近頃見たもののメモ書きです。
基本的に、ネタばれ有。
辛口というか、好き勝手言いたい放題。




       2004年

10/3 ミス・サイゴン

10/6 マンマ・ミーア

10/9 サクセスストーリー
10/11 Big River
8/12 ジーザス・クライスト
スーパースター


8/21 ジーザス・クライスト
スーパースター

8/29 ジーザス・クライスト
スーパースター


9/26 南十字星
7/19 ジーザス・クライスト
スーパースター


8/1 ジーザス・クライスト
スーパースター


8/8 ジーザス・クライスト
スーパースター


8/12 スルース
7/2 レ・ミゼラブル
in CONCERT


7/3 ジーザス・クライスト
スーパースター


7/10 レ・ミゼラブル
in CONCERT


7/18 スルース



Big River(来日公演) 青山劇場
04.10.11
 今年は初見の作品が続くなーと思っていたら、以前見たことがあると母上に言われました。 真田広之さんが出演されていた舞台です、もちろん私は舞台がどうだった以前に、行ったかどうかすら全く覚えていません。 そんなわけで、相変わらずあらすじくらいしか知らない状態で劇場に向かいました。
 割引チケットが出てきたので、それを購入して劇場へ。 当日まで席が分からな買ったので期待半分不安半分だったのですが・・・とんでもなくいい席でした。 「字幕が見たいんでもう少し後ろかサイドがいいです」と言いたくなるくらい、見事な前方、サイドブロックでした。 前のほうだったおかげで、目の悪い私もオペラグラスを一度も使うことなく見ることができました。 幸せ。
 「ハックルベリー・フィンの冒険」という小説が原作の作品です。 この演出の特徴的なのが、出演者に聾者と聴者がいること、それから全編にわたって アメリカ式の手話が用いられていること。 そんなわけで、一部の役者は演じる人と、その人の声を当てる人に分かれています。 これは不思議な雰囲気をかもし出していて面白かった。 特に主人公のハックの声は原作者役の方が当てていて、それが物語の意味的にも面白い。 見た目的に全く不自然さはなく、後方の席でなにも知らずに見たらハック自身がしゃべってるように見えてもおかしくない。 ただ、個人的にもったいなかったのが原作者マーク・トウェイン役のDaniel Jenkins氏。 とっても素敵な声で、何をしている姿も、ハーモニカを吹いている姿も、何か弦楽器を爪弾いているところも、 鎖の音を立てているところも本当に素敵だったのに、メインの役が「ハックの声」なのでなかなかライトが当たらない。 声も素敵だったけど・・・何か物足りなさが残りました(笑)。
 アメリカ式の手話が使われているという部分は本当に興味深かった。 全編にわたって使われているけど、邪魔になることはなく舞台を彩っている。 アンサンブルが一斉に使うシーンが好き。 それは言葉でもあるし、ダンスでもあるように見えました。 手話というものには意味があって、役者というのは一つ一つの動きに意味を込めることが出来る。 「踊りというのは言葉」だと思っているので、ダンスが好きな人間として色々興味深かったし、面白かった。 ワンフレーズ、完全に音がなくなり手話だけのシーンがあったのですが、そのシーンは確かに音楽が、言葉が聞こえた。 こういう表現方法もあるのかと、しみじみ見入ってしまいました。
 役者として素敵だったのが黒人奴隷ジム役のMichael Mcelroy氏。 顔よし声よし体よしということで、ほれぼれと見ていました。 娘の話をするところは、ジムの記憶の中にある情景が舞台に重なって見えてくるようでした。 悲しいとか切ないとか、そんなところを超えて、彼の気持ちが伝わってきてしまって、辛かった。 同じく奴隷役のアリスも素敵でした。 普段聞きなれないタイプの声質だったのですが、深みのある憂いを含んだ声がなんともいえず魅力的でした。
 ひとつだけ困った点がありまして・・・・ストーリーが全く好みじゃない。 時代劇の中に現代の感覚がまぎれてる作品はどうも苦手です。
 そんなわけで、ミュージカルとして楽しんだというより、舞台ってこんな表現をすることができるのかという、 演出方面のことが心に残っています。 「面白かった」というより「興味深かった」作品でした。 (2004/10/12)

