めて感じる役でした。ゾーザー、大好きなのです♪
 密かにお気に入り牧野さんのアモナスロ。維田さんのファラオはそれはそれで病弱な王者として好きですが、こちらは武人の王者という雰囲気があっていい。牢獄でとらわれの王者というのが一目で分かる。囚人の服を着ているが故にその威厳がにじみ出てくるような気がします。とても哀れに見えるところが、作品の雰囲気にぴったり。本当に素敵なキャラクターに仕上がってるので説明台詞が多いのがもったいない・・・。
 メレブはひたむきなキャラクターでした。アイーダへの信頼は彼女が王女であるからということからきていて、彼女自身をメレブは知らない。それでも故国に帰りたいという慎ましやかな願いを抱く彼を悪く言うことはできない。彼自身もかわいそうだなとしみじみ思うのです。
 そして今回感動したのがアンサンブル!前回見たときよりも迫力が増していて感動しました。特に男性陣。幕開き直後の兵たちは勢いがあり、その力強さが恐ろしい。ゾーザー軍団は動きが本当にシャープで、これが見たかったのだとひとしきり感動しました。

 久しぶりに日本語のミュージカルにはまったのですが、聞きながら脚本レベルの突っ込みができてしまうのでちょっと集中できないところもあるかなと(苦笑)。引っかかるところはいろいろありつつも、とても好きな作品だと改めて感じました。

劇団四季全般
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(2011/08/15(Mon) 00:48:38)




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