マンマ・ミーア 劇団四季/四季劇場(海)
04.10.06
 久しぶりのマンマ・ミーア。 前回仕事で行けなくなった(この作品が好きな母上の友人に行ってもらいました)時の席がめちゃくちゃよかったので、 追加席にあてられてる部分の当日券・・・ということで「これで同じ値段?」と見る前はがっくりきていたのですが、 見終わったらそんなことすっかり忘れて「来て良かった!」と幸せな気分になっていました。 千秋楽まで2ヶ月を切り、平日夜だというのに満席、カーテンコールでののりがめちゃめちゃ良かったため、 芝居部分ではあったような気がする不満もすっかり忘れてしまいました。 他の作品であればカーテンコールで作品の評価を左右させるのは言語道断だと思うのですが、 この作品はその「楽しさ」まで含めてしまってもいいのではないかと思ってます。 そんなわけで、とても楽しかった!
 久しぶりに見るので初見の方のこと。 明戸さん、うーん・・・母親から聞いてはいたけど・・・何というか・・・なんか違う・・・・。 思ったよりはいいのですが・・・なんだろうな、微妙な違和感が付きまとう。 一番違和感があったのは2幕でのターニャとの会話シーン。 どこかターニャのほうが気があるような雰囲気のシーンだと思ってるのですが・・・水着姿の明戸さん、かっこよくない・・・・。 「ふたりの夏」も、もっと、いろんなものが見えたと思うんだけど・・・・よく分からなかった。 悪くはないけど、いまいちというのが正直な感想です。
 母親に強烈にお勧めされた松浦さんのビル。 外見と雰囲気はいいのですが、いかんせんせりふが棒読み状態。 歌はいいけど、それ以外の部分がいかんともしがたい。 イメージにはあってるので眺めている分には全く気にならないのですが、口を開くとついうっかり応援しそうになります (でも、母上が何であんなに好きになったかはなんとなく分かる(苦笑))。
 久しぶりの芝さんのサム。 頭が南十字星仕様で、いったいどんな職業の方かちょっぴり問いただしたくなりました(笑)。 ただ、雰囲気は今までよりずっとよくなった! 声も柔らかくなって、まじめで優しそうで、とっぴなことをしそうなサムらしいサムでした。
 保坂さんのドナと吉沢さんのソフィ、絶対に血がつながってる・・・・。 実際そうだからなのかもしれませんが、本当に「長いこと一緒に暮らしてきた」雰囲気がある。 結婚式のシーンで、ソフィがドナの味方に回ってサムに言い返す部分が本当に「お母さんっ子の娘」に見えて、とても好き。 この二人はなんかばらばらに評価してはいけないんじゃ思うくらいぴったりあっています。
 同じくばらばらに評価しちゃいけないなと思うのがドナ、ロージー、ターニャの三人。 息がぴったりというか、若いころ一緒にはじけた者同士っていうのがすごく分かる。 三人が一緒にいるだけで、なんとなく「懐かしい」という気分になります。 年甲斐もなくはじけてるところも「そうなるよね、絶対」という感じがして、好き。
 そんなわけで、久々のマンマ・ミーア、文句はありながらも十二分に楽しんできました。 あと1年くらい東京にいてくれたらうれしかったんですけどね・・・・。 (2004/10/12)

ミス・サイゴン 帝国劇場
04.10.03
 好き嫌いが真っ二つに分かれているような気がするこの作品。 はてさて?
 観劇前に上記のように書きました。 母親のほうが先に観劇して、この作品の感想を一言で言い表してくれました。 結局、私は母親と同じ感想をかみ締めながら観劇することになりました。 「どこが面白いのか全く分からない」、これ以外に言葉はありませんでした。 そんなわけで、この作品と相性が最悪だった人間の感想です。 なんか、あまりにも肌に合わなくって、自分でもどうしたらいいのか分かってないような状況です・・・・。 因みに、この作品は初見、CDも聞いていませんし、予習はあらすじにざっと目を通したくらいです。
 ちょっと個別に感想を。 はっきり言って感想というより八つ当たりということになりかねないんで、それだけご注意ください。

 市村さんのエンジニアを見たかったけど、日程的に合わなくって諦めたため、別所さんのエンジニア。 ・・・・なんでエンジニアがこの作品にいなくてはならないかが謎。 むしろいないほうが話がすっきりまとまったのでは。 「アメリカンドリーム」のシーンはすっぱり無くしてくれてかまいません。
 知念さんのキム。 クリスと出会ったあたりのなんやかんやが「本当に恋してる」のか「アメリカに行きたくて芝居をしてる」のかが 分からずそれがちょっと引っかかったのですが・・・結局それが致命傷になりました。 気持ちの流れが全く見えなくて、置いていかれまくりました。 キムってどんな人だった?と聞かれたら「J&Hのエマのときよりずいぶんうまくなってたけど、高音がきつそうだった」 以外答えられない。
 井上さんのクリス。 なんなんだこの男は!? とにかく台詞を聞いていてむかむかしっぱなし。 こっちも最初からキムが好きなんだか好きじゃないんだか全く分からない。 知念さん同様高音がつらそうで、二人のデュエットは聞いてるこっちがつらかった。
 岡さんのジョン。 相変わらずきれいな顔、きれいな立ち姿、きれいな声でした。 ヒゲは似合わんけど。 ただ、「岡さんにあの役はやって欲しくない」という母親の言葉の意味も分からないでもない。 ジョンってどんな人物だったかと聞かれても、冒頭の感想以外特に思いつかない。
 石川エレン。 彼女の役割がよく分からなかった。 何書けばいいんだろ。
 泉見トゥイ。 ・・・・・やっぱりコメントに困る・・・・・。
 高島ジジ。 見てもいないのに、なんだかジジは好みのタイプだと思って楽しみにしてたんですが・・・ きっとこの先に見せ場がある!と思ってたのに、冒頭のあれだけだったんですね。 存在感もインパクトもなし・・・。
 脚本だけが淡々と流れていく感じでした。 だから盛り上がれなかったし、話がだらだらと進んでいくようにしか見えませんでした。 誰とも共感できなかったし、誰のことも好きになれなかった。 辛さが無い、痛さや苦しさが無い、虚無感や絶望感が無い、雑多さが無く、恐ろしさが無い。 キムは少なくとも地獄を見ている、地獄を見て、その地獄の中を行きぬいてきたはずだ。 彼女だけでなく、クリスもエンジニアも、その他舞台上にいるほとんどの人が「地獄」を見てきたはずだ。 そんなことを言ってるような気がするのに、それを感じることができなかった。 極限状態ゆえの感情ってあるのだとは思いますが、物語はそんな感情の流れで進んでいくのに 舞台上にいる人たちはそこまで追い詰められていないように見える。 人の気持ちが絡まず、物語だけが進んでいくようでした。
 キャストを代えてみたら印象は違うかもしれないとも思ったのですが、 「初見の作品なんだからとりあえず最後まで見てみよう」という気分で客席にいたようなものなので、 とりあえずしばらくは冷却期間を置いてみます。 なんか色々引っかかるところばかりなので、この作品については落ち着いたころ 全く違うキャストで見てみたいと思います。
 因みに母の観劇日は9月13日のマチネで市村エンジニア、ANZAエレン、tekkanトゥイ、あとは 本日と同じです。
 ↑すみません、一番大事なことを書き忘れていました。 市村さんはめちゃくちゃよかったそうです。tekkanさんも良かったそうです。 お二人には申し訳ないことをいたしました。 失礼いたしました。
 ところで、母上がヘリコプターに人が乗り込むシーンが 「クレイジー・フォー・ユーでボビーが車の中から出てきて、そのあとピンクの服を着た ダンサーさんたちが次々降りてくるシーンを思い出す」と言っていたのですが・・・ああ、納得・・・・。 (2004/10/03)

 追記。 ちょっと作品について思うところがあったので、補足を。 私が見た舞台についてのフォローではありませんので、ご了承ください。

 感想を書いたあと、ロンドン公演の感想(見てから読もうと思っていたのですが、もう6年も前のものでした← ネット上にあるものではないので紹介できませんが)にようやく目を通しました。 詳しくは言うことが出来ませんが、その感想を書かれた方が見た舞台なら見てみたいと思いました。 (目からうろこが束になって落ちたよ・・・)
 ここから先の文章は、私が人様の感想と、一度見たきりの作品の話の流れとを元にして感じたことをつらつら書きなぐったものです。 実際に見た舞台で感じたことと縁はありません。 「ミス・サイゴンはそんな話じゃない!」と言われそうですが、とりあえず今感じていることです。 一度しか見たことのない物語にここまで入れ込める自分が怖い(苦笑)。
 最後のキムが自殺するシーン、物語は全てここにつながっている。 キムは何故死んだか、クリスを誰よりも愛していたから、タムを何よりも愛していたから。 タムがこのままこの土地にいたら幸せになれない、というより、まともな人生を送れないことを彼女は知っていたと思う。 彼女はそんな「まともでない」世界で生きてきたのだから。 まともな教育とか、人として尊厳のある暮らしとか、彼女の生活はそんなものとは縁がなかったはずだ。 だからキムはタムをクリスにゆだねるしかなかった。 クリスにはタムを守る理由がある。 でも、彼にキムを守らなくてはならない理由はない。 タムをクリスに託し、キムは一人で生きる。 それは出来ないだろう。 タムもクリスも戻ってこないとしか考えられない状態で、彼女が生きていけるとは思えない。 だから、彼女は命を絶つしかなかった。 それはタムの重荷にならぬため、クリスの重荷にならぬため、 そして自分がたった一人残され生き続けることのないようにするため・・・だったのかと思います。 だからクリスに会う前に死ぬしかなかった、クリスを見たら決心が鈍るかもしれないから。 彼女の思いは「死んでしまおう」と言うよりは「自分は生きていてはいけない」に近かったのではないかと思います。
 これが「アジアの女性だから」とされるとやっぱりカチンとくるんですが、「キムはそんな人間だった」というのなら いいのではないかなと思うのです。
 地獄を見たキムと反対のところにいるのがエレン。 彼女は戦争を知識では知っていても、肌で感じたことはなかっただろう。 故郷で穏やかに暮らし、そして海を渡ってきても彼女はきれいなホテルにいた。 そんな彼女がラストで初めて、「まだ終わっていない戦争」をその目で見る。 彼女にとって、天と地がひっくり返るくらい衝撃的なことだったような気がする。 だからエレンはタムを引き受ける気持ちになれたのではないのかなと思うのです。
 最後にキムはクリスに会うことが出来た、彼の腕の中で死ぬことが出来た。 そしてタムはクリスとエレンに引き取られ、底辺の暮らしをせずにすんだ。 だからこの話は悲劇だけど、一条の光があるような気がします。
 クリスにとって、戦時中のことは切り捨てたい過去でしかなかった。 いい思い出も悪い思い出も、全て一緒にして捨てて生まれ変わらなければ生きていけないくらい重いものだった。 戦中も戦後も、彼はどこか「尋常でない」ところがあった気がする・・・・のですが、 見ている最中むかついてむかついて仕方なくって、彼の台詞とか聞いてる余裕がなかったので良く覚えてません(苦笑)。 ただ、彼自身過去に起こったことを切り捨てるのでなくもう一度正面から向き合うことは、 これから生きていく上で必要だったのではないかなと思うのです。 (彼は一度故国から逃げ、そしてそのあと戦場から逃げているから)
 後はさらに分からないんで、この辺にしておきます。 まあ、これを現代の世界の構造に当てはめて秘められたメッセージを読み解く・・・とかすると頭痛がするのでやめておきますが (地名を書いていないのはそのためです)。 なんとなく、こんな物語じゃないかなと思ったのです。
 そんなわけで、一度見ただけの人間がえらそうに語ってみました。 重ねていいますが、これは私が見た舞台の感想ではありません。 こんな展開だったら好きなのになという、勝手な思い込みです。 お目汚し、失礼いたしました。  母上の感想その二。 つらつらとミスサイゴンのことを話していたのですが、「最後、どうなったっけ?」とのこと。 母・・・・。 (2004/10/04)


南十字星 劇団四季/四季劇場(秋)
04.09.26
 こまったなあ・・・・。
なんというか、居心地の悪い作品。 1幕のラスト、オランダ人が「日本人を許さない」といってるシーンでは 「じゃあ何であんたらはそこ(自分の国からずいぶん離れた場所)にいるんだ!」と、怒鳴りすてて帰りたい気分でした。 他にも居心地の悪いシーンは山ほどあったのですが、このシーンは歌で繰り返されていたため、 なんかもう苦痛でしかなかった・・・・。
 でも、一番の問題はテーマでも歴史に対する解釈でもなく、何をやりたいかはっきりしていないという点だと思います。 主役が誰だか分からない、テーマがなんなのか見えてこない、インドネシアの音楽や踊りは 面白いけどストーリーから完全に分離している。 ラストは不覚にも涙してしまったんですが、カーテンコールで全てぶち壊し。 それ自体は悪くないんですが、全ての余韻をぶち壊すような感じでした。 そんなわけで、カーテンコールが終わるころには感動していたことも忘れ、なんだか居心地の悪いものだけが残ったのでした。
 阿久津さんの若々しいみずみずしさというか、真っ直ぐさというのは保科というキャラクターにとても合っていました (あれ、本当に芝さんがやるんですか?どうなるか大変心配です)。 ただ、なんかよく分からない人物でした。 話の流れは彼が中心なのに、主人公はリナに見えるし・・・・。 樋口さんは大変存在感があって、歌も踊りも楽しませていただきました。 ただ、キャラクターとしてどんな女性だったのかは全く分かりませんでした。 案の定、二人の恋愛はなくても物語の進行上どこか困るところがあるのかと聞きたくなるほど 薄っぺらなものでした。 光枝さんは・・・もう、もったいないとしか言いようがない! 脚本がにっちもさっちも行かなくなったんで、急遽付け加えられた説明係といった感じでした。 他の人物と冒頭部以外全くからまないなんて・・・ありえない・・・・。 「李香蘭」の川島芳子的な役割にしたかったのかもしれませんが、それほどの存在感も作品の中の意味合いも見出せず・・・。 本気でもったいない配役です。
 思ったほど悪くはなかったんですが、とても人には薦められません。 戦争ものをやりたければそれでいいんですが、もっと練りこんで、ちゃんとひとつの物語にして欲しいなと、 そんなことばっかり頭を駆け巡っていました。 舞台装置とかはなかなかきれいだったんですけどね・・・・・。 演出もどうしようもなかったし・・・・。 なんというか、かなり脱力しております。
 とか言いつつ、芝さんが出たらきっと見に行きますけどね、怖いもの見たさで(苦笑)。 (2004/09/26)

マンマ・ミーア 劇団四季/四季劇場(海)
04.09.19
 仕事、仕事、仕事ーーーー!

ジーザス・クライスト=スーパースター
(ジャポネスクバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.29
 好きな作品「でした」と言いたいような気分も無きにしも非ず・・・・。 (私が知ってるのは98年以降のジーザスです) (2004/08/29)

ジーザス・クライスト=スーパースター
(ジャポネスクバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.21
 井上さんのマリアはどこー!?と絶叫したい気分でした・・・。 群集は相変わらずでした・・・とほほ。 (2004/08/21)

ジーザス・クライスト=スーパースター
(ジャポネスクバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.12
 下村ヘロデを目当てに行きました・・・ぶらぼーでした。 (2004/08/12)

スルース 劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.12
 自由の二階席は、本当に舞台に近くって面白いです。 なんだか分からないけど、7月に見た時より全然面白かった・・・!

ジーザス・クライスト=スーパースター
(ジャポネスクバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.08
 面白かったには面白かったけど・・・・。 好きなことはやっぱり好き、だけど・・・・。 (2004/08/08)

ジーザス・クライスト=スーパースター
(エルサレムバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.08.01
 気付いたら、この作品を見るのは、場所や演出を問わなければこれで20回目。 それにしてはちょっと寂しい迫力ではありましたが(もう、マリアやヘロデ、群集については何も言いません)、 今回の東京再演の中では一番好き!
 隣で母上が「30日のほうが良かった」と言っていますが、それについては気にしない(苦笑)。 なんか、毎回毎回言ってる気がするんですが・・・・芝さんのユダは、やっぱり本当に素晴らしい! もともとファンでしたが、改めてファンになりました。
 自殺のところ、「私はあいつが死んでも生きていられるか、生きていられるか」、 最後の叫びが、魂を引き裂くような感じでした。 この作品て、本当に魂に直接語りかけてくるような作品なのだと、改めて思いました。
 柳瀬さんは研ぎ澄まされた雰囲気があって、どこか痛々しい。 「最後の晩餐」、良かった。 口論の最中、二人が全く同時に顔を背けた瞬間、この二人は本当に互いを分かっていて、分かっているからこそ こうやって決別することになったのだと感じた。 地面に倒れこんだジーザスの背中の痛々しさ、髪をかきあげるユダの苦しさ。 その息苦しさが、なんとも言えず切なかった。
 藤田さんは相変わらず素晴らしい、近頃眼が行ってるのは赤瀬さん。 群集を追い払う姿がかなり素敵♪ という話を母上にしたら、全くおんなじ感想でした。 親子だ・・・。
 とにもかくにも、ユダが素晴らしい一日でした。 好きだー! (2004/08/01)

ジーザス・クライスト=スーパースター
(エルサレムバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.07.19
 ユダの自殺でユダが沈まなかったという、とんでもないハプニングがありました、びっくりびっくり。 一瞬そのことを気にしたかなと思えるようなところはありましたが、それはこちらの勘違いと思えるほど 一瞬のことでした。 ユダは「マイゴッド」と叫びながら下手にはけていきました。 演出としてこれはありかもと思える終わり方でした。 本当に頭がだめになったような雰囲気で走り去っていったので、 観客の前では生きてたけど、どこかでのたれ死んでそうな雰囲気でした。 役者、スタッフとしては青ざめるような事態だったとは思いますが、こちらは珍しいものを見たと少々 得した気分です、ごめんなさい。 (帰りがけに真っ先に母親にメールをしたら、「見たかった」と叫ばれました、そんな親子です)
 でも、それを除いても、今日座った席がユダを見るには得等席だった事を除いても、 今日の芝さんのユダは絶品としか言いようがないものでした。 神経が研ぎ澄まされたような雰囲気がたまらない。 動き一つ一つに緊張感が漂っていて、照明が当たっていなくても、歌っていなくても、それどころかほとんど動いてなくても 思わず目が行ってしまう。 「彼らの心は天国に」のあとしばらく上手でうずくまっていますが、そのときからすでに目が離せなくなっていました。 絶対何かが乗り移ってるって! それまではどこか押えたようなところがあったため、「スーパースター」は本当に圧巻でした。 両手を広げて「磔」を揶揄するようなところがきれいというか、かっこいいというか。 ジーザスが十字架を背負って歩いてる途中、足元がよろめいて倒れる。 そのとき一瞬、今までのユダとスーパースターのユダが重なる。 それ以外は本当に何かが爆発するような迫力で・・・ああ、かっこいい!!
 今回は前方の席だったことも手伝って、芝ユダに釘付けでした。 素晴らしいという言葉以外、見つからない。 本当に、見るたびに切なさと痛々しさ、そして迫力が増して行きます。
 群集は、少しまともになっていました、あくまで「少し」。 なんだろうな、個人的には皆さんうまくなってると思うんですが、全体的な「うねり」みたいなものは 未だに感じられませんでした。 次回は1階席ではないので、全体を眺めつつ考えたいです。 マリアと和解するのは諦めました。 無理だ、こりゃ。 私にとってジーザスというのは「ジーザスとユダ」「群集」「マリア」という3大要素を持つ作品です。 そんなわけで、どうも盛り上がれません。 司祭様たちは相変わらずブラボーなんですけどね・・・・。
 とにもかくにも「芝さんかっこいい!」としか言いようがありませんでした。 ジャポネスクでも見たいよー(T_T) (2004/07/19)

スルース 劇団四季/四季劇場(自由)
04.07.18
 日下さんのアンドリューが好きだったのでどうなるかと思っていましたが、 広瀬さんと下村さんの力関係がつりあっていて、面白かった。 前回の公演より今回のほうが好き。

レ・ミゼラブルin CONCERT 東京芸術劇場(中)
04.07.10
 レミゼコンサート、2回目です、って、これが最後なのですが。
(ジーザスより面白いよ・・・どうにかしてくれ今期のジーザス、 何度も言うけど私はあらゆる物語の中でジーザスが一番好きなんです) (2004/07/10)

ジーザス・クライスト=スーパースター
(エルサレムバージョン)
劇団四季/四季劇場(秋)
04.07.03
 ・・・帰ってきてからこの間見た母上と愚痴り大会・・・・・。
 結局、芝さん、柳瀬さん、藤田さん、夏木さん、それからカヤパ様たちには文句ありません。 (母上と「カヤパ様たちの出番が少ないことがこんなに残念だったことはない」という結論に達しました)

 で、以下具体的な苦情(笑)。
・マリアについては私の思い入れが強すぎるせいもあるのかもしれませんが・・・(母上にもそういわれた)。 「声に感情が乗っていない」「存在がどこか崇高」というのが問題かと。 前者はともかく、後者は別の役では生きると思うけど、マリアでは致命的・・・・。
・台本のト書きにあるとおりに動いている。 (代表例・「何が起こるか教えたまえ」で退場する群衆、「歩いて下手に退場」。 ジーザスのことを三度知らないと言ってマリアのところに行ったペテロ、「マリアの前でひざをつく」。 これははっきり覚えてる)
・「ジーザスの神殿」、雑多さがゼロ。
・「最後の晩餐」、ジーザスとユダの演技、心に染み入るような透明感を持ったコーラスで泣こうとするが、 コーラスがあんまりにもあんまりなんでずっこける。 あ、ジーザスとユダの演技は文句ないです。
・鞭打ちの前のシーンでジーザスに走り寄ろうとするが兵士に阻止される群集・・・というストーリーのはずなのに 兵士のところまでしか走っていかない群集。 (ジーザスのところまで行く気がないというかさ・・・・ジーザスより兵士に気を取られてるというかさ・・・・)
・「スーパースター」で群衆が止まっているところから動き出す瞬間。 静と動の落差がほとんどない。 止まってるとき「休んでる」せいではないかと推察。 (緊張感を持って止まってればああなるはずないんだよ・・・)

 大体こんな感じかな。 初日からたいした進歩はありませんでした。
 今回気になったのは・・・ええと、マリア、実はルックスはかなり好みです。 浅黒い肌とエキゾチックな顔立ちはなかなか魅力的。 ただ、歌が・・・。
 半場さんはねえ、かわいそうだと思うよ。 今日は週明けのキャスティングでは下村さんだったんだから (せめて週明けから半場さんだといっててくれれば心構えも違ったのに、こっちが)。 それ差っぴいても、記憶にある半場ヘロデのほうが好きだ。 もっと駄々っ子になって、それで突っ走って欲しい。
 個人的本日つぼにはまったシーン。
 最後の晩餐の芝ユダ。
 ジーザスにすがるように首を振ったシーン。 やっぱり、彼は「ジーザスに」引き止めて欲しかったんだろう。
 ユダの口付けを受け入れる前のジーザス。 全てを受け入れるように静かに眼を閉じた姿、静かだからこそ印象深い。
 大変好きな作品です。 だからどうしてもうるさくなってしまう。(2004/07/03)

レ・ミゼラブルin CONCERT 東京芸術劇場(中)
04.07.02
 平日だったのでいけるかどうかぎりぎりまで分からなかったのですが、行って来ましたレミコン初日! というか、今日のチケットを無駄にしたらファンから祟られる(笑)。 ちょっと仕事が片付かなくて泣きたかったのですが、でも、行ってよかった! 本当にすっばらしく良かった!(2004/07/02